社会学部 社会文化システム学科 (2024年3月卒業)NDさん
在学中の留学経験について
✿在学中の留学経験✿
①2年次:短期語学セミナー(カレッジ・オブ・ザ・デザート、アメリカ)
②3年次:協定校語学留学(ディーキン大学、オーストラリア)
✿語学力✿
入学時:TOEIC 485点 ⇒ 卒業時:TOEIC 805点
✿留学を目指すことになったきっかけ、留学時の目標✿
私が留学に参加したいと思ったきっかけは、幼少期に仲が良かった帰国子女の幼馴染の存在でした。英語を流暢に話す姿に強い憧れを抱き、いつか私自身も海外で生活し、英語を流暢に話せるようになりたいと強く思っていました。
大学入学と同時にコロナ禍に見舞われ、留学の夢を一時諦めかけましたが、いくつかのオンライン授業を通して、海外の学生と交流する機会がありました。その中で、英語を用いて人と繋がることの喜びや、異なる価値観に触れる新鮮さに魅力を感じ、更に留学への思いが強まりました。そして、大学3年生の秋にようやく渡航する夢が叶いました。
実際の留学では「現地の人々と積極的に関わり、英語力を実践的に高めること」を目標とし、地域のイベントやアクティビティなどにも積極的に参加しました。漠然とした目標ではありましたが、それが常に私の行動の原動力となり、結果的に多くの貴重な経験を得ることができました。また、帰国後にはTOEICスコアの大幅な向上という形で、成長を実感することができました。
✿語学勉強方法(参加して良かった学内講座等)✿
実際に取り組んで効果を感じた英語学習法は、主に二点あります。
第一に、「LEAPプログラム」への参加です。このプログラムは、IELTSスコアの向上を目的としたカリキュラムで構成されていましたが、それ以上に、海外の大学で求められるアカデミックスキルや実践的なスピーキング力を総合的に鍛えることができました。特にスピーキングの授業では、ネイティブの講師による指導のもとで、日常会話だけでなくアカデミックな内容についても英語で表現する練習を重ねることができました。
第二に、海外で実際に使われている参考書や教科書を活用した自主学習です。英語圏の教材は、現地のネイティブスピーカーが日常的に使う表現や、リアルな場面設定に基づいた会話が多く含まれており、実用的な語彙や自然な言い回しを身につけるのに非常に効果的でした。こうした教材を使うことで、大学での試験対策だけではなく、実際に現地で通用する英語力を養うことができたと考えています。
✿参加して良かった学内イベント(国際交流イベント等)✿
TGLプログラム
✿留学から得られたもの、成果✿
留学から得られたものは英語力の向上と、多様な価値観に触れることにより得られた視野の広がりです。
第一に、英語力については、多くの人が留学の中で一番大きな目的として掲げる点かと思います。実際に現地で生活することで、教科書や授業では得られない実践的な語彙や表現に触れる機会が増え、英語力は自然と伸びやすくなると感じました。ただし、どれだけ成長できるかは、最終的には自分の行動次第であることも強く実感しました。「積極的に話しかける」、「現地のイベントに参加する」、「日常的に英語を使う努力を怠らない」など、自ら行動することが語学力向上の鍵だと感じました。
第二に、多様な価値観と視野の拡大です。留学中は、文化や習慣の違いからくる誤解や、予期せぬトラブルに直面することも多く、驚きの連続でした。しかし、そうした困難を一つひとつ自分の力で乗り越える過程で、自分の考え方や物事の捉え方が大きく変わり、以前よりも柔軟かつ客観的に物事を考えられるようになったと感じています。
✿今振り返って、学部生時代に取り組んでおけば良かったと思うこと✿
私が大学生活の中で取り組んでおけばよかったと感じているのが、English Community Zone(ECZ)への参加です。入学当初は新型コロナウイルスの影響により対面での活動が制限されていたことに加え、当時の私は、英語を話すことに対して恥ずかしさや自信のなさを感じていました。そのため日常的かつ自ら積極的に英語を使う環境に入り込む勇気が持てず、最終的にECZへの参加はできませんでした。しかし、実際に留学を経験した今だからこそ、ECZのように英語を日常的に使いながら学べる環境がとても貴重だったと感じています。特に、いきなり留学という大きな挑戦に踏み出す前の段階として、身近なキャンパス内で英語に慣れる機会を持つことは、心理的なハードルを下げ、自信をつける上でも非常に良い学習方法だったと思います。語学の習得には文法や語彙の学習に加え、実際に「使ってみる」経験が不可欠です。そのような実践的な機会をもっと大切にし、積極的に活用すべきだったと、今では強く感じています。
卒業後の進路:就職
✿現在のお仕事✿ 株式会社JTB
現在の職務では、主に大学をお客様として、学部研修や留学など、多様な海外渡航プログラムのサポートを行っています。具体的には、フライトの手配や説明会の実施、出発当日の空港でのアテンドなど、渡航前・渡航中・帰国後にわたる業務全般を担当しています。
✿この就職先を選んだ理由✿
私は大学時代に留学経験を通して培ったスキルを活かせる仕事に就きたいと思い、就職活動を行っていました。50社を超えるさまざまな企業を調べ、自身の英語力を活かせる会社や経験を活かせる会社を見てきましたが、その中で、学校と強く繋がりを持ち、留学といった機会を「提供する側」として活躍できる株式会社JTBに出会いました。
初めは旅行会社として知っていましたが、調べるにあたって色々な事業を行っていることが分かりました。その中の一つとして、海外での修学旅行の実施や大学での留学サポートの業務があることを知りました。そこで自身の英語と経験の両方を活かすことができると考え、就職先として選びました。
このような思いを持って株式会社JTBを選び、幸いなことに現在の職務は留学のサポートをさせていただいています。その中では、英語を使う機会や自身の留学経験から渡航するお客様へ案内する時など、とても多くの面で自身のスキルを活かせています。
✿就職活動中に留学の経験をどのようにアピールしましたか?✿
就職活動では、留学中に自ら積極的に行動した経験と、それに伴って得られた成長を中心にアピールしました。
留学先では、語学の習得だけでなく、現地の人々と積極的に交流することを意識し、多様な文化や価値観に触れる機会を自ら作り出すよう努めました。具体的には、現地の友人に誘われてさまざまな場所を訪れ、日常会話だけでなく、異文化理解やコミュニケーション力の向上に努めたことを話しました。こうした行動は、自ら環境に飛び込み、主体的に学ぶ姿勢を示すものとして、面接官の方からも高く評価されたと感じています。
加えて、留学の成果を客観的に示すため、TOEICのスコアアップという数値的な成長も提示し、自分の努力の具体的な成果を裏付けることができました。成長の過程を数字で示せたことは、説得力を高めるうえで非常に有効であったと感じています。これらの経験を通じて、自分自身がどのように挑戦し、困難を乗り越えてきたかを具体的に伝えることができたことが、就職活動の大きな武器となりました。
✿大学での学修や留学経験が、今の仕事にどのように活かされていますか?✿
私の現在の仕事は、自身の留学経験を直接的に活かせる内容となっています。留学中に訪れた様々な場所や、現地での生活に関する具体的な知識はもちろん、渡航前の準備や手続きに関する経験も、日々の業務において非常に役立っています。例えば、渡航に必要なお金の管理手段や通信手段の選び方、現地大学へ提出する書類の書き方など、実際に経験したからこそ理解できるポイントを活かすことができています。
また、留学を通じて向上させた英語力は、現地機関の関係者と連携する業務において大きな強みとなっています。実務では、海外担当者との英語でのやりとりや英文書類の確認など、日常的に英語に触れる環境であるため、自身の英語力を大きく活かすことができています。総じてとなりますが、現在の業務は、留学を通じて培った経験や語学力を直接的に活かせる場であり、非常にやりがいを感じています。今後もこれらの強みを磨き、業務に励んでいきたいと考えています。
✿今の仕事の「やりがい」を教えてください✿
私の部署では、年間1,000人を超える学生を海外へ送り出しています。学部ごとの短期研修や中長期の留学、語学研修など、そのプログラムの内容は多岐にわたりますが、多くの学生が「海外で学びたい」「視野を広げたい」という希望や憧れを胸に、渡航を決意しています。学生一人ひとりの思いや背景は様々であり、渡航前の不安や渡航中のトラブルなどを解消できるようサポートを行い、無事に送り出せたときには、大きな達成感を感じます。
また、海外で様々な経験を積み、帰国する学生たちの姿を見るたびに、私自身も大きな刺激を受けています。かつて自分自身が同じように、希望と不安を抱えて留学へ挑戦していたことを思い出しながら、今は支える側として学生たちをサポートしており、自分の経験が誰かの挑戦を支える力になっていることに、大きなやりがいを感じています。
今後もより多くのお客様に安心して渡航していただけるよう業務に取り組んでいきたいです。
✿あなたの就職先への就職を目指している後輩へアドバイスをお願いします✿
株式会社JTBが提供しているのは、単なる旅行商品ではなく、現地で生まれる「思い出」や「人との交流」といった、目には見えない体験そのものの価値です。形のないサービスだからこそ、その一つひとつは多くの要素から構成されており、社員それぞれがこれまでに培ってきた経験、知識、語学力、更には人との関わりの中で得た気づきや感性までもが、一つの商品を形づくっています。
大学生活は、人生の中でも限られた、かけがえのない時間です。その中での何気ない日々の活動や、海外での小さな体験が、将来、お客様にとって忘れられない体験を生み出す力になることもあります。だからこそ、学生時代にはぜひ、自分の興味のあることに積極的に挑戦し、幅広い経験を積んでください。その経験が、将来この業界で働く際に、あなたの大きな武器となるはずです。あなたが学生生活の中で多くの経験を積み、その力を糧に、私たちと共にお客様へ価値ある体験を提供できる日をお待ちしています。