第13回:金井康博さん(工学部土木工学科 1997 年卒業)


大学を卒業して社会人となった今、大学生活でのつながりをもっと大切にしていくべきだったと、実感しています。

現役の皆さんも早く気付いて欲しいです。

今の仕事に就いてから知った意外な事

 行政の仕事は多岐にわたり広い分野であります。そのため市民からの相談も色々であるため、自分のスキルも幅広く見識を高めておかなければなりません。

自分の知らない行政サービス、公共施設がありました。また、行政の縦割りを目の当たりにしたことです。

縦割りがあるとは聞いておりましたが、市民が相談しに行った際にあちこちの部署へ相談しに行かなければならないことを再認識しました。

今の仕事に必要な資格・スキル等

持っていなくても大丈夫です。土木施工管理技士、行政書士、弁護士、宅地建物取引士を持っていれば良いなとは感じています。しかし持っていれば市民からの信頼度はアップします。

そして市の職員としっかりとした議論を交わすことができます。社会人になってからでは資格を取るための勉強時間はほとんど取る事ができないと思います。

学生の間に取れる資格は取っておくことをお勧めします。


今までで印象に残っている仕事・忘れられない仕事

 大学で学んだ都市計画の重要性を発揮できたことです。

行政主導の区画整理事業において進捗度を高めるために独自に現地調査をし、新たな道路建設を議会で提案。賛同をいただき工事実施に動いたことです。

自分の活動で「まちづくりを動かすことができた」と、他の仕事ではできない経験が出来ました。

自分の転機となった出来事

私は転職を2回しております。卒業後は全国展開する会社で土木工事の現場監督になりました。

結婚し子どもができ定住を考え、実家のある地に戻り転職をしました。転職した会社は建設機械のレンタルをしている会社でした。

そして市議会議員選挙に立候補し議員となりました。それぞれの仕事の中で、東洋大学の卒業生の方々とお会いすることが出来ました。

そして困っているときは相談に乗っていただき、後押しをしていただきました。同窓会組織があることで繋がることが出来ました。

仕事を通して見えたこと

 自分一人でできることは限られています。困ったときに助けていただけるのは、同僚、上司、部下かもしれません。

そのほかにも大学での同期、先輩、後輩がいます。私はこれらの方々に助けていただきました。

人とのつながりがとても重要であると認識しました。皆さんも大学での仲間を大切にして欲しいと思います。

議場にて