理工学フォーラム2015 開催報告
理工学フォーラム2015を開催しました
11月28日、2014年の理工学研究科への改組後初となる、理工学部と理工学研究科における学生の研究発表やポスター発表による教育研究内容の紹介を行いました。
主に校友の方々を対象とした基調講演での現在の理工学部を取り巻く環境とその対応状況説明、理工学部教育の実践例についての報告と各学科の同窓会、同時平行で在校生を対象としたグループワークや企業によるパネルディスカッション・企業個別ブース相談を実施しました。
当日の来場者を一同に会し、学生・卒業生・企業・教職員による交流会を催しました。
その模様をご報告いたします。
研究発表
開催に先立ち神田副学長と秋山理工学研究科長の挨拶がありました。
大学院生による口頭発表11件と、大学院生と学部生によるポスター発表70件が行われました。
研究発表
ポスター発表
講評
研究発表に対して、コメントをいただきました。
「仕事をしていく上で、常に目的や目標が問われる。社会的背景や何のための研究なのか、考えながら取り組んでいる姿勢に好感が持てた。」
「英語の発表も含め、実に色々なことに取り組んでおり、頼もしく感じた。海外赴任してもっと学生のときに英語を学んでおけば良かったと感じたが、このような発表の機会を与えられて取り組んでいることは、本当にうらやましく感じる。日本の生産が減っており、安さではなく技術力とグローバル化で勝負する必要がある。面白いと思うことを進めて欲しい。」
「実験の結果や調査検討した結果を、コンパクトにまとめてうまく説明するという作業を繰り返すのが社会で求められる。こういった発表のトレーニングをするのは大事である。今回のように様々な専門分野の聴講者がいる場合、最初に目的や役立つ部分を噛み砕いて説明するように心がけると良い。」
わくわく感溢れるキャンパスの創生
寺田信幸理工学部長
(生体医工学科 教授)
縮小社会の将来像に向き合う建築学科の取り組み
藤村龍至(建築学科 講師)
基調講演
基調講演は、寺田理工学部長と藤村建築学科講師が担当しました。
課題解決ワーク パネルディスカッション・業界説明 企業別ブース相談
課題解決ワークは社会人基礎力の養成を目的とし、約100名の参加学生を班分けして、課題解決のためのグループワークを実施しました。
パネルディスカッション・業界説明においては約140名の学生が参加し、求める人物像や働き方、業界動向の説明を、各業界の人事担当者より伺いました。企業別ブース相談では、パネルディスカッション等を受けて、より具体的な事例を企業別に分かれて話を伺いました。
交流会
交流会において、学生・卒業生・企業・教職員の親睦を図るとともに、優秀発表(来場者のアンケート結果を集計)の紹介を行いました。
優秀発表者は以下の方々です。
優秀発表
・ベストリサーチ コンクリート用表面含浸材の塗布量最適化に関する実験的検討
石川健児 都市環境デザイン専攻
・ベストリサーチ 遺伝子破壊酵母を用いたトリコテセン簡易検出法
田中 彰 バイオ・応用化学専攻
優秀ポスター発表
・福祉ロボットのための剛性と可膨張性をあわせ持つアーム
石橋 茜 機械工学科
・運動解析によるロケットの空気力測定試験
大橋 哲 機械工学科
・台風からリンゴを守る
松本 浩乃 生体医工学専攻
・小型レーザードップラー血流計を用いた耳朶皮膚血流量の計測
臼井 龍徳 生体医工学専攻
・複数の静止衛星を用いた波源位置推定手法に関する基礎検討
関 佳一 電気電子情報専攻
・超軽量の電磁共振結合モータの基礎研究
菅澤 佑太 電気電子情報専攻
・多孔質ガラスを使用した化学センサの開発: ザルツマン試薬含浸NOxセンサ
高橋 映奈 応用化学科
・極限環境微生物の探索と応用
片岡 いずみ 応用化学科
・コンクリート打継部の性能向上方策に関する実験的研究 -せん断特性-
山崎 大輔(代表) 都市環境デザイン専攻
・薬剤を混合した抗圧構造物の強度評価について
野澤 宏斗(代表) 都市環境デザイン学科
・DESIGN OF A MOBILE ISOLATION, DIAGNOSIS AND/OR TREATMENT UNIT
(2015 UIA-PHG International Student Competition 応募作)
関根 大起(代表) 建築学科
・灯(ともり)のうちそと
柴野 夏初(代表) 建築学科