2025年常磐大学8月オープンキャンパス
法律行政学科橋爪ゼミナール presents
模擬裁判
イラストレーター
vs. 生成AI
模擬裁判
イラストレーター
vs. 生成AI
・民事裁判は訴える側が原告,訴えられた側が被告となります。この事件では「しゅりんぷ」が原告、AI業者が被告です。
・実際の裁判は以下の流れで行われます。この模擬裁判では大幅に簡略化します。
・民事訴訟法では次の2つの重要原則があります。
①処分権主義
訴えるかどうか,訴える内容,和解や訴えの取下げによって訴訟を終了させるかどうかは当事者に委ねられています。民事上のトラブルは裁判にならずに終わることも多いですね。
②弁論主義
主張や証拠の提出は当事者の責任とされ、裁判官は当事者が出した主張や証拠に基づいて判決を下します。
つまり,真実を追求する刑事裁判と異なり,民事裁判は対等な機会を与えられた当事者による弁論の結果で勝敗が決まります。今回の模擬裁判では実際にみなさんが裁判官の一員として判断してもらいます!
4-1.原告の証拠
・AIが生成した画像は、しゅりんぷのイラストと構図、テーマ等にいくつかの類似点あり
・2019年を境に売り上げが明らかに下がっている
→生成AIによってオリジナリティを搾取され、唯一無二性が失われたことによって売り上げが低下した
4-2.被告の証拠
・2019年頃に生成AIの普及が始まる
・同時に原告の売り上げが低下
→生成AIの普及によりイラストを作る人が増えたため売り上げが低下した(被告の生成AIがイラストを生成したことが、原告の売り上げ低下の直接的な原因とは言えない)
5-1.原告側の証人尋問
5-2.被告側の証人尋問
6-1.被告側の鑑定人
6-2.原告側の鑑定人
6-3.両者の主張まとめ
★☆★参考文献(この模擬裁判は以下の文献を参考にしています)★☆★
・上野達弘・奥邨弘司編『AIと著作権』(勁草書房,2024年)
・作花文雄『詳解著作権法(第6版)』(ぎょうせい,2022年)
下のフォームから原告・被告どちらの主張が説得的であったか,投票してみよう!
投票開始後にフォームに入力できない人は紙の投票用紙を受け取ってください。