地方の起爆剤はアトツギ?
VCで酒屋後継者に聞く、
岡山を活性化するコミュニティの裏側
-地域に「価値変容」を起こすアトツギ・スタートアップ生態系の創り方 -
地方の起爆剤はアトツギ?
VCで酒屋後継者に聞く、
岡山を活性化するコミュニティの裏側
-地域に「価値変容」を起こすアトツギ・スタートアップ生態系の創り方 -
地方創生の鍵を握るのは、事業承継の「枠」を飛び越え、地域で新たな挑戦を続ける「アトツギ」たちかもしれません。
なぜ今、アトツギが地方のスタートアップの担い手となりうるのか?
挑戦するアトツギの「生態系」を知り、彼らが成長するために必要な支援とは?
創業支援を担う自治体・地方VCの皆様、そして地方活性化に貢献したいコンサルタント、士業、DX支援などのサポーターの皆様に向け、挑戦と熱狂を生み出し、地方にインパクトを与えるための具体的なヒントを提供します。
登壇者
株式会社 若林平三郎商店
代表取締役社長
若林 美樹 氏
1989年生まれ、岡山県倉敷市出身。株式会社若林平三郎商店/株式会社心囃子 代表取締役社長。
大学卒業後、大手金融機関等に勤務。2016年に東京からUターン。飲食事業を担当後、不動産仲介業・FCエリア本部事業を立ち上げ。
2024年8月代表取締役就任。創業164年、運輸・飲食・不動産事業を3本柱に地域と時代に応える企業運営を目指す。第4回アトツギ甲子園ファイナリスト、地域アンバサダー。
瀬戸内と株式会社 共同代表パートナー
株式会社COMPUS 代表取締役
有限会社藤田酒店 アトツギ
藤田 圭一郎 氏
岡山市出身。2012年家業の業務用酒販店にアトツギとして入社後、新規事業立ち上げに従事する傍らで複数社を起業し、現在は地方学生向け長期インターンサービス「COMPUS」の運営に注力。2016年から岡山でスタートアップ文化の定着を目指し、2021年にはVCファンド「SetouchiStartups」を創業し、瀬戸内のシード期スタートアップに投資を行う。また、瀬戸内のスタートアップやアトツギを紹介する映像メディア「セトフラ」のMCも務める。2024年にForbes Japanスモール・ジャイアンツ イノベーター選出、2025年アトツギ甲子園で企業賞とオーディエンス賞をダブル受賞。
ベンチャー型事業承継とは
若手後継者(アトツギ)が世代交代を機に、先代から受け継ぐ有形・無形の経営資源を活用し、新規事業、業態転換、新市場参入など、新たな領域に挑戦することで、永続的な経営を目指し社会に新たな価値を生み出すこと。
「ベンチャー」といってもIPOやバイアウトを目指すことだけではありません。アトツギが地域に根を張り、企業永続のために、小さな挑戦を重ねることこそがベンチャー型事業承継の定義です。
アトツギベンチャーとは
引き継いだ会社を存続させるために、さまざまなスタイルで成長させている経営者をアトツギベンチャーと定義しています。
なぜ"後継者支援"が必要なのか?
今後の会社を担うのは後継者
先代と後継者の断絶
同族承継の場合、先代との軋轢やコミュニケーション不足などが原因で、事業承継そのものが成就しないケースが少なくありません。
未来のための承継
家族の問題として扱われる問題について、両者を理解した第三者が、未来を担う次世代の後継者をサポートする必要があります。