当社では、主に新築マンションなどの「仮設工事」「土工事」「コンクリート工事」を行っています。
「鳶工(とびこう)」「土工(どこう)」と呼ばれる職人として、首都圏の様々な建築現場で仕事をします。
〔鳶工〕仮設工事・その他
〔土工〕土工事・コンクリート工事・仮設工事における鳶工の手伝い・その他
のように担当する工事が決まっています。
簡単に言うと、それぞれ次のように説明することができます。
〔仮設工事〕町で皆さんもよく見かける「足場」などを組立・解体する工事
〔土工事〕建物を地下で支えている「基礎」を作るための工事
〔コンクリート工事〕マンションなどの建物そのものである「コンクリート」を打設する工事
●仮囲い
工事現場内に関係者以外が立ち入れないようにしたり、危険防止や盗難防止のための“仮の囲い”を「仮囲い(かりがこい)」と言います。
仮囲いには「フラットパネル」「ガードフェンス」「シート」等がありますが、単管パイプで骨組みを組み立て、それぞれの囲いを取り付けます。
●足場
足場を用途別に分けると、新築の建物そのものを建てる際に必要な「躯体工事用」、建物の外装や内装に必要な「外装工事用」「内装工事用」などがあります。
足場は、工事現場で働く様々な業種の職人が通行したり作業したりする「通路」「作業床」といった役割がある為、危険な箇所がないように安全に組み立てます。
また、足場がその役目を終えたときに行う足場解体の作業も行います。
●タワークレーン
新築マンションやビルの建築が進んでくると、必要な資材は現場に据え付けられた「タワークレーン」を使って揚重・移動します。
このタワークレーンをクレーン業者さんと共に組み立てたり解体する作業も行います。
●根伐・山留・砕石事業・埋戻し
バックホウと呼ばれる重機とともに地盤を掘削することを「根伐(ねぎり)」と言い、オートレベル等を使って図面通りの寸法・深さになるよう注意して掘り進めます。
また、掘削壁面が崩壊する恐れがある場合には、横矢板などを使って「山留(やまどめ)」を行います。
その他にも、掘削した根伐底の地盤を固める為に砕石を敷き、ランマーを使って転圧する「砕石地業(さいせきじぎょう)」や、“基礎”ができたあとに土を戻す「埋戻し」といった作業があります。
●その他
埋戻し後、土間下に防湿用のポリエチレンフィルムを敷いたり、断熱用のポリスチレンフォームを敷いたりする仕事もあります。
●コンクリート打設
RC造(鉄筋コンクリート造)の「基礎」や「躯体」のコンクリートを打設します。S造(鉄骨造)でも、「基礎」はRC造であることが一般的です。
躯体コンクリート打設では、「柱」「壁」「梁」「床スラブ」などに生コンクリートを打ち込みます。
役割としては、①スラブ上でバイブレータを持ってコンクリートを打ち込む人(2~3人) ②スラブ上で鉄筋などに付着した生コンをブラシで清掃する人(1人) ③スラブ下で柱や壁の型枠を木槌で叩いたり、ハンドバイブレータで振動を与える人(3人) が基本です。
圧送工さんや土間工さんなどの他業者さんとも連携を取りながら、協力して良いコンクリートとなるように頑張ります。全ての連携がしっかり取れていると、複雑な形状のコンクリートもちゃんと打設することができます。