宝塚医療大学保健医療学部
包帯法では、巻き方の修得とともに、施術時の人体に対する包帯の圧力を把握できる能力が重要である。他人や自身での練習では、時間や部位に制限が生じるため、練習器の活用も効果的であると考える。練習機器において施術面積全体の圧力を数値化、可視化、可聴化できると、学習者にとって具体的で、理論的な学習に有効であると考える。そこで、空気圧や歪みセンサーなどに比較して、簡便で原理も理解しやすく応用もできる電気容量を利用したセンサーの開発のための研究をおこなった。特に実感を高めるために柔軟性のある材料とその構造、且つわずかな圧力の差を大きな電気容量の差として捉えるための実験を中心に研究をおこなった。
キーワード:包帯法練習器,圧力センサー,可視化,電気容量,柔軟性