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Proc. TUMH vol.6
宝塚医療大学紀要 第 6 号; 15-27, 2019

深層Q学習による開脚立位時における微小動揺に対するコンピュータシミュレーションの一つの試み

富松美咲[1]・橘浩久[2]・ 細見亮太[3] ・大西智也[2]

[1] 倉敷芸術科学大学大学院人間文化研究科

[2] 宝塚医療大学保健医療学部

[3] 仁寿会石川病院リハビリテーション部

深層Q学習を利用して,開脚立位の人体変動の計算機シミュレーションを試みる。この目的を遂行するために,身体の鉛直に対する傾き角の運動方程式を構築し,さらに,入力層,3 つの隠れ層,および出力層をもつニューラルネットワークを構築する。ネットワークの入力層は,角度,角速度,角加速度,アクティブトルク,トータルトルク,およびアクティブトルクの生存時間のデータが入力される 6 つのノードから構成される。3 層の中間層の任意の1層は 36 個のノードからなり,各ノードは活性化関数としてReLU関数をもつ。出力層は,出力データがエージェントのアクションを決定する6つのノードで構成される。エージェント (仮想的な人間) がニューラルネットワークによる学習とQ学習を完了したのち,ニューラルネットワークの重みパラメータは最適値をとる。これらのパラメータを用いて,我々は,エージェントに対する角運動のコンピュータシミュレーションを実行する。最後に我々は,シミュレーションと測定で得られた結果の類似点と相違点,および本研究の今後の課題について議論する。

キーワード:強化学習,ニューラルネットワーク,深層強化学習,深層Q学習,開脚立位動揺,コンピュータシミュレーション

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