最新情報

学校説明会で学系の詳しい紹介を行います。(R3.8.18)

オリンピック・パラリンピックの広報協力を行いました(R3.8.8)

校内で卒業制作展を開催しました。(R3.3.25)

芸術系 美術・工芸の特色

 本校では社会に出るにあたっての総合的な基礎教養を大切にしています。そのため、1年次には美術Ⅰ/工芸Ⅰの授業のみですが、2年次以降に専門科目の授業が本格的に始まります。これにあわせ、素描補習も継続的に行います。

 また、美術や工芸の部活動に加入し、活動することで、授業で学んだ技術、知識、感性等をより深めたり広めたりすることができます。総合的に高いレベルの表現力等を培うのであれば、このような部活動に加入し活動することを強くお勧めします。


 美術・工芸・デザイン・教育などの大学に、毎年高い合格率で進学しています。学びを深め理想的な進路実現をするために、独自の進路行事や、大学や専門学校、美術予備校と連携する学習の機会があります。


広く深く、美術工芸を学ぶ 

 県展や高校美術展全国大会、各種コンクールに入選、入賞しています。夏休みの講習会では東京芸術大学をはじめとした美術大学に進学した先輩達の指導を受けることができ、より実践的な力が身につきます。美術館に展覧会を観に行ったり、演劇を鑑賞したり、専門の外部講師による集中講義でアートに対する視野を広げていくのも特徴といえるでしょう。


 美術大学との連携を深め、アーチストやデザイナーの教授陣による特別講義や学科、専攻別の説明会を伊奈学園独自に実施するなど進路支援に力をいれています。
 美術系の大学は倍率が高く、どの学校も合格することが難しいのですが、現役、一浪で希望を叶える生徒がほとんどです。

 アートやデザインなどクリエイティブを一生の仕事にしていくという強い意思と自分の力を信じることが必要です。また、実技だけ優秀というのも考えものです。英語、国語など学科の学習に対しても一生懸命取り組んでいくことが大切なことです。一度始めてしまうと後戻りはできませんから、自分の考えをしっかりと持って、ご家庭でも充分話し合って決めることをお勧めします。その上で入学しようとする生徒の皆さんには充実した3年間をお約束します。


3年間で専門分野をみつけよう

伊奈学園では2年次から「絵画」「彫刻」「ビジュアルデザイン」といった専門分野の授業が始まります。他の美術系高校にある「専攻」は決めず、3年間さまざまな分野で制作して、さらに深めたい分野を決めることができます。

授業ではそれぞれの基礎を学びます。また、年に2回程度自由制作できる機会があり、その時は基礎を踏まえて、自分で取り組みを選びます。在学中にさまざまな美術を学び、実践してから、3年次で進路選択をします。

油絵

油彩を使って描きます。F50号など大型の制作の他、テンペラも学ぶなど、絵画的な表現を追求します。

日本画

日本の伝統的な絵の具を使って制作します。F50号など大作にも挑戦できます。

彫刻

粘土による塑像を中心に、木紙、漆などを用いて立体の制作をします。

デザイン

平面構成をはじめ、ポスター、パッケージデザイン、プレゼンテーションなどを幅広く学びます。


学系紹介 芸美 芸工

約3分間の動画です.

芸術系美術芸術系工芸を合わせて紹介しています.

美術工芸.mp4

進路実績

多摩美術大学

油画学科 / 彫刻学科 / グラフィックデザイン学科 / プロダクトデザイン学科  / 環境デザイン学科 / 劇場美術デザイン学科/ 工芸学科 / 情報デザイン学科

武蔵野美術大学

油画学科 / 日本画学科 / 視覚伝達デザイン学科 / 基礎デザイン学科  

女子美術大学

日本画学科 / ヴィジュアルデザイン学科

東京造形大学

グラフィックデザイン専攻 / メディアデザイン専攻

日本大学芸術学部 デザイン学科

東北芸術工科大学

コミュニティーデザイン学科 / 企画構想デザイン学科 / 文化財保存修復学科

学習院大学 哲学科   東洋大学  哲学科   武蔵大学 ヨーロッパ文化学科

東京家政大学 造形表現学科

女子美術短期大学

桑沢デザイン研究所

総合デザイン科 / ファッションデザイン専攻 / 夜間スペースデザイン専攻

東京文化美容専門学校

(令和2年度)

在校生・卒業生より


 在校生より
 美術学系はほとんどの人が美術部に入部します。1年生から基礎となる素描力を向上させるためです。美術部には工芸学系の生徒もいて、金属工芸を中心に作品を作っています。もちろん美術学系の生徒も興味があれば工芸に挑戦することができます。美術部には「夏の合宿」や「いもほ祭」、「餅つき大会」など毎年楽しい行事もあります。個性的な先生方の指導のもと、ときには厳しいこともありますが、自分の夢に向かって日々作品に向かっています。美術・工芸学系は本当に美術が好きで好きでたまらないというような人の集まりなので、美術が大好きな方、ぜひ伊奈学園の美術・工芸学系に来て下さい。(2年次生)

卒業生より
 中学生の頃、美術をもっと学びたい、かつ勉強も疎かにしたくないという思いから、伊奈学園の美術学系の受験を決めました。伊奈学園の美術学系では、デッサンを始めとしてさまざまな技法を学ぶことができ、さらに美術以外の科目もバランス良く学べるので、将来の進路に関して多くの選択肢を持つことができました。

高校での3年間ではその後の活動の基礎となる考え方を身につけることができました。諦めないこと、あらゆる可能性を検討すること、できる限り良いものを作ること、前を向くこと。日々の制作、講評や相談の中で先生方に頂いた言葉の数々や、一緒に頑張る仲間たちと濃密な3年間を過ごしたことで、技術面だけでなく、精神面を大きく成長させることができました。

私は日本画学科を卒業後、来春から企業で企画職として働き始める予定です。どうやったらよりよいものがつくれるかを考え、実現させたらまた次の問題について考えるような仕事がしたかったので企画職を選びました。企画の仕事では、物事の本質を追求し、アイデアを生み出すことが求められます。私は自身のそういった姿勢は、伊奈学園の美術学系で培われたと感じています。

また、卒業生の伊奈学への思いが強いことも特長だと思います。卒業後それぞれの道に進んでも、各方面で活躍している先輩方、同期や後輩の姿を見ると、一層頑張ろうというモチベーションになります。卒業後も伊奈学園出身の方々とのつながりは強く、卒業生の方々と卒業年度を超えて一緒に展示をしています。

中学生の時に伊奈学園を訪れてから今に至るまで七年ほど経っていますが、伊奈学園の美術学系で学んだことは全て現在に繋がっており、私を前に進ませてくれていると感じています。

平成30年度卒業 武蔵野美術大学日本画学科 さん