Standing Stone(立石 裕二のホームページ)

**立石裕二(Yuji Tateishi)の研究成果(社会学)などを掲載**

最近、「アクターネットワーク理論と社会学研究会」という研究会を始めました! ご関心のある方はメーリングリストに登録させていただきます。以下のアドレスまでご連絡ください。

この研究会について:フランスの社会学者ブルーノ・ラトゥールと彼(ら)の提唱するアクターネットワーク理論について検討しています。モノと切断された近代的な「人間」観や「社会」観、それらの背後にある「人間/自然」「主体/客体」といった二分法を根底から覆そうとするラトゥールらの議論は、フランス国内にとどまらず、また狭義の科学・技術論にとどまらず、多くの社会学者や人類学者に影響を与えてきました。この研究会では、ラトゥールやアクターネットワーク理論にかかわる文献を検討し、その社会学的な展開の可能性を考えます。学説史・理論的なアプローチとともに、科学社会学・産業社会学・医療社会学・環境社会学・メディア論・イノベーション論・社会変動論での展開など、多様な観点から検討していきたいと思っています。

過去の研究会はこちら。(日本社会学会のホームページに掲載していただいたもの)
http://www.gakkai.ne.jp/jss/2017/02/20132711.php
http://www.gakkai.ne.jp/jss/2017/04/28125137.php

連絡先:y_ttis@yahoo.co.jp (立石 裕二、関西学院大学)

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本を出版しました! 読んでいただけると嬉しいです。

『環境問題の科学社会学』 →【詳細な目次出版社へリンクAmazonへリンク


自己紹介

立石裕二 (Yuji Tateishi)

連絡先: y_ttis@yahoo.co.jp

専門分野: 社会学(科学技術の社会学、環境社会学、科学技術社会論)。

 科学技術の社会学は、地球温暖化、開発と環境保全、クローン技術、食の安全、情報化社会、日本の技術力・国際競争力といったさまざまな現象をとりあげ、科学技術と社会のあるべき関係を考える社会学の一領域です。私が主に取り組んでいるのは、長良川河口堰やイタイイタイ病、化学物質過敏症などの環境問題です。これらの問題は、専門家であっても始めから帰結を見とおすのはむずかしく、日々の生活や社会のありかたに大きな影響をおよぼすため、専門家まかせにするわけにはいきません。かといって、私たち全員が十分に知識を身につけて対応していくというのも困難です。それでは、私たちはこうした問題とどう向きあっていくべきか。社会として意思決定する際、専門家による判断と民主的な討論はそれぞれどうあるべきで、どういう関係を結ぶべきか。こうした問いに取り組むのが私の研究課題です。

 大学では、以下のような内容で講義をしています(2009年度のシラバスより)。

「環境問題の社会学」
・外国産の農産物って本当に危ないの? :構築主義アプローチから見た安全性論争
・公害がいやなら引っ越せばいい? :被害構造論から見た工場公害
・自動車の排ガスは誰のせい? :受益圏-受苦圏論から見た生活型公害
・自然を守るには人の手はいらない? :生活環境主義から見た自然環境問題
・環境運動って楽しいの?楽しくてもいいの? :資源動員論のアプローチ
・環境が大事とわかっているのに、なぜ良くならないのか? :社会的ジレンマ論のアプローチ
・環境問題でお金をもうけるのは偽善的? :企業の社会的責任から環境ビジネスへ
・いくら反対されてもダム建設が止まらないのは何故? :組織社会学から見た環境行政
・私たちがバナナを食べると途上国の人が苦しむ? :内発的発展論から見た国際経済
・滅びるときは世界中みんな一緒? :地球環境問題をめぐる科学と国際政治
・石油がなくなったら私たちの生活はどうなるのか? :資源エネルギー問題と環境思想

 「科学・技術の社会学」
・洗濯機が普及して主婦の仕事は本当に減ったの? :技術決定論と社会決定論
・どうしてパソコンのキーボードはでたらめな配列なの? :経路依存・標準化・特許
・ノーベル賞をとると何かいいことがあるの? :近代科学の成立とリニアモデル
・病気があるから薬ができる?薬があるから病気ができる? :産学官複合体とイノベーション
・どうしてパソコンの初期設定はこんなに大変なの? :科学技術のブラックボックス化
・なぜ飛行機の事故はなくならないのか? :失敗学と組織社会学
・健康食品って本当に健康にいいの? :科学とニセ科学の違いを探る
・環境問題への対策は、証拠が固まるのを待っていては手遅れ? :リスク・不確実性・予防原則
・クローン人間をつくることは許されるか? :「自己決定」では済まない生命倫理の問題
・防犯カメラがあると安心?かえって心配? :監視社会と科学技術の権力性
・地球の気温が上がると、実際のところ私たちは何か困るの? :科学の存在被拘束性と再帰性
・川のことを一番よく知っているのは誰? :テクノクラシーと参加型意思決定

所属・略歴:

2006年4月  日本学術振興会 特別研究員(DC2、東京大学)
2007年4月  日本学術振興会 特別研究員(PD、東京大学)
2008年12月 
東京大学大学院人文社会系研究科 博士課程修了 博士(社会学)
2009年4月  関西学院大学社会学部 助教
2012年4月  関西学院大学社会学部 准教授
2017年4月  関西学院大学社会学部 教授(現在に至る) 

所属学会・資格等: 日本社会学会(2004年7月~)、環境社会学会(2005年6月~)、科学・技術と社会の会(2002年4月~)、Society for Social Studies of Science(2006年10月~)、科学技術社会論学会(2009年5月~)、専門社会調査士(No.1227)

立石 裕二の業績リスト(articles.html)(おもな論文の要旨付き)

Vectorのページ: http://www.vector.co.jp/vpack/browse/person/an039076.html