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屋久島世界遺産地域科学委員会のページ
2009年6月28日に「屋久島世界遺産地域科学委員会」が発足しました。→報道発表資料
このページは、第一回委員会で委員長に選ばれた矢原が、情報公開用に開設しました(2009年6月28日at鹿児島空港)。
 
「屋久島世界遺産地域科学委員会」の役割
世界遺産に登録された屋久島の自然環境を把握し、科学的なデータに基づいた順応的管理に必要な助言をします。具体的には以下の事項について検討します。
(1)屋久島世界遺産地域の保護管理に関する事項
(2)保護管理のための調査研究・モニタリングに関する事項
(3)その他目的のために必要な事項
 
世界遺産とは?
世界遺産とは、1972年のユネスコ総会で採択された「世界の文化遺産及び自然遺産の保護に関する条約」に基づいて登録された、人類が共有すべき「顕著な普遍的価値」(Outstanding universal value)をもつ不動産です。世界遺産には、文化遺産、自然遺産、複合遺産の3種類があります。
 
屋久島は「自然遺産」の4つの基準のうち、
(1)ひときわすぐれた自然美及び美的な重要性をもつ最上級の自然現象または地域、
(2)陸上、淡水、沿岸および海洋生態系と動植物群集の進化と発達において、進行しつつある重要な生態学的、生物学的プロセスを示す顕著な見本、
という2つの基準を満たすものとして登録されました。→屋久島世界遺産センターのページ
 
条約締約国は、登録時に評価された「顕著な普遍的価値」を維持するために、適切な管理を行う責任を負います。「顕著な普遍的価値」が失われたと判断された場合には、登録が抹消されます。屋久島世界遺産地域管理機関(下記参照)では、「顕著な普遍的価値」が維持されるように、科学的なデータに基づいた順応管理を実施します。屋久島世界遺産地域科学委員会は、この管理計画に助言を行います。
 
※屋久島世界遺産地域管理機関: 環境省九州地方環境事務所、林野庁九州森林管理局、鹿児島県、鹿児島県教育委員会、屋久町
 
いつまでに何をするのか?
2012年(平成24年)に開催される第36回世界遺産委員会で、保全状況について報告します。この世界遺産委員会に向けて、以下の点を検討する予定です。
(1)「顕著な普遍的価値」の再陳述
(2)管理計画の見直し
(3)気候変動への対応
(4)モニタリングにもとづく順応管理
このため、本年(平成21年)12月に第2回科学委員会を開催し、管理計画の基本方針について討議を進めます。
また、第3回科学委員会(平成22年6月以降)までに、自然環境モニタリング計画案、屋久島世界遺産管理計画(見直し)案を作成します。

これまでの検討内容
◎平成21年度第2回屋久島世界遺産地域科学委員会(
2009年12月18日http://www.env.go.jp/park/kirishima/ywhcc/wh/kagaku2.htm
平成22年度第1回屋久島世界遺産地域科学委員会(2010年7月28日)http://www.env.go.jp/park/kirishima/ywhcc/wh/kagaku3.htm
第一回ヤクシカワーキンググループ(2010年10月15日
 ヤクシカの密度とその生態系・生物多様性への影響について、現状認識の共有化をはかりました。また、各関係機関から、とりくみの状況・今後の計画についての報告を受けました。
 議事概要と配布資料は、九州森林管理局のウェブページ、で見ることができます。
◎第二回
ヤクシカワーキンググループ(2010年12月23日)・平成22年度第二回屋久島世界遺産地域科学委員会平成22年12月23日
 主要な配布資料をサブページ201023に置きました。