□日時:‪2016年3月26日(土)‬、‪27日(日)‬

□会場:九州大学箱崎キャンパス文系地区文・教育・人環研究棟2階(下記の緑文字⑤)
http://www.kyushu-u.ac.jp/access/map/hakozaki/hakozaki1.pdf

□プログラム

【1日目公開シンポジウム】‪13:30‐17:30「環境災害と宗教学-水俣と『再生する力』」

13:30-40司会:山室敦嗣(兵庫県立大学)

13:40-14:20発表1:西村明(東京大学)「再生する現場に学ぶということ−宗像巌の挑戦」

14:20⁻15:00発表2:飯嶋秀治(九州大学)「漁村の文脈-発達課題に臨む」

15:00-15:40発表3:萩原修子(熊本学園大学)「『産み』と『再生する力』をめぐる問い」

15:40-15:50休憩

15:50⁻16:10コメント1:谷口智子(愛知県立大学)

16:10-16:30コメント2:関一敏(九州大学名誉教授)

16:30⁻17:30

*なお18:00⁻地下鉄箱崎九大前駅近くの「赤のれん」で懇親会を開催する予定です。

【趣旨】 
水俣は、最初の水俣病患者が公式に確認されてから60年、今日に至るまでその病で知られる地域である。そしてなお、水俣の現在は、水俣病事件からの「再生」に向けた運動・活動の歴史の上にある。事件当初より医学、法学において焦点化されてきた「被害者」救済運動、行政と協働の地域復興運動、それらを通した近代への思想的問いの発信など、環境災害からの「再生」の道筋には、東日本大震災以後、一層注目が集まっている。 

 このような「再生」への道はいかにして切り開かれてきたか。患者・被害者運動などを牽引してきた人々を含む、地域の人々の生活世界の宗教、民俗の論理や思想的背景を捉えることが「再生する力」に迫ることになるのではないか。こうした問題意識をもったメンバーが、「水俣病事件における『再生する力』の社会・宗教・民俗学的研究」(日本学術振興会・科学研究費助成事業:基盤研究(C)2011〜2014年度)において、共同研究を進めてきた。

 これまでの水俣病事件の調査研究をひもとく中で見いだされた一宗教学者の取組み、いまだ様々な課題を抱えた住民との対峙、「産み」をめぐる「再生」の再度の問いなど、メンバーはそれぞれ新たな課題に迫られることになる。このような公害を含めた環境災害という変化の最中にある社会問題に、宗教学からいかなるアプローチが可能なのか。本シンポジウムでは、こうした過程で直面してきた試行錯誤の研究上の課題について、3つの角度で論じたいと思う。なお、コメンテイターには天草出身で、宗教学から見た「水俣」についての論考のある谷口智子と、2009年から水俣の文化人類学演習に携わってきた関一敏を迎える。

【2日目個人発表】09:00⁻14:30

09:00⁻09:40松永慶子(九州大学大学院)「九州西国巡礼先行研究レビュー」

09:40⁻10:20中村芳雅(東京大学大学院)「浪漫主義的宗教とRomantic Religion─日本近代文学史と宗教の展開─」

10:20⁻11:00池田拓朗(長崎国際大学院)「長崎市外海地方のド・ロ神父の伝承と観光資源化」

11:00⁻11:40リンゼイ、デーウィット(九州大学)「『女人禁制』大峰山における宗教的な風景再考」

11:50⁻12:50運営委員会

13:00⁻13:40飯嶋秀治(九州大学)「『共生』の系譜と宗教学」

13:40-14:20関一敏(九州大学)「宗教を定義することと記述すること」

14:20-14:30閉会の挨拶

□事務局:飯嶋秀治

〒812-8581
福岡市東区箱崎6-19-1 九州大学文学部比較宗教学研究室
shuujiiijima@gmail.com
092-642-2376(Faxも同じ)