The Little Store & Deli

カンザスシティーの週末

デリ・レストラン「The Little Store & Deli」

2009年2月19日

カンザスシティーの週末

Isoko Durbin のブログ集

アメリカ人夫の一言

アメリカ生活録

アメリカで出会ったおいしい料理

 

 

 ある日、郵便局に行かなければならない用事ができた。短い昼休みを潰すのは不本意ではあったが、会社の近くの郵便局まで車を走らせることにした。この郵便局には小さな駐車場があるのだが、後進できない車に乗っている私には、そこに駐車することができない。なので、いつも郵便局に行く時は、二本奥に入った道に路上駐車する。その道からオフィスに戻ろうと運転していた時、角に小さな店があるを発見した。興味が湧いたので角を曲がり、その店の前を通り過ぎてみると、「The Little Store & Deli」という看板が出ている。「デリ」と言うからには、サンドイッチでも売っているのだろう。店の中には、食事をしている男性が見えた。地元サンドイッチ屋といった風情の、小さなかわいらしい店だった。

 この店に、夫と一緒に行ってみることにした。夫の車で店の前に到着すると、店主なのか、白いエプロンをつけた男性が、店の前に書かれたメニューを見ていた私達に、「今日のスペシャルにチキンを加えるのを忘れていたよ」と話かけてきた。ホワイトボードに書き出された料理は、全て5ドル代である。こういう庶民派の値段でありながら良いレストランを見つけると、嬉しくなる。表通りにあるわけでもなく、隠れた穴場の発見に、私は鼻高々だった。

 ドアを開け中に入ると、小さな店いっぱいに張り巡らされた棚の上に、缶詰や調味料のビンが、所狭しと並べられている。そして壁に張り出されたメニューの下に、私達を見ているレジ係の女性がいた。夫はバーベキュー・サンドイッチとブロッコリースープを頼み、私はキャットフィッシュのフライを注文した。席に着き、きょろきょろと辺りを珍しそうに見回せば、小さな店内の隅々には、小さな看板が飾られていた。古き良きアメリカを今でも残す「ルート66」にでも行った気分である。窓から差し込む太陽の日差しが、この小さな店を健康的な空間で満たしていた。

 しばらくすると、私達の小さな丸テーブルに食事が運ばれてくる。私が頼んだキャットフィッシュのフライは細長く、タルタルソースを付けながら食べるスティック状のものだった。それにフライドポテトとキャベツのコールスローが付いている。夫のバーベキュー・サンドイッチにも、たくさんのフライドポテトが付いていた。 彼からお裾分けしてもらってバーベキューはとても柔らかく、甘いソースがおいしかった。キャットフィッシュのフライもサクサクしていて、タルタルソースに良く合った。これだけでも二人で食べられる以上の分量だが、さらにブロッコリースープも注文していた。とても全てを食べきることはできないので、食べ残した分は箱に詰めてもらい、家に持って帰ることにした。

 名前通り小さなレストランで、近所にある庶民派サンドイッチ屋であったが、全体的になかなかおいしいと思う。今回私達は頼まなかったが、「パニーニ」等、他にもおいしそうなメニューがいっぱいである。典型的なアメリカの食事がお手頃価格で楽しめる、お勧めレストランである。