Jose Peppers

カンザスシティーの週末

メキシカンレストラン Jose Peppers

2008年8月30日

カンザスシティーの週末

Isoko Durbinのブログ集

アメリカ人夫の一言

アメリカ生活録

アメリカで出会ったおいしい料理

 

 Metro North Mall の近くに住む夫の従兄弟の家に寄る用事があり、バイクで立ち寄った後、近くにあるメキシカンレストラン「Jose Peppers」でディナーを取ることにした。Metro North Mall には、結婚記念日を祝った「オリーブガーデン」があり、私たちは、ちょくちょくこのモールにやってくる。夫が高校生の時は、近くに彼が通った高校があるせいか、彼はこのモールによく来たそうだ。

 Jose Peppers は、カンザスシティー近郊から始まったメキシカンレストランのようで、店の外観は、なかなかかわいらしい。ドアを開けると、若い従業員が私たちを出迎えてくれた。アメリカのレストランでは、こうして入り口から中のテーブルに客を誘導する係がいる。彼らがウエイターもするのかと思いがちだが、実はウエイターは他にいるのである。今回も私たちのテーブルには、他のウエイターがいた。彼が渡してくれたメニューから、タコスやメキシコのライスが組み合わされたコンボを頼むことにした。「奥さんは何にしますか」とウエイターが私の方を向いたが、私たちは一つの皿を2人で分けるつもりだったので、「それだけで結構です」と私たちが言ったとき、ウエイターは少々、不思議そうな顔をした。まあ、食事の金額が高くなければ、その分チップの金額も下がるので、そのことを心配していたのかもしれない。アメリカには、日本にはない「チップ」制度がある。チップに慣れていない日本人にとって、チップは余計に払わされている気がするが、本来ウエイターの時給は驚くほど安い。だから、チップをあげなければ、ウエイターはお金を稼ぐことができないのである。食事代にウエイターの給料は含まれていないと考えた方が良い。だから、チップはよほどのことがない限り、払うべきだ。大体食事代の15パーセントくらいでいいと思う。土地にもよるのであろうが。

 メキシコ料理のレストランでは、大抵食事の前に、新鮮なトマトでできた「サルサ」とチップスが出される。サルサはレッドペッパーが入っているのか、ピリッと辛い。このレストランのサルサは、それほど辛くなかったので、私好みである。温かいチップスもなかなかおいしかった。しばらくして運ばれてきたコンボの皿は、夫と2人で分けても十分お腹いっぱいになるほど、大きなものだった。他に頼まなくて大正解である。私はまだメキシコ料理にあまり詳しくないので、この皿に載った全ての料理名を紹介することができない。とにかく6つくらいの料理が載っていた。右のクリームがかかったものは中にほうれん草が入っていて、それがトルティラスという、メキシコの薄いパンのような物に包まれている。たくさんのレタスが入ったタコスと、チキンが入ったタコスのような料理(夫曰く、下の受け皿がカーブしているのが「タコス」で、まっすぐなのは違う名前があるらしい)、とうもろこし粉の料理(これも名前が分からない)、それと、この写真では見えないが、タコスの下にはオレンジ色のライスがあった。材料は皆新鮮でおいしかった。とにかくレタスやトマトがいっぱいで、メキシコ料理は結構ヘルシーであると思う。アメリカを旅行するなら、メキシコ料理も試してみるべきである。

 食事をしていると、マジシャンがやってきて、私たちの前でマジックを披露してくれた。帽子の中にハンカチを入れると、ハンカチの色が変るという、いたってシンプルなマジックであるが、こうしたエンターテーメントがあるのは良いなと思った。ウエイターがやって来て、「デザートはいかがですか」と聞くと、待ってましたとばかりに、夫はアイスクリームとバナナのデザートを頼んだ。これは、店のマネージャー風情の背の高い男性が、私たちの前で、バナナをバターと砂糖、シナモン、ブランデーで少し焼き、アイスクリームの上に載せてくれた。おいしそうな匂いが、辺り一面に広がった。バターとシナモンの相性は抜群で、それにバナナがよく合った。アイスクリームなどいらないほど、バナナがおいしい。これによく似た物を家で作ったことがある。夫にも作ってあげた事があったのだが、覚えていなかったのか、「そうだっけ?」と寝ぼけたことを言っていた。まあ良い。後で作って驚かせてあげる。

 今回は飲み物を取らなかったし、二人で一皿を分け合ったので、デザート込みで16ドルちょっとであった。これにチップを少し奮発して、20ドル払った。二人でお腹いっぱい食べて、なかなか良い接待も受けたので、20ドルは、お値打ちであると思う。夫の母は、この店のマルガリータがとても良いと言っていた。また来たいレストランである。