First Friday

カンザスシティーの週末    

ファーストフライデー  (2008年5月2日)

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 カンザスシティーのダウンタウンは数年前から、「ファーストフライデー」というのを始めた。毎月第一金曜日、ダウンタウンにある建物を開放し、絵画の展示などを行い、家族連れで安心して楽しめる場所を提供しようというのが目的である。私が所属するアメリカ創価学会のカンザスシティーの会館が、このファーストフライデー地区内にあるため、私はいつも第一金曜日には早めに家に帰り、会館まで車を走らせなければならない。毎月違ったテーマがあるのだが、今月は子供たちが主役となり、彼らが描いた絵が展示された。想像力豊かな子供たちが描いた絵の芸術性の高さに驚かされる。

 

 

 このほかにも、子供たちが歌うステージがあった。あいにく、この日の前日にトルネード(竜巻)がカンザスシティーを襲ったためか、観客は少なかったが、子供たちの楽しい歌声が和やかな気分にさせてくれた。

 

 ところで私はというと、ファーストフライデーにはいつも、日本の母に送ってもらった墨汁と筆で、アメリカ人の名前をカタカナで書いている。これが、意外なほどによくウケルのである。中には額に飾ると言う人もいる。日本の学校に行っていた時は、習字は大の苦手だったが、アメリカ人にはそんな良し悪しはわからない。それで、大まじめに「これがあなたの名前です」と、怖じもせず、恥ずかしがらずに堂々と書いてみせる。すると、「すごい」と言って、大事そうに持って帰ってくれるのである。「ありがとう」と言ってくれるが、私のほうがありがとうと言いたい。

 そして私の背後ではいつも、日本人のおばさんたちが折り紙を教える。今回特別参加したアメリカ人の男性が、意外なことにいろいろな折り紙の折り方を披露してくれた。なんでも、最初、鶴の折り方を義理の兄に教え、折り紙の本をあげたところ、兄がその本をマスターし、反対に彼に折り方を教えたそうだ。「出張で飛行機に乗ることが多くなり、時間を潰すために折り紙を始めた」そうである。蛙(これは私も作ったことがある)はもちろん、さそり、花のような玉など、レパートリー豊かである。日本人のおばさん連中に重宝され、来月も参加してもらうことになった。新しいレギュラー誕生である。ちなみに折り紙は結構アメリカに浸透しつつあり、地元のカルチャークラスのスケジュールにあったのを見たことがある。

 

 しかし、なんといっても忘れてならないのが、ポットラックパーティーである。SGI-USA(アメリカ創価学会)には、やはり日本人が多いので、お寿司やおにぎりなど、日本食が必ず並ぶ。実を言うと、これが楽しみでファーストフライデーに行っているようなものである。アメリカ人の名前をカタカナで書き、折り紙を習い、演奏を聴いて、絵画を鑑賞して、日本食を食べる。こうして私のファーストフライデーは終了した。