札幌控訴審第3回集会

【2019年10月10日、札幌市教育文化会館4階講堂】

午後6時開会。参加者は80人。
最初に裁判報告を小野寺信勝弁護士(弁護団事務局長)が行った。小野寺氏は、裁判の経過と要点をパワーポイントで説明した後、結審に至った控訴審を振り返り、「今日の弁論で書面は出し切った。あの主張を追加しておけば、とかあれは誤りだった、というものは全くない。この書面をもって、高裁ではよほど特殊な事情がない限り、地裁判決はひっくり返るだろう。そう期待している」と語った。

続いて、映像作家の西嶋真司氏が、完成が近づく映画「標的」の解説トークをし、短縮版を上映した。西嶋氏は撮影と取材の舞台裏のエピソードも披露した。取材や撮影を拒否した重要人物は2人いて、そののひとりは、「捏造という言葉は日本語にある。なぜそれを使ってはいけないのか」と3度も言い放ったという。

その後、韓国から植村さんの応援にかけつけた「植村隆を考える会」のメンバー12人が紹介され、会場には大きな拍手が起こった。同会は9月16日にソウルで結成され、著名なジャーナリスト、大学教授、宗教家らが呼びかけ人に名を連ねている。

集会の最後に植村さんが日韓両国語で挨拶し、控訴審結審までの5年間にあった3つの変化について語った。変化のひとつは、裁判を通じて櫻井、西岡両氏のインチキぶりが徹底的、完膚なきまでにあぶり出されたこと、そして、様々な人が裁判にかかわり、民主主義、歴史の真実、人権を守る大きなネットワークが広がり構築されたこと、3つ目は自身の健康状態はすこぶる良好で食欲は旺盛、胴回りが3センチ増えてズボンがきつくなったことだという。会場には共感の拍手と笑い声が絶えなかった。