札幌第8回報告集会

■内海愛子さんが応援のエール

札幌訴訟第8回口頭弁論の報告集会は、7月7日午後4時15分から裁判所近くの札幌市教育文化会館で開かれた。定員72人の302号室が満員となった。

はじめに、支える会事務局の林秀起さんが、「負けるな北星!の会」(マケルナ会)の記録集「北星学園大学バッシング 市民はかく闘った」が前日(7月6日)に発刊されたことを報告し、購読を広く宣伝するように呼びかけた。続いて、弁護団報告。植村弁護団事務局長の小野寺信勝弁護士が、裁判の進展状況と到達地点を説明し、「いよいよ双方の主張は出尽くし、前半戦は終盤を迎える。その後には、証人尋問が待っている。引き続き支援をお願いしたい」と訴えた。

報告集会の定番となった植村さんの韓国報告は、5月の大統領選挙によって文在寅・革新政権が誕生した後の韓国情勢と「慰安婦」合意をめぐる日韓関係が中心となった。植村さんは、「大統領選の前夜、文候補の街頭演説をソウル市内で聞いた。支持者と聴衆はスマホのライトをキャンドルにして掲げた。その光のエーブを見ながら、韓国は変わる、新時代が来ることを実感した。キャンドル集会ではいつどこでも、大韓民国憲法の条文がテーマ音楽のように歌われ朗読されていた。その第一条は、大韓民国の主権は国民にあり、すべての権力は国民から発する、とある。私は韓国に教えに来ているが、たくさんのことを教えられてもいる」と語った。

最後にあいさつした内海愛子さん(恵泉女学園大学名誉教授)は、マケルナ会呼びかけ人のひとり。植村裁判はこの日、初めて傍聴した。「いまも、傍聴にたくさんの人が並び、抽選になっていることに、感謝します。裁判は勝つことが大事ですが、同時に運動として広げ固めていくことも大事。私の経験からそう思います」とやわらかな口調で感想を語り、エールを送った。

の後、内海さんと植村さんは、道民活動センター(かでる2・7)で開かれた「7・7平和集会」に講演者として参加した。この集会は、盧溝橋事件が起きた7月7日に、道内の宗教者、法律家、市民運動などの団体が1986年から毎年開催している。事件から80年にあたることしは内海さんと植村さんが招かれ、内海さんは「戦後史の中の和解---置き去りにされた植民地支配の清算」、植村さんは「韓国報告---文在寅政権の対日政策と日韓関係」と題して講演した。定員150人の会場は200人を超える参加者で超満員となっていた。