12/31、夜11時過ぎに家を出て、除夜の鐘を聞きながら、途中コンビニで熱いお茶買ったりして暖をとりながら、約1時間ほど歩いて神社へ初詣。
の予定が、途中、一般道路が封鎖されて歩行者天国になっている辺りから大渋滞、とても正門には近づけない状態だったので、西門から入ろうとしたら、横入りはいけませんーのアナウンスで足止め。
外門の木枠から本堂方面を見たら過激な人波が、しかも動いていない状態で連なっていて、断念。本堂の明かりを遠めに見ながら帰宅する。
数日前、タリーズで初プチ外食のあと、気を取り直して再び神社へ。
境内のあちこちに屋台が並んでいて、まだ正月気分が残っている。初詣の観光バスも来ていた。出直して正解。ゆったりと歩いて本堂で参拝して御神籤を引く。小さな御守りつき200円。金色の小さな稲穂の束が入っていた。「一粒万倍」。そういえば今年は、全国各地に“種蒔き”に行く予定がある。万倍だったらいいなぁ。
Aさんより絵本が届く。書棚が賑やかに愛らしくなっていくのは嬉しい。幼少期、父の勤務先の敷地内にあった保育園に通っていた頃、朝いちばんのお楽しみは絵本を読むことだった。そういえば、小学生以降、高校卒業までずーっと図書部だった。私の本好きはあの時から始まったのかも知れない。
干しぶどう入りホットケーキを焼いて、甘い香りのビンを並べて、オヤツ&絵本に浸る一日だった。
知人への結婚祝いプレゼントを買いに隣町まで。今日は節分だが、歳の数だけ豆を食べると体調を崩しそうなので、スイーツと珈琲でまったり。
若い頃、杉並の古アパートで、夜11時過ぎて庭に豆をばばーんと蒔いたら2階の大家さん家族が「なんだーっ!」と大声をあげて窓を開けたので、びっくりして『だるまさんがころんだ』みたいに息をひそめて暫くジッと動けないでいたことなど懐かしく思い出しながら、冬の一日を静かに過ごす。
最近、沢山の人たちに囲まれて苦悩している夢を見る。私は基本的に体調が良くない限り人混みや閉塞的な場所へは近づけない性質だし、人とのコミュニケーションも、よほどその人を気に入っていなければ話すことも、苦手であれば半径5m以内に近づくことも出来ないので、こういう夢はただ苦しいだけ。
夢の中に出てくる沢山の人たちというのが毎回ジャンルが違ういわゆる「有名人」で、彼らと一緒に仕事をしているという設定。共通点は、大きなイベントに参加しているということ。音楽だったり、映画だったり、いろいろ。違和感なく自分がその輪の中に入っているところが不思議で、いかにも夢っぽいが苦悩には変わりない。この夢いつまで続くんだろう。
昨日は暖かいを通り越して、暑い一日だった。春の嵐で窓が一晩中ガタガタ鳴ってほとんど眠れず。室内の気温は28℃、思わずクーラーのリモコンに手が伸びてしまったほど。翌日になってもこの暖かさは続いているが、これからまた冬に逆戻りらしい。体調くずさないように気をつけなければと思いつつ、外出先で風邪の菌をもらってきたらしい。お腹をこわしてしまい微熱も。来月6日のパスカルズLIVEは、フランスから、ヴィンセント・ムーンさんという映像作家の人がやってきて私たちのLIVEを撮影することになり、体調や衣裳や(もちろん演奏も)整えないと、ヤバイのである。撮った映像は編集されて、いずれ彼のwebサイトにアップされて全世界に公開されるかと思うと、マジでヤバイ。実は、彼とは昨年ツアー先のパリで「街頭での演奏シーンを撮らせてくれないか」と話があったが、その日は、過密スケジュール1週間を乗り切った直後の貴重なオフ日だったので断ったのだが、パスカルズのファンとかで、はるばる来日しての撮影となった。当時のパリでなら、私個人的には、疲れていたものの睡眠も食事も薄くて今より数キロは痩せていたと思うので、映像におさまるには良かった感じもある。その後、アジャンで滞在しているうちに、3食つき+観光で元の丸い身体に戻ってしまい、あと数日間でダイエットは不可能。あきらめるしかない。写真は、撮影を断って、一日じゅう歩き回ったパリの街角。オフだ、オフだ、と、ムキになって歩き回り、結局ヘトヘトに。それでも楽しい一日だった。
年末のバイト先より「ニューヨークチーズケーキ」が届く。起きたばかりの身体に、プチ解凍したアメリカ産の濃厚味はドーンと響いた。土台はシナモンが良い味を出していてとても美味しい。アメリカで作られ瞬間冷凍されて届けられるので新鮮。人気商品ですぐ品切れになるため、今まで食べたことがなかった。それにしても濃厚だ。本場の味ということか。アメリカの食べ物はみんな濃厚なのだろうか。薄味好きの私は嫌われてしまうだろうか、とか、行く予定もないアメリカのことをあれこれ思いながら、google map 見たりする。ニューヨークって何処?とか(地理苦手)。
今年初のパスカルズLIVEのため吉祥寺へ。また雨だ。昨日までは晴れてたのに。今年も雨ライブの日々になるのだろうかと少し憂鬱になりつつも今日はnewアルバム『水曜日』の先行発売なので雨は縁起物と自分に言い聞かせたりしてみるが、何もこんなにヒドイ雨でなくたっていいのにと思う。後からやってきたメンバーの息子さんが折れた傘を持って入ってきた。お客さんちゃんと辿り着けるだろうか心配になる。
心配はステージ上でも。マツさん、三木さん、風邪。私とあかねとサラさんも、お腹を壊す風邪をひいていて辛い。そして私とあかねは花粉症なので、マスクしたままリハーサル。風邪薬、鼻炎薬、胃薬も飲んで本番へ。
今日は、はるばるフランスから映像作家のヴィンセント・ムーンさんが来日して、パスカルズのLIVEを撮影。この映像は、彼のサイトにアップされて一般公開の予定。間違えないようにしなくちゃ、元気でいなくちゃと、変な緊張が高まり気が紛れたおかげで、途中でお腹を壊してトイレに駆け込むような心配もなく、何とか無事終演。アンケートにもよく書かれるが、この日も外国人のお客さんが数名いた。本日先行発売のCDは、フランスではリリース未定だし、ヴィンセントさんもフランス人の誰よりも早く新しいCDを入手できたというラッキーな来日になったことだろう。
帰国したら、たくさんの人に宣伝して欲しいなと思いながら、雨の止んだ会場の外で記念撮影。どうしても、どうしても、ピントがうまく合わず。
この「どうしても」は翌日まで。朝起きたら外は快晴。そんなー。
駅前のスタバ、窓辺の陽だまり席に座って静かにまったり過ごしていたら、店員さんが「今度発売の・・・」と、手のひらサイズのかわいい試食カップを持ってきてくれた。おぉ、先行販売か。いや、これはタダ。昨日頑張った嬉しいご褒美。ストロベリー味の美味しく冷たいデザート。ありがとう。
この季節はいつも体調が良くなかった、ということを最近、身体が思い出している。
10年ほど前、救急車で運ばれるほど体調を崩し、2回入院。その後、しばらく通院し、漢方で体質改善してようやく手首に戻ってきた脈拍がまた消えている。歩いているが足に地面の感触があまりないので、ふらついてしまう。上着を膝にかけているが、腿は氷のように冷たい。
とくに疲れているわけではない。夕暮れのファーストフードで休む。トイレに入ったら、目と口の周りだけ真っ青の懐かしいパンダ顔の私がいた。
晴れて良かった。スタバで小休止のあと、今日のLIVE会場へ。
パスカルズBPT.vol.2、昨日発売されたnewCD『水曜日』、発売ライブだ。いつもステキなポスターを作ってくれるこの店の、今日のポスターはジャケットのイラストを大伸ばししてあってカワイイ。
来るたびに少しずつステージが広くなっているが、やっぱりメンバー全員は乗り切らない。14人もいるのだから仕方がない。
今日は、ついに太郎さんも風邪でスゴイ声になっていた。森のコーラス、太郎さんの声がステキなのに残念。
リハーサルで急きょリクエストが実り、季節の歌「326」を知久くん熱唱。久し振りで何だかジーンとしてしまった。私は身体が絶不調で右耳がほぼ聴こえないまま本番へ突入。
「貝の耳」うまく歌えなくて泣きそうだった。太郎さんと太郎さんのお父さんの大切な合作がフニャフニャになってしまった。
もともと太郎さんの演奏にマツさんが乗せたメロディに私がうまく詩を運べず、変えてしまったことで、全体の構成を変えなければならなくなり、個人的にかなり恐縮ソング。マツさんがMCで紹介するたびに申し訳ないと思い、俯いてしまう。
タワーレコード渋谷店にて、パスカルズnewCD『水曜日』発売インストアLIVE。とても久し振りに渋谷の町を歩く。
上京して間もない頃、ちょうど今くらいの季節、南青山の広告代理店に勤めていたことがあり、渋谷駅前を毎日歩いていた筈だが記憶にない。
とにかく、ただ真っ直ぐに会社と家を往復する日々だった。電車がいつもギュウギュウに混んでいたし、電車が止まってしまい地下鉄を使ったときは、迷子になり、どうしても渋谷駅から出ることができなかったりして辛い思い出しかない。夕方も、駅のデパ地下で時間をつぶして、人混みを避けて帰宅していた。大雪が降って途方に暮れたこともあった。そんな渋谷。
ライブハウスと違い、たくさんの知らない人に音楽を聴いてもらえる、演奏を見てもらえる、とても貴重なイベント。何だか余計なことばかり考えてしまう。
会いたかったYちゃん、ほんとうに偶然、外の交差点で、お子さん連れのTさんにも会えた。話が出来た。会う予定だったのにどうしても会えなかったAさんには6月に札幌で会えるし。
何だか今日は、会った人すべてが優しくて、暖かくて、心が熱くなるほど嬉しかった。だから、もうこれで充分。思い出の引き出しのなかには、その後、二度と開かない箱もある。その中にあの人は入ったんだな、と思うことに。そんな、ほんのり春の、余韻の残る帰り道だった。
晴れた朝、開花の噂を聞いて、隣町の大社へ花見に。5~7分咲きで、まだ濃いピンクの蕾が混ざっていてとてもキレイ。池では甲羅干しする亀の背中に桜の花びらが点々ついてるし、泳いでいる鴨は、池に浮かんでいる花びらをパクパクくわえて遊んでいて平和だ。出店も出ていて観光客も多かったが、本番はまだまだこれから。
朝食も取らずに出てきたので腹ペコになり近くのファミレスに入ったとたん、夕立のような激しい雨が降ってきた。あとでニュースを見たら、山沿いは雹が降っていたらしい。雨が止むのを待って帰宅。家に着くころにはまた快晴に。こういうときは大抵、父が空から助けてくれている。感謝。
インストアライブ+お花見で高揚した気分が癒えないまま。春だし仕方ないなと思うにしては、あまりにも私の心持ちがLovely過ぎている。一体どうしたというんだろう。これは異常気象のせいなのか。クリームチーズケーキに森の木苺が添えられ、エッフェル塔の飾りもついて、出来すぎなシチュエーションに思わず手が出てしまう。今はもう途中下車することもなくなった、四ッ谷駅の土手の桜は大きくなっただろうかしら、と遠い記憶に霞んだ景色を思いつつ、ベリーな気持ちは一層深まっていくばかり。
数日後には、また同じようなミルクプリンを食べて、ただ、冷えて、お腹を壊し続けて。お腹じゃなくて、頭を冷やせよ、と、誰か私を厳しく叱ってくれないだろうか。
最近、パスカルズのライブ前は近くのスタバで休憩、が定着してきた。早めに家を出たら途中下車駅で電車の待ち合わせが1時間近く出来たのでスタバに直行。朝食がまだだったので、軽い食事と温かいソイラテを飲む。今日は現場で時間が取れないので、せめてココで少しのんびりできて良かった。
新宿駅でメンバーともう少しだけまったりして、駅前のタワーレコード新宿店7F。お腹も壊したままだし風邪も引いていて微熱もある。フラフラぼんやりしているのは、この春の陽気の続き、なんて言っている場合ではない。そんな体調で青い柵(檻ではない)に囲まれた狭いスペースで立ったまま本番は辛かったが演奏は先月の渋谷店の時よりは安定していたように思う。
終わったあとは時間ばかりを気にして、みんなと、ちゃんと話が出来たのか、出来なかったのか、上着のポケットから帰りの切符を何度も取り出しては時刻を確認して、まだ大丈夫と思ってみたり、これから夜の新宿、街中へみんな繰り出していくというのに、どうして私は何処へ急いで帰らなくてはならないのかと寂しさがつのる、いつもより早めのオツカレサマ帰宅。
GWで渋滞を心配したが、車で移動してみると何処もいつもより空いていて不思議な感じ。東へ西へと小ドライブ&買物で立ち寄った家電量販店の屋上で、絶景の夕空を眺めながら、しばし黄昏。遠く、茜色に染まるひつじ雲の切れ間の奥を、ひとすじの飛行機雲が流れていくのを見て、何だかとてもセンチメンタルな気分になってしまうが、その後、ツマミと思い買い込んだジャンクフードで車内が独特のニオイで一杯になり、帰宅後お腹を壊す。この悪循環いい加減に解消しないと昔の謎の腹痛発作が来ては大変だ。気をつけなくては。
今年の目標のひとつになっている筈の「超甘いもの絶ち」のミスドでプチバーガー型のドーナツに魅せられ入店。これが実はラッキーで、翌日以降注文殺到につき品切れ状態となりその後一度もお眼にかかれない程の大盛況に。この日に食べなかったら二度と食べることも見ることも出来なかったかも知れない。学生時代ミスドでアルバイト経験あるミスドファンの私としては、こういうこだわり物のチェックはしておかねばという思いがどうしてもある。美味しかった。増産予定はないのだろうか。
昨年の今日は、ちょうどパリのCafe de la Danse というライヴハウスにいた。もう遠い昔のよう。
つらい移動やハプニングの一週間をみんなで乗り越えて、この本番を終えれば明日は初めてのオフという日で、5回目の渡仏で、すっかり歩き慣れたパリの街を、住み慣れた東京のことを想いながら一日中歩いた。あれから一年。
一昨年あたりから復活した「自律神経失調症」がちっとも良くならない。以前は、だいたい4月末くらいには治まっていたのだが、歳をとったということもあるのだろうか。異常気象もまた良くない。数日おきに暑いと寒いを繰り返していて、冷房と暖房を交互にかけて、ますます体調に響いてしまっている。進めたい色んなことが、ちっとも進められない、本来の、決めたら直ぐ始めたい自分が、何処か気まぐれなヒッチハイクの旅に出てしまったボンヤリした午後。
花の美しい季節。5月に入ってパスカルズ関連で初めてYouTubeに触れて、それから急に毎日いろんな映像を見るようになった。見たかった映画、好きだったミュージシャンとか。新しい発見もある。ここ最近、槙原敬之というミュージシャンの曲をずっと聴いている。ハマると果てしなく聴き続けてしまう性質なので、あとひと月くらいは聴き続けるかも知れない。私は、この人のことはあまり知らないんだけど。こんなに美しい歌を作って美しい声で歌って美しいピアノを弾いて。どうして私はできないんだろうかと。
パスカルズといえば、やっぱり雨の吉祥寺。前日のリハーサルを欠席してしまい、共演する遠藤ミチロウさんとのコラボ曲が心配。
会場入りすると、曲の構成やフレーズが案の定いろいろと変更になっていて、慌てて譜面に書き込みするが、リハーサルも謎のまま過ぎてそのまま本番。未完成のまま終わる。
遠藤ミチロウさんとは今日が初対面で、音源や歌詞やYouTube映像を見た限りでは、お話なんて出来るだろうかしらと、恐怖の2文字がチラついてドキドキだったが、そんな薄い予備知識からは想像もつかない、たいへん礼儀正しく、おどろくほど腰の低い、そして、本番あとの記念撮影を待つあいだ、マツさんのマンドリンを爪弾くミチロウさんからは可憐ささえも漂うほどの、深いヴォーカルと笑顔と優しさに満ちたお方だったことを知り、お会いできて本当に良かった。
パスカルズ女子部は全員とりこになり、自分の携帯を片手に、個人的な記念撮影の取り合いに。世の中には、こんなにカッコイイひとっているんだなーと思った。リベンジのため、ぜひもう一度共演したい。会いたい。
ビデオカメラの充電と曲目メール待ちして、明け方4時に寝るも6時には起床。7時半出発。眠い。パスカルズ北海道初上陸ライブのため羽田から飛行機で札幌へ。懐かしの札幌に、パスカルズしかもフルメンバーで行けるなんて夢のよう。
空港に着くとみんなワクワク顔。そう、このシチュエーションは、フランスツアー。成田じゃないし国内移動だが錯覚の連続。新千歳空港から札幌に向かう車中も、車窓の風景はフランスツアーバスから見た風景にそっくりだし。昨年は5月のツアーだったので、陽気も似ていてますますツアー気分になる。
会場に着いて楽屋に入ると、テーブルの食べ物や飲み物や雰囲気もそっくりで、札幌はパリと緯度も近いし、気候もフランス寄りなので、錯覚するには充分なシチュエーションが揃っている。
そしてステージがまた、前回ツアーであちこち公演してまわった会場によく似た広さと椅子の並び。今日演奏するコンカリーニョは、パリのCafe de la Danse にそっくり。本番はマツさんがパリのときと同じシャツを着ていたのでまた錯覚を起こしそうになり、今にも「メルシーボク!」と叫ぶんではないかと想像してしまう。お客さんも、フランスツアー同様お子様からご年配の方々まで幅広く盛り上がり温かいステージとなった。懐かしい友人にも会えて感動的な夜だった。
昨晩の打ち上げの席で、友人との再会がじつに10数年振りだったことを知り、どうりで私にしてはものすごい早口で近況を話しまくっても全然話し足りないはず、と思った。
翌日、帰りの便までの時間でまた会えることに。教えてもらった地下鉄で丸山公園へ。
六花亭でお茶して、デストロイヤーでスープカレー食べて。何を話しても何を聞いても嬉しくて楽しくて。そして、すぐに時間は過ぎて札幌駅まで車で送ってもらい、改札で握手して別れる。また会おうね、遊ぼうね、と。空港まで送ってくれそうな勢いだったが、そしたらきっと泣いてしまいそうな気分だったので、ここで笑顔で別れてよかったと思う。やっぱりまだ全然話し足りなかったじゃないか☆と電車に乗り込んでからションボリ寂しくなる。昔会ったときも、いつもそうだった、ほんとうにいろいろお世話になって、みんなとても心が柔らかくて温かくて。ふわっと柔らかいフランス人の気質に通じる。そういえばミチロウさんも東北人。今週はそんな人たちに会ってばかり。心ウルウルな一週間をありがとう。
6/12-14で行われている「JAZZ ART せんがわ」関連イベントLiveに出演のため仙川へ。小田急線で成城学園下車。駅からバスで10分程度。仙川にあるKICK BACK CAFEへと向かう。バスが思いがけず狭い道を通るのでとても怖かった。店は、テラス席もある爽やかな感じのオーガニック志向のレストラン。豆腐料理を注文のあと、抹茶+ハチミツのHotラテを飲んでひと息つく。何だか日本ぽくないなーと思っていたら、マツさんも同じようなことを言っていた。
禁酒禁煙の店内の、入口付近に、仮設されたような楽屋に上がり、壁に貼られたタイムテーブルをじっと見たり、厳重な重たい扉のわりに、楽屋内は店との境目は半透明のビニールシートだけで店内もステージも丸見えの、その一角に置かれたモニタで、セッティング進行状況を確認しながらコソコソ着替える。
イベントの主催者でもあるメンバーの坂本弘道氏は、この3日間、忙しく出演しまくり。第2回目の今年も盛況で、別のイベント会場からご機嫌で店に現れる。細長い店内の一番奥にステージを組んで、12名が寄り添って演奏。
うっかり別の隙間からステージに上がったら自分の席に着けなかったくらい狭かったが、小ぢんまりした空気で楽しかった。いつものライブより早めの解散で、賑わう仙川駅周辺を食事処を探してクルクルまわり、駅近くの沖縄料理風居酒屋でやっと空席があり、何だかすごくお腹が空いている様な気がして大量に注文してしまう。夜はミーティング。眠らずに過ごせるか心配しながら地下鉄で早くもウトウト。
その後、深夜2時過ぎまでミーティングは続き、駅まで送ってもらって、地下鉄で有楽町へ。Meal MUJIで友人と待ち合わせ。とにかく広い。天井も高く、パーテーションも透明ガラスで見通しが良く、閉所が苦手な私には素晴らしく快適な空間だった。休日で列が出来るほどの盛況だったが、こんな空間なので、不思議と静かなのも嬉しかった。プレートのご飯と美味しいと評判のプリンを食べて、まったりな時間を過ごす。夕方から用事があるはずの友人は、だいじょうぶ、と言って、なかなか席を立とうとしない。私だって帰りたくない。少し銀座をブラブラして、淋しい顔を見合わせながら、東京駅でやっと別れる。じつは友人から傘を返してもらったのだが、その後、かなりの豪雨だったらしい。大丈夫だっただろうか。
特別に暑いというより、梅雨の重たい、のぼせた感じの陽気でつい、塩味の効いたキャラメルアイスなどを注文したりするので、店の冷房にあたって震えてしまった。
今日は父の月命日。午後、雨があがったので墓参りに出かける。大きい立派なカミキリムシが墓石の上でジッとして、まるで私たちを待っていたようだった。
寺の本堂の裏山では満開の紫陽花たちが一斉にキラキラ雨上がりの露をつけて光っていて美しかった。ひとときの晴れ間に霧が立ちこめ、水墨画のようになった山肌もまた美しく、父と親戚、3つの墓に線香を灯して、この風景に感謝して帰る。
6/25木、銀杏の大木の下に立って、朝のまだ少し涼しい風を感じながら迎えの車を待つ、ほんの短い静かな時間。こういうの好きだ。
バイトでもなければ、こんな朝にこんな場所に立つことも、朝の小鳥たちの会話を聴くこともないので、だから、行かなくちゃ、と思う。数週間の我慢だし。頑張らなくちゃ。
そして6/28日、最初のバイト休み。今回はわりと早めに進みそうな気がしてきた。
梅雨の晴れ間、さっき沈んだばかりの太陽の余韻で薄蒼く神がかった絶景の夜空を見上げながら、ほんの少しだけ心持ちが和らいだ。
この季節に必ずいつも見る夢がある。どこか知らない国で、いろんな国の人々や動物達と一緒に、星座が美しくキラめく夜空を見上げて感極まり、涙する夢。ピカピカに磨かれたヨーロッパの旧市街みたいな町にいて、狭い路地を縫うように走るトロッコ風の路面電車に揺られて、頬に緩い風を受けながら、いつまでも星空を眺めている私。
この夢には毎年、会ったこともない知らない人が私の隣りに座り内容もあまりないくらいの軽い言葉を交わす。けれど、今年は初めて私ひとりだった。星空はいつもどおり美しかったけれど。淋しいな。
一度にたくさん食べられない(もともと少食らしいが)バイト先の食堂で並んで受け取る定食が大量で、残せば良いのだが、苦しい~とか思いながら食べてしまう。バイト2週間過ぎてすっかり胃もたれになってしまった。
加えて冷房。日曜日、昔から大好きな「ボルカノ」で懐かしのパスタを完食。山盛り。レトロな店内は高校時代から少しも変わっていない。ずっと変わらないで欲しいと思う。
今年のバイトは駆け足だった。気がつくと、たくさんの草花が一斉に咲いていて梅雨明けの予感。バイト先は高台にあってビルの7Fだったので、窓から海が見えた。色や光り具合の変わる美しい海を毎日眺め、海に行きたくなった。日本で最後に海を見たのは一昨年のパスカルズ録音で訪れた伊豆高原。海外では昨年5月のヒホン(スペイン)。今年は近くで海が見られるだろうか。
遠くに音だけの花火を感じながら、再び満ち始めたおぼろ月夜を見た。もう8月。いろいろなテンションが一気に下がると、やりかけの作業を並べてボンヤリしてばかりで、おぼろ月夜は私の気分をそのまま映しているみたいで、ただ淋しい。いつも、怒ってしまったときは「何をそんなに怒っているの」と、悲しいときは「どうしてそんなに悲しいの」と、自分に問いかけ、「何でもないよそんなこと」と笑って我に返る。けれど今夜の月はあまりにも寂しげなので、もう一人の私まで一緒に頬杖をついて夜空を見ている。どうしてそんなに寂しいの、とは言ってくれないのね。来週末、もしかしたら、その次の週も、美しい海辺の花火が見られるかも知れない。花火が大好きな私の心は、とてもワクワクしているはずなのに。
ずいぶん前に歯医者から届いていた定期検診のハガキを、特に痛くもないしと何気に放っておいたら、ある日、ポロッと詰め物が取れた。何事も素通りは難しいという教訓か。歯医者通いが復活。幸い虫歯ではなく他の歯も何ともなかったので、詰め直しをして一通り歯のクリーニングをしてもらって無事終了。また半年後。
真夏の猛暑のなかをクラクラしながら歩いて、たどり着いたカフェで「当店オリジナル!」のアイスを注文。涼んで帰る。
日曜日の千葉Summer Sonicステージに向けて、ツルツルピカピカな歯よー、と少し気分良くなる。
何だか怪しい雲行き。ここのところ夜になると激しい雷雨。パスカルズ、本格的な国際的フェスティバルに出演するのは国内では初めてなので、いざ出陣な気分で「頼朝公駅弁を買ってみる。
アーティスト用リストバンド(これが無いと入場できない)もしっかり確認して、薄暗い陽気のなか、いざ千葉へ。
海浜幕張駅を降りると、何か見たことあると思ったら、以前、住宅関連企業の仕事でこの先のホテルで演奏したことがあったのを思い出す。ここだったのか。盛り上がっているのかよくわからないけれど、普段はたぶん、こんなに若者が集ったりしないんだろうなという違和感に浸りながら、過激な湿気で汗だくになりつつ楽屋のあるビルへと向かう。
楽器を置いて「ソニ飯」といわれるフードコートへ。閉鎖的+薄暗い+騒音な空間。2006年の夏にヨーロッパ各地のフェスティバルを回ったが、やっぱりここは日本。和風だ。赤ブチめがねの男性がスイーツを作っていたり、まさにその国の人みたいな感じの人達の店も。私は静かな店で沖縄そばを買って、食堂風の簡素なベンチで食べる。かなり長い時間そこに居たけれども落ち着かなくて辛かった。そのうち外はパスカルズお約束の激しい雷雨が始まる。
後からきたメンバーと会ったので楽屋に案内して、雨の具合を見計らって今夜のステージの下見に。パスカルズは最終出演なので、かなり遅いが時間が押しているとのことで、私たちの出番は果たしてあるのかしらと少し心配になる。
可愛いアーチのオブジェをくぐってステージへ。
楽屋に戻り、夕食(簡易弁当)タイム。併せてリハ。外とは対照的に涼しく乾いた部屋で、クリスチお土産のマカロンを眺めながら曲目曲順合わせして「まぼろし」却下が決まる。どうしても演奏できないので。
下見のとき、道筋に等間隔に並んでいた筒に一斉にロウソクが灯され幻想的な空間の奥のステージで、すっかり深夜になったパスカルズ演奏。
メインステージの大物歌手出演も終わり、終電も危ういこんな夜更けに一体誰がと思ったが、想像を超える数のお客さんが集ってくれて、一緒に盛り上がってもらい、ハプニングにも一緒に立ち会って楽しんでもらえた収穫は大きかったはず。そう思いたい。
帰りは車酔いと湿気による視界の不安定などと戦いながらホテルまで送ってもらって、何とか今日のイベント終了。
花火も見られず。出演者なんてこんなものよ、と自分を慰める。
朝。ホテルの窓から本降りの雨を見る。フロントから荷物を送り、少し身軽になって有楽町へ。
すっかりお気に入り空間となったMeal MUJIで遅めの朝食。葉っぱとか雑穀とか妙に恋しい朝だった。大好きなプリンを食べて、長いことまったりして。昨日のフードコートとのあまりの違いに頭がボーとなって、周期的に深い眠気とかなり強い頭痛が始まってしまいその後は帰りの電車で爆睡、目覚めるまで記憶なし。
ライジングサン・ロック・フェスティバル2009inEZOに出演のため、再び北海道へ。6月に札幌へ行ったときにはまだ出演が決まっていなかったので、まさか2ヶ月後にまた行くことになるとは思わず、実は飛行機とても苦手な私には北海道は楽しみだが乗り物の心配が先にあって夜更けまで旅支度にとりかかれず、結局、体調優先で帰りを東京駅付近で延泊することに。それでかなり気分が緩んだ。朝6時過ぎに家を出て、いつものスタバ寄り道して羽田空港へ。今年はパスカルズ国内ツアーの年だなーとか思いながら。
とは言っても、フランスに比べれば、あっという間のフライトで新千歳空港に到着。
楽勝のはずが、搭乗15分で気分が悪くなってしまい、足元フラフラで出口へ。
フェスティバル会場から出迎えのスタッフさんたちと分かれて、会場行きの大型シャトルバスに乗り込むメンバーに荷物を預け、ひとり、札幌行きの電車に乗った。
札幌駅からは、迎えに来てくれた友達の車に乗って石狩の会場まで。たくさんの人達がキャンプ道具を持って歩いていた。砂浜に薄っすらと緑の草が生えていて、カモメが飛んだりしているので海辺かなと思うが、海は見えず。とにかく広い。会場内に入ってから駐車場まで車でずいぶん走った。
やっと楽屋を見つけると、メンバーが入口で待っていてくれて中へ。仮設トイレがキレイでびっくり。
終戦記念日を札幌で迎えた。駅前のスクランブル交差点にある巨大スクリーンで花輪を捧げる天皇陛下の姿を見る。
帰りの飛行機が夕方便なので、昨日スタッフしてくれた友達とプチデート。「のや」「サッポロビール園」
たけちょんの経営する「cholon」と、併設のアトリエ喫茶「morihiko」でお茶して昨日の楽しいイベント話しながら、時間までゆっくりのんびり過ごす。
東京の友人にコーヒー豆や、空港で自分にお土産を買う時間もあって、今日も充実した一日だった。
サマソニの夜と同じ安宿に泊まった翌日、どうしようか迷ったけれど、結局また同じ有楽町でお昼ごはん。友人と待ち合わせてお土産を渡す。
食後、1Fの店内をウロウロしているうちに騒音と冷房にあたってしまい、気持ち悪くなって屋外に避難したら、空がとてもキレイで、みんな写真を撮っていたので私も1枚。
日差しはまだ強いけれど爽やかで、もう秋なんだなーと思う。
夕暮れになり、疲れが出てきた身体を何とか保ちつつ、東京駅近辺を散策のあと大丸のイノダでお茶。ずっと気になっていて、やっと来れたが、疲れがあったのか、期待しすぎたのか、オリジナルコーヒーは美味しかったけれど、意外に近代的な店内と窓の外の「昭和てんぷら粉」ネオンがどうも気になって、それでも夜景は美しかろうと思いきや、閉店も夜7時半と早く、何だかいろいろ小ざっぱりな印象。疲れていないときに来店し直すのがいいかも知れないなと思った。
帰宅途中の最寄り駅で、家に戻るAさんと改札口でばったり会い、なんと、帰宅するまでに、札幌で買ってきたお土産をすべて渡すことができた。
そして、地元の町は夏祭り2日目の終演間近で屋台フードも半額セール、お祭りに参加している市内ホテルの、レストラン仕様の美味しい寿司や麺を買ってテラス席で食べて帰る。
あまりにも濃い3日間に脳が追いついていない自分を感じながら。
夏のイベントも終わり、気分は秋なんだけど、毎日30℃を超える暑さはさすがにキビシイ。これでも残暑というのだろうか。それでも朝夕は多少すずしい風も入ってくるようになったので、コーヒーも水出しからホットに変えてみる。
札幌の帰り、友達から頂いたお土産「morihiko」のマシュマロがものすごく美味しくてビックリ。本当に美味しいと食べたときビックリするよね、という話をつい先日してたばかり。これだ、と思う。
パスカルズでフランスツアーに行くと、日々このような図柄や教会を見るので、感謝したり反省したりが身近で本格的に出来て心も清められる感じなのだが、しばらくツアーがないと罪の重ね放題な気がして、このところ心がずいぶん重たくなってしまったように思う。
こんな教会に篭って一日中懺悔したい気分。鞭打ちの刑とかはイヤだけれど、それくらい罪深いと言われてしまえば何も返す言葉もない。
朝晩は、ベランダから少しだけ涼しい風も吹いてくるけれど、昼間は返って初旬より厳しい陽気に感じるのは私だけだろうか。サマソニ、ライジングサン、外イベントの疲れが出ている。ひよこ豆と鶏挽肉で作ったツミレ。ミンチしなかった豆は、茹でたシメジとホウレン草とで、フレンチドレッシングサラダ。
先月、母がバーゲンで買ってきた米が、ひどく不快な臭いがして、しかも不味い。akaneと私はお腹を壊して大変なことになっている。これは一体なんだ。夏バテにしてはオカシくないか。
駐車場で、車のフロントに日除けシートを取り付ける生活、あと何日続くんだろうとか思いながら、暑さに負けてフードコートで巨峰ソフトクリームを食べる。本当は巨峰が食べたかったのに、コレにしてしまったツケが、やっぱり、ちっとも美味しくない、薄味のグレープジュース固めた感じで後悔する。これも夏バテの症状か。
前日、散髪とともに携帯ショップで機種変更。「携帯」から「iPhone3Gs」になる。まだ何とも何も設定とか全く未知の境界に踏み出してしまったドキドキ感を連れて、パスカルズLIVEのため、代官山へ向かう。
ドキドキ感はもうひとつ、今朝に最接近と予報されている台風だ。
案の定、上り電車が強風で止まっているとのアナウンスで、改札口にボーゼンと立ち尽くす人波が。代官山は大丈夫だろうか。お客さんは、私は辿り着けるのだろうかと心配になる。
今年初めにひいた御神籤は「一粒万倍」。楽屋に入ると、メンバーが持ってきた平たい豆みたいな可愛いチョコレートがあった。
今日は2マンで出番が後なので時間がある。近くのカフェで休んだり、やっと繋がった携帯(代官山は何故か何処も圏外)から「猿楽珈琲」に居ますと連絡が入り移動したり。
時を忘れてしまいそうな、眠ってしまいそうな素朴な空間。前払い制600円のコーヒーで静かな時間を過ごす。癒された。
今日が終われば、しばらく本番がない。安堵感と寂しさとが心の中をぐるぐる駆け巡って落ち着かない。曲目の確認は出来てるし、それに今日はフルメンバーなので、なにも心配することはない。ないんだけど。
終演後は店内で乾杯。この夏までの諸々の清算や秋の関西ツアーの相談や、ふと気がついたら終電を逃していた。いつも来ない場所で、どうしてみんなそんなに早く帰るの、と思っていたら。よく時計を見たら、とっくに日付は翌日になっていた。くつろぎ過ぎ。というか、しばらく会えないかと思うとみんな寂しかったのかな。初めて使ったiPhoneで写真とか映像とかたくさん撮るぞーと思っていたのに、馴れなくて写真も映像もブレまくっていた。涙目に映った残像みたいな写真ばかりがたくさん撮れた。しばらくは静かに、一粒の豆みたいにポツンと暮らそうかなと思った。そういう秋もいいかも知れない。
iPhone用のアクセサリーなど探索&購入のため、隣町までプチドライブ。朝からなにも食べてなかったので、いつものケンタッキーで朝食兼昼食。購入時にもらった簡単設定マニュアルを読みながら、無線LAN設定とか、いろいろ。
そして、家電量販店に向かうとなんと、年中無休の店が今日だけ臨時休業。
すっかり気分が別の次元に流れてしまい、そのまま近くのGEORGEでパスタ用トングとか全然関係ない買い物して帰る。
帰り道に無線LAN設定のためマックに立ち寄る気分にもなれず。気負いが解けて肩こり少しほぐれたので、まあ良いかな、と。
iPhone購入時にもらったマックの無料クーポン券を持って、無線LAN設定のため入店。奥の一角にYahooBBエリア看板の下がった一列テーブルの隅で登録完了。YouTubeを見たりして接続など確認する。
学生時代の苦い経験から、マックでハンバーガーは食べないと誓って以来十数年振りにエビバーガーを食べる。ポテトとドリンクセットだったが、ポテトは5本位食べたら気持ち悪くなってしまい、捨てる。
コーヒー100円でおかわり自由とは知らなかった。コーヒー1杯タダ券を使って注文したので、実際には、きょうはコーヒー何杯飲んでもタダということに。
夜は、今朝、友人から届いたスウィーツをいただく。ふわふわのシフォンケーキと穀類+クルミ入りの風味豊かなスコーン。
同封の写真に六甲の牧場風景が写っていて、行ってみたいなぁと思った。
夕暮れの美しい季節。今日は沈み行く太陽から天空に向かって伸びる巨大な「神の手」に遭遇し、あまりの美しさに言葉を失う。
こんな景色に出会うと、そういえば今年前半の落ち着かなかったり体調崩したりで、体内がよどんでいる感じが最近しているなと思い、以前よく食べていた雑穀米を購入してみる。白米に足してしばらく続けてみることに。3日目あたりから、顔じゅうに吹き出物がプツプツ出てきた。浄化作業が始まったらしい。がんばれ私。
父の命日。そして敬老の日。お墓の掃除に行く。伯父さんたちや、いとこのお姉さんたちのお墓も一緒にお参りして、甘いお菓子をたくさん買って帰宅。甘いものが大好きだった父の気持ちが入ってしまった感じ。敬老の日ということで、「寿」印の入った蒸しケーキをいただく。
映画館に行って、上映情報など探索。是枝裕和監督映画『空気人形』が気になって仕方ない。ほぼ毎日、予告編をネットで見ているので、なんかもう見てしまったような錯覚さえあるが、公開は週末。この映画館には、まだ案内もポスターも置いてなかった。ここでの上映は来月だろうか。
映画館ロビー脇のカウンターで、館内持込用のパンとかドリンクとか買ってみる。秋分の日にしては暑い日差しの午後を、薄く冷房の効いた窓辺で静かにまったり過ごしているうちに、すっかり映画を観たあとのような気分になり、心の中がわんわん泣いて波打っていた。この映画は音楽も良い。上映が待ち遠しいなぁ。
毎年恒例、父の実家より新米が届く。いつも、お米とは全然関係ないダンボール箱に入って来るのだが、今年はちゃんと魚沼米の印刷の入った箱にピッチリ収まって送られてきた。
この時期、命日に父の墓参りに行き、今年も来たよと話して帰ると数日後にお米が届いて、まるで父からの手紙が来たような不思議な気持ちになる。それにしても、本当になんて美味しいお米。しばらくはまたこの温かい優しい香りのご飯が食べられる。お父さん、ありがとう。
十五夜だというので夕方の空を見たらピンク色に染まった雲の合い間に美しい月が!急いで写真を撮ったけれど、所詮、肉眼にはかなわない、ポチっと金平糖のような白い点が写るだけ。もうすぐ満月かどうかもわからない。写真には月の体温も写らないし。小さい頃はもっと大きかったらしいお月様。何とか残しておかなくては。明日また挑戦しよう。
夜の満月撮影に備えて、買出しの帰りにフードコートでビビンパを食べる。
帰宅すると、10/10から3日間のパスカルズ関西ツアー用に新曲FAXが届いていた。2曲あるらしいが、2曲目はFAXの調子が悪かったのか、五線譜の縦2cm分しか見えない。すっかり弱気になりつつも、譜面に書き込みしたりメールの説明読んだりしながら、ツアー準備のスイッチが入る。
関西ツアー出発の朝。早朝準備の部屋でヴァイオリンケースに付けていたポコちゃんのキーホルダーが取れていることに気づくが、出先でなくて良かった。お守り手ぬぐいと一緒に写真に収め、リュックのポケットへ。電車で長旅は本当に久し振りだ。西へ向かうのも久し振りで、車窓の風景がいつもと逆方向に流れていくのはとても新鮮でいい。早朝出発、眠くて新曲も心配なので、旅を楽しむ余裕がないのが残念。雨だし。
米原で在来線に乗り換えて彦根へ。ここからは素朴な近江鉄道で現地へ。
途中、銀河鉄道の夜にも登場しそうな幻想的な風景や無人駅などをぼんやり見ながら、少しずつ眼を覚ます。
今日から3泊4日の国内ツアー。ツアーといえば、マー坊のイラスト。欧州ツアーでも、バス移動で疲れた気分を到着した街でポスターが「お疲れさま」と出迎えてくれてホッとしていた。
水口城南駅から徒歩2分。会場入口でまた、かわいいポスターが疲れを癒してくれる。他メンバーより遅れて会場入りした私たちは、急ぎ荷物を置いて、すぐセッティング。
音出しのあと小休止で、現地スタッフの皆さんの愛情こもった本格タイカレーを美味しくいただく。ほんとうに美味しかった。
数日前に自転車で転んで左手首を骨折してしまったバンマス。痛々しい姿を気遣いながら、リハーサル。みんなで助け合って本番。
フルメンバーの底力+途中ゾクゾクするほどの一体感あふれるエネルギーが広い会場に充満した。音もよく、気持ち良いコンサートだった。
夜は、キャンプ場ロッジで、スタッフの皆さんの愛情たっぷり手作り料理満載で、夜はかなり冷え込む山中だったが、温かくゆったりした時間が過ごせて良かった。寝不足のせいか、途中から原因不明のめまいに襲われ、先に布団に入り久し振りにみんなでのんびり話したり笑ったり。明日は大阪へ移動。早朝7時出発も、まるで欧州ツアーのようだと思いながら。
関西公演2日目。機材を積んだ小俣号に乗せてもらって移動のため他メンバーより早く出発。良く晴れて嬉しい。早朝で渋滞もほとんどなく快適に大阪入りできた。途中、万博記念公園にそびえる塔を拝みながら、今日のチラシで出演者など確認しながら現地へ。開門前に着いてしまい車入れず、公園周囲をぐるっと廻る。とても広い敷地でびっくり。
やっと開門してステージ脇に機材を降ろし、すぐセッティングにとりかかる。サウンドチェック、リハーサルはこんなに早い時間だが、本番は18時から。
長い待ち時間をどうして過ごそうかと思っていたら、私たちの楽屋は特別に広い室内のゴロ寝OKな敷物が用意された憩いのスペースで、早速メンバー達がゴロゴロと横になりマッサージが始まり、どこかの大衆大浴場の広間に集う集団みたいになってしまう。窓の外を通りかかった公園散歩の人々がみな立ち止まり覗き込こんでいて、少し恥ずかしかった。
スタッフが(一部メンバーも)外出して観光したり、大阪名物を買い込んできてくれたりして、ここでもまた、まったりした良い時間を過ごせた。まったりし過ぎか。
他の出演者のステージ見たり、楽屋に戻って食べたり笑ったり、練習したりしながら、陽が落ちて寒くなった頃やっとパスカルズの本番。セッティングにとても時間がかかるため、その間を盛り上げてくれた、ジョンソン・ツさんに感謝。とても楽しい人で、会場が大いに盛り上がり、おかげで私たちのステージもそのまま大盛況となる。寒いなか一緒に盛り上げてくれたお客さんにも感謝。今日も楽しい夜になった。
終演後は、小俣号に乗って夜の宿泊地、京都へ向かう。多少渋滞もしたが、わりと早めに京都入り。金閣寺の標識を見て、本当に京都に来てるんだ、と実感する。
宿に手荷物を下ろしたあと明日の会場「磔磔」へ前日搬入に行き閉店まで。
店長さんのお誘いを受けて近くの魚料理店で遅い夕食。お座敷手前の靴箱の名前が全部「さかなへん」の変わったお店。素朴な京都料理がいろいろあって、どれも美味しかった。
古い友達の家に泊まりに来ているような、懐かしい親戚の家に来ているような、初めてとは思えない郷愁の宿でぐっすり眠った翌朝は、宿の方に教わって近くの美味しいうどん屋さんで暖かい朝食。手のひらほどもある大きな甘い御稲荷さんを食べて、その後、知人宅にお世話になっている他メンバーと合流し、電車で会場入り。途中また激しいめまいに襲われ、まったく動けなくなる。
会場に入ると、昨晩、搬入の際に見せていただいた「Pascals」と描かれた大きな看板をステージ後ろ中央に釘打ちしていた。
初めての京都で知名度も低いはずだが、お店も、ふちがみとふなとさんも頑張って宣伝してくださったおかげで大入り満員となり、2アンコールつきの充実したステージとなった。アンコール入場の際、楽屋から降りてくる階段で足を踏み外し派手に転げ落ちてしまい、痛かった。お客さんに突っ込まなくて良かった。
終演後は、皆で看板にサインを描いて
それをバックに記念撮影。メンバーと、スタッフと、みんなで。
充実の関西ツアー3日間を終えて、今日は夕方まで京都観光。よく晴れていたので、ホテルを出て、途中、東本願寺横を通り、待ち合わせのイノダコーヒ本店まで頑張って歩いてみることに。これが結構距離があって大変だった。
通りの名前を確認しながらやっと辿り着き、奥のテラス席で待っていた他メンバーと合流。イノダのテーブルとは思えない多種多様なメニューをずらっと並べて楽しい昼食。欧州ツアー先でのオフのパリを思い出す。
その後、錦市場をひととおり見てまわり、お土産など。たくさん買い物。
早い新幹線で帰宅のメンバーを見送ったあと、初日の水口からずっと話題になっていた「琥珀流し」のあるお店を訪ねる。店内奥にイスとテーブルの席があったが、その先に箱庭と座敷が見えたので、お願いしてお座敷に通してもらう。
これぞ京都の風情たっぷりな空間に浸りながら、念願の「琥珀流し」を堪能。
冷え加減、柔らかさ、甘さ、すべて完璧にわたし好み。時折、お座敷入口から吹き抜けの屋根づたいに降りてくる涼しい風がまた気持ちいい。時間や時代も忘れてしまうような不思議な空間だった。
まだまだ時間があるということで、二条城へ。
名物の「うぐいすばり」を他の修学旅行生や観光客たちと一緒にキュッキュッと足もと鳴らしながら見てまわり楽しかった。
高台から城内を見下ろして、早めに色づいている木々を眺めたり、錦市場で買った美味しい栗や抹茶を飲んだりして静かに過ごす。
二条城を出た後は、友人のオススメで、タクシーに乗って大徳寺へ。とてつもなく広大な敷地のなかに沢山の寺院が建っている。そのなかに、千利休が設計した庵や庭がいくつかあり、その中の二つほど見てまわる。昔のひとたちの見事な職人技や、美意識などに圧倒される。
歩く先々に案内のお姉さんが待っていて丁寧に説明してくれた。期間限定特別公開のため、全面撮影禁止。こういう場所ではカメラをしまって、自分の眼でゆっくり楽しむのがいいんだなと思った。そうして見てまわると、なるほど、風に木の葉が揺れる音、鳥の声、床のきしむ音、匂い、ふだん見落としているいろんなものが見えてきて、心が和んだ。
帰りは、京都駅地下で京都惣菜セットなるお弁当を買い、新幹線で名残り惜しみながら帰宅する。
関西ツアーが終わってしまうと、気持ちの中ではもう今年も終わりみたいな師走な気分になったが、紅葉はまだこれから。今年の紅葉はどうなんだろう。どこか散歩に行けるだろうかと思いながら、秋色のクリームのかかったクレープなど食べてみる。
帰り道は、同じ秋色に染まった絶景の夕空に会えて嬉しかった。紅葉狩りに行きたいなぁ。
井の頭動物園内に、自然のこんなに美しい散歩コースがあったとは知らなかった。敷地の広さにもびっくり。寒いというのでしっかり着込んで出かけたら今日は異例の暖かさというよりは、暑い。自然文化園に入り、楽屋に辿り着いた頃には汗だくになり、上着を2枚とも脱いで軽装になる。
演奏会場は、長崎平和祈念像の作者として有名な彫刻家北村西望の作品が展示されている彫刻館、楽屋は「しゃぼん玉」などで有名な詩人・童謡作詞家、野口雨情さんの書斎「童心居」という文化的な空間。
そこにこんな集団が集い奏でるという、まさに今日の企画タイトル「音を楽しむ」だなーとリハしながら思う。
サウンドチェック後、控え室に戻り、床の間の歌詞ファイルを見たりご飯食べたりお菓子食べたりごろーんと横になってくつろいだり我が家のように過ごす。本番は動物園ということで圧倒的に家族連れが多かった。また、お天気がとても良かったり、入園料だけで見られるという利点もあり、定員を大きく上回るお客さんが集まってくださり、会場の方が大慌てでイスを増やしたり桟敷席を増やしたりバタバタいそがしくしているなか無事演奏終了。楽しんでもらえて良かった。
帰りは、事務所に行けば会えると聞いていた可愛いフェネックを胸に抱きしめてウルウルしたり
いつもの打ち上げに向かうメンバーの最後尾を歩いていた女子部に誘われて、こっそり列を抜け出し井の頭公園脇のクレープ屋さんで美味しいひとときを過ごしたり。
早めに横浜入りして、まずは横浜THUMBS UPライブ恒例の、でもちょっと久し振りのクレープ屋さんへ行く。量が多いのでゆっくり食べていたが、苦しいーとか思いながら完食してしまう。やばい。
きのう11/11は、トランペット風人さんのお誕生日。会場入りすると、バンマスがサプライズでバースディケーキを用意していた。
サウンドチェック後のリハーサル前に「ハッピーバースディ♪」をみんなで演奏しながら合唱してお祝いする。
楽屋には他にも沢山のケーキやお菓子や甘い香りでいっぱいの、風人さんノリノリの、とても楽しい夜になった。
パスカルズ、12/7(月)のスタパLiveリハのため都内のスタジオへ。ゲストに関島岳郎さんをお迎えして関島さんの曲もたくさん演奏する、バンマスいわく「今年のハイライト」。録音のためマイクをたくさん立てたので緊張する。関島さんの曲は深く温かい夕暮れ時の公園のような感じ。この哀愁をどれだけ伝えられるだろうか。他にも新曲があって、時間はあっという間に過ぎ、終電の都合でお先に失礼することに。
冬バイト始まる。何度か通って慣れているとはいえ、初日はいつも緊張して眠れない。
晴れた朝、薄っすら雪化粧した山を眺めながら、待ち合わせのいつもの神社へ。
バイト先のビルは高台にあって遠くの海がよく見える。
夕方になると海面に太陽光が反射して、とてもキレイだった。
いよいよ本番の日。
会場に入ると店内はすっかりクリスマスになっていた。
今日はステージにも手作りオブジェが飾られて、本番にはキラキラゆらゆらする予定。楽しみ。
今日の主役は関島さん曲。かなり気合の入った編曲がされて、ひとつの曲には歌詞もついて、より一層パスカルズ色に染まった黄昏どきの公園な感じになればいいなと思いつつ、リハーサルではまた、細かい構成やフレーズに入念なチェックが入る。
会場には、10月に関西ツアーでお世話になった方達からの差し入れとBeBeちゃんの手料理が豪華に並び、店内も楽屋も幸せな香りに包まれていた。
こんなにも楽しい空間をフルメンバーで堪能したかったけれど、バンジョー原くんが急病でダウン。今年のハイライトを一緒に過ごせなくて残念だった。
翌日は、駅のロッカーに荷物を預けていつものMeal MUJIへ。
途中、寄り道して、東京国際フォーラムで12/11から開催される『ストラスブールのマルシェ・ド・ノエル2009』の準備の様子を見る。
パスカルズ初欧州ツアーはちょうどこの時期で、アルザス地方のナンシーという町に来ていた。ストラスブールに行きたいと言ったら特急で4時間はかかる、今日中に戻って来れないと言われ断念。
いま思えば、それでも日本よりは格段に近かった。そのストラスブールのクリスマスマーケットが日本にやって来るなんて夢のよう。
Meal MUJIでまったりしたあとは、少し銀座を歩いたあと、神楽坂「シアターイワト」で行われる、mugimaru2の5周年記念ライブ(友部正人さんと原マスミさん)を見に行くことに。
チケット完売と聞いていたが当日券が出て入場することができた。ライブは、お二人ともにそれぞれの貫禄のオーラが会場内を縦横に飛び交い不思議な空間となっていて心地よく、mugimaruのおまんじゅうを食べながら心安らぐひとときだった。盛り上がって演奏時間延長、終電ぎりぎりで、駅までの下り坂を久し振りに真剣に走った。
良く晴れた午後。高速電車に乗って良子ちゃんの新作帽子展に行く。日暮里界隈によく散歩に来ていたのはもう15年以上も前だろうか。初めてなのに懐かしく感じたあの雰囲気は残したまま、かわいいギャラリー雑貨店や住宅街の奥にお洒落なショコラティエも出来ていて、ますます楽しそうな町になっていた。次は頑張って早起きして出掛けたい。