コラム―風風(ふうふう)
■2009.9.19冤罪捏造の真犯人たちを法廷に(国賠ネットワーク119号より転載)・・・・・・・・山口正紀 INDEX
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3月9日判決(富山地裁)は一部勝訴 3月23日に判決確定 新着情報 判決は警察官の捜査における違法を一部認定したものの、国や検察官・警察官の個人に対する請求は棄却した不当なものである。原告、弁護団は控訴も検討してきたが、控訴期限ぎりぎりの23日に「控訴せず」を表明、「苦渋の選択」であった。「確定」することになるからといって、このまま幕引きが図られることは絶対に許されない。県警は捜査を担当した警察官らの処分を当然行うべきであり、検察は「国賠法上の違法性」がないからといって責任は全く無いということにはならない。 弁護団は 「氷見国賠事件を終結するにあたっての弁護団見解」、 支える会は声明(下記)を発表した。 2015年3月23日 声 明 富山(氷見)冤罪国賠を支える会 2009年5月に提訴した氷見冤罪国賠の一審判決が、2015年3月9日、富山地方裁判所で言い渡され、警察官の捜査における違法を一部認定したが、国や検察官・警察官の個人に対する請求は棄却した。富山県に対して約1966万円と2002年5月24日(氷見第1事件の起訴日)から支払い済みまでの遅延損害金の支払いを命じた。判決には納得できないところが多々ある。特に国(検察)の責任を一切、認めていないことだ。判決に対して富山県は、3月13日に早々と「こちらから控訴することはない」(県警本部長)と表明、そして、控訴期限の本日、原告の柳原浩さんと原告代理人弁護団も「控訴はしない」と表明し判決が確定することになる。控訴も検討されてきたが、控訴期限ぎりぎりの「苦渋の選択」であった。「確定」することになるからといって、このまま幕引きが図られることは絶対に許されないことである。県警は捜査を担当した警察官らの処分を当然、行うべきである。検察は「国賠法上の違法性」がないからといって責任は全く無いということにはならない。 われわれ富山(氷見)冤罪国賠を支える会は、昨年11月26日に、警察官4名を富山地検に虚偽公文書作成・同行使(刑法第156条・158条)と偽証(同169条)で告発した。3月12日に「告発状を受理(2月24日付)」したとの連絡が告発人にあった。現在、捜査に着手しているのかどうか、「捜査の進捗状況」は明らかにされていない。告発の受理は当然として今後の捜査を見守っていきたい。 県の情報公開制度を使って「捜査指揮簿」などについて開示請求したが、そのほとんどが真っ黒に墨塗り(マスキング)された開示であった。県警の隠蔽体質は変わらず、これに対して「黒塗り減らせ!」訴訟(第1次)を提起した。2014年8月6日の判決があり、開示を求めた122箇所中、47箇所の黒塗り部分が開示された。その後、審査会の答申により、県警が後から開示した捜査指揮簿などの黒塗り部分について第2次訴訟を提起し現在も進行中である。今後、県警に変化があるのかどうか、注視していきたい。 【裁判 集会】 2015年 5月10日 判決(確定)報告(国賠ネット153号から転載)・井上 2015年 4月30日 判決(確定)報告(人報連ニュースから転載)・山際 2015年 3月23日 弁護団は「見解」、支える会は「声明」を発表 2015年 3月 9日 富山地裁判決 傍聴報告・磯部 2015年 1月 5日 告発状の補充書を提出 2014年11月26日 富山県警の警察官4名を富山地検に告発--虚偽公文書作成・同行使(刑法第156条・158条)と偽証(同169条)
2014年10月 6日 氷見冤罪国賠裁判報告集会 井上傍聴・集会報告 2014年10月 6日 氷見冤罪国賠裁判報告集会(富山県教育文化会館) <集会の内容>
2014年8月6日 富山県情報公開裁判判決(予定)午後1時10分 富山地裁民事部 2014年7月26日第26回口頭弁論 磯部・井上 傍聴報告 2014年7月26日 事務局より当面の日程のお知らせ 2014年4月21日第25回口頭弁論 菅野良司 傍聴報告 2013年12月16日第23回口頭弁論 井上 傍聴報告 2013年10月21日第22回口頭弁論 山際・磯部 傍聴報告 2013年8月19日第21回口頭弁論 菅野良司 傍聴報告 2013年5月27日口頭弁論 原田宏二さんの傍聴記 2013年5月27日口頭弁論 山口正紀さんの傍聴記 「強かん犯を野放しにした警察」 ―週刊金曜日(2013.6.14(947号))の「メディア一撃」から 5月27日氷見冤罪国賠裁判報告集会 in 富山―県警の隠蔽体質を問う― 集会案内(pdf) 印刷用
■日時: 2013年5月27日(月)午後6時半から
■場所: 富山市、県民会館302号室 ■会場カンパ:資料代500円
<第1部>
講演(1)「富山県警の隠蔽体質について」 原田宏二さん 市民の目フォーラム北海道代表、元北海道警 釧路方面本部長) 国賠裁判報告 奥村回弁護士 富山(氷見)冤罪国賠弁護団
<第2部>
講演(2)「富山の地域社会と冤罪について---市民的責任のありかたを考える」
小倉利丸さん 富山大学教員
発言:菅家利行さん 足利事件元被告
桜井昌司さん 布川事件元被告、同国賠原告
決意表明: 柳原浩さん/本国賠原告
アピール: 支える会
主催:富山(氷見)冤罪国賠を支える会 2013年5月27日(月)第20回口頭弁論 (事務局 山際永三) 【事務局より】 【裁判 記者会見】 【裁判 記者会見】 【裁判 記者会見】 【裁判 記者会見】 【裁判 記者会見】
【裁判 記者会見】 2011年2月23日(水) 第8回口頭弁論(事務局) 【裁判 記者会見】 2010年12月8日(木) 第7回口頭弁論(事務局) 2010年12月8日(木) 傍聴記 原田宏二さん(元北海道警釧路方面本部長) 12月8日、記者会見する原告と原田さん (富山県弁護士会館) 【裁判 記者会見】 2010年9月8日(水)18:00 記者会見(金沢・北尾法律事務所) 2010年9月9日(木)11:00 第6回口頭弁論 (富山地裁)報告(事務局 井上清志) 【共同声明】 2010年7月1日(木) 「取調べの全面可視化を求める共同声明」の賛同団体になりました。 【裁判 記者会見】 2010年6月1日(火)17:00 記者会見(金沢・北尾法律事務所)
【裁判 記者会見 集会】 2010年3月11日(木) 第4回口頭弁論(富山地裁)、
「取調べの可視化を求める市民集会in富山」(時間:18:00~20:00 会場:富山市・ポルフォート富山)が開催される。150名の市民が参加。 集会アピールを採択し閉会。(国賠ネットワーク122号より転載) 3月11日取調べの可視化を求める市民集会in富山 第4回口頭弁論後の記者会見(富山県弁護士会館)、左から奥村弁護士、、布川事件・桜井昌司さん、足利事件・菅家利和さん、氷見事件・柳原浩さん、志布志事件・藤山 忠さん、志布志踏み字事件・川畑幸夫さん、前田弁護士 ■日時:2010年3月11日(木)18:00~20:00( 開場17:45)■会場:ボルファート富山(富山市奥田新町8-1)076-434-1113 JR富山駅北口徒歩5分■参加費:無 料■プログラム予定 ⑴ビデオ上映 ⑵冤罪被害者の方々の報告と訴え足利事件・菅家利和さん、布川事件・桜井昌司さん、志布志踏み字事件・川畑幸夫さん、志布志事件・藤山 忠さん、氷見事件・柳原浩さん、⑶日弁連における取り組みと現状 小坂井久弁護士(日弁連可視化実現本部副本部長)⑷国会議員からの発言・メッセージ⑸集会アピール■主催:氷見国賠訴訟弁護団■後援:富山県弁護士会 中部弁護士会連合会 日本弁護士連合会 |
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