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平瀬祥太朗ashirase AT mail.ecc.u-tokyo.ac.jp

東京大学 大学院農学生命科学研究科附属水産実験所

助教

博士(農学)

自己紹介

1984年、大阪市生まれ。中学生の時に魚釣りに目覚め、それがきっかけで海洋生物の研究者を目指す。高校卒業後は東北大学農学部海洋生物科学系へ進学、DNA情報によって生物の生き様が浮き彫りになる面白さに魅了された。博士課程では、宮城県女川町の複合生態フィールド教育研究センターに在籍し、センター近くの潮だまりにいたアゴハゼ(ハゼ科の魚)に興味を持ち、その研究に従事する。アロザイムやミトコンドリアDNA、マイクロサテライトDNAを用いた研究により、本種の”生まれた場所から移動しない”ユニークな生態を明らかにするとともに、日本全国の標本を用いた分子系統地理解析から、約200万年前に遡る太平洋ー日本海間の深い系統分岐を発見する。

現在は、沿岸生物種における太平洋ー日本海間の系統分岐に、次世代シーケンサーから得られた大規模DNAデータを用いて迫るとともに、加速度的な勢いで蓄積されているゲノムデータとバイオインフォマティクス技術を駆使し、研究材料にこだわらず生物進化に関するあらゆる問題にアプローチしている。

News:

2015/10/1 東京大学大学院農学生命科学研究科・附属水産実験所の助教に着任しました。

2015/9/21 東北大学の女川フィールドセンターの池田実先生が、平成27年度日本水産学会理事会特別シンポジウム「東北の海は今、震災後4年間の研究成果と漁業復興」で「魚介類遺伝資源への影響と今後について」というタイトルで発表されました。私はアゴハゼを材料として、津波が沿岸生物の遺伝的多様性に与えた影響について評価しました。

2015/9/5-6 平瀬が近畿大学奈良キャンパスで行われた平成27年度魚類学会年会で「日本列島におけるマハゼの分子系統地理および侵入集団の起源の検討」というタイトルでポスター発表しました。

2015/8/21 平瀬が筆頭著者の原著論文「Hybrid population of highly divergent groups of the intertidal goby Chaenogobius annularis」がJournal of Experimenral Marine Biology and Ecology誌にアクセプトされました。三陸海岸におけるアゴハゼ2グループの接触帯の遺伝解析を行い、田老の交雑集団が過去の交雑によって生じ、現在まで隔離されてきた可能性を示しました。