2016_Cabral

履修条件

学部初級レベルのミクロ経済学を習得していること。高度な数学は用いません。1変数の微分を用いた最適化問題を理解していれば十分です。

科目の目的・到達目標

この授業では、企業・産業をめぐる幅広い研究領域に共通する知識を英語で得ることを目的として、産業組織論 (Industrial Organization) のやさしい英文テキストを読みます。

以下の3点を到達目標とします。

1. 英語の本を最後まで読み切る。

2. 企業や産業に対するミクロ経済学の「物の見方」を身につけること。

3. 受講生各自の専門領域を経済学アプローチによって把握すること。

授業の概要

以下の本を1年かけて最後まで読みます。

Cabral, L. M. B. (2000), Introduction to Industrial Organization, MIT Press. ISBN:978-0262032865

産業組織論の英文テキストは分厚いものばかりですが、この本は例外的に薄く、内容も厳選されています。各章は10ページ前後と短く、英文も非常に平易であり、十分に読了できる難易度です。

授業は2週で1章のペースで進めます。

1週目は、英文和訳のチェックを行います。受講生全員が前もって該当章の英文和訳を提出し、全員で一字一句を検討します。その際、内容面のポイントについて、教員が解説を行います。

2週目は、1週目の英文和訳を踏まえて、受講生がパワーポイントを用いて章の内容を報告します。資料は日本語で作成して構いません。

授業計画

春学期

1. ガイダンス

2-3. What is Industrial Organization? (Chap.1)

4-5. Basic Microeconomics (Chap.2)

6-7. The Firm (Chap.3)

8-9. Games and Strategy (Chap.4)

10-11. Monopoly and Regulation (Chap.5)

12-13. Perfect Competition (Chap.6)

14-15. Oligopoly Competition (Chap.7)

秋学期

16-17. Collusion (Chap.8)

18-19. Market Structure and Market Power (Chap.9)

20-21. Price and Non-price Strategies (Chap.10)

22-23. Vertical Relations (Chap.11)

24-25. Product Differentiations (Chap.12)

26. Advertising (Chap.13)

27. Entry Cost, Market Structure, and Welfare (Chap.14)

28. Strategic Behavior, Entry and Exit (Chap.15)

29. Research and Development (Chap.16)

30. Networks and Standards (Chap.17)

評価方法

英文和訳の完成度50%、発表20%、議論への貢献度30%で評価します。

授業外の学習活動

全訳は履修者全員が作成しますが、パワーポイントは担当者だけが作成することとします。