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科目の目的・到達目標

ゼミのキーコンセプトはLearning by Researchです。

ウェブの発展によって、調べれば済むことを大学で学ぶ意義はなくなりました。その結果、自分なりの物の見方や考え方を持ち、他者とコミュニケーションをとる力がますます重要になっています。

これらの力を身につけるための1つの手段として、ゼミで行う「研究」は非常に有益です。このゼミでは、ハイレベルなマーケティング研究を論文にまとめて世に問うことによって、ゼミ生個々人が人間的に成長できる場を提供します。

授業の概要

〔テーマ〕

マーケティングの実証研究

久保は8月末までニューヨークにあるコロンビア大学ビジネススクールで2年間の在外研究に従事していたため、今回が久々のゼミ募集となります。先輩がいない中で、自分たちでゼミの文化を創り出していく積極的な学生の参加を期待します。

〔研究テーマ〕

「マーケティングの実証研究」をテーマとします。 マーケティングには(1)売り手である企業のマーケティング戦略、(2)買い手の消費者行動、(3)それらを結びつける流通システムの3つが含まれます。これらに該当する限り、ゼミ生は自由に研究テーマを選ぶことができます。これまでの傾向としては、消費者行動やブランドをテーマに選ぶゼミ生が多くいました。

〔研究アプローチ〕

実証研究とは、理論的な仮説が実際に正しいのかどうかを、現実のデータと照らし合わせてチェックしていく手法です。統計学を使うので難しく感じるかもしれませんが、実際の計算はPCが行うので、意外に簡単です。また、ゼミでは初歩の初歩からやさしく指導するので、心配はいりません。

〔研究成果〕

参考までに、最後に卒業したゼミ生の卒論のタイトルを挙げておきます。このうち、3本が商学部長賞を受賞し、1本が学術雑誌に掲載されました。全文は久保のウェブサイトから読むことができます。

「公的媒体への広告出稿―地方自治体公式ウェブサイトに出稿している広告主企業を対象とした実証分析― 」

「企業はなぜ復刻商品を販売するのか?―生存時間分析を用いた実証研究―」

「M&Aが買収企業のパフォーマンスに及ぼす影響―当該2社の特許に着目した実証分析―」

「取引相手の再選択―意思決定バイアスと認知資源投資―」

「事業拡張とブランド希薄化―ブランド拡張がもたらすコーポレートブランドへの影響―」

「スマートフォンの品質が価格に与える影響―ヘドニック・アプローチを用いた実証分析―」

「ネーミングのバリエーションを考慮した経験属性のブランド拡張―続編映画を対象とした実証分析― 」

授業計画

2年間でグループと個人で各1本の研究論文を作成します。

〔3年次〕

グループ研究に取り組みます。春学期は実証分析に必要な知識を集中的に学びます。

〔4年次〕

個人研究(卒論)と後輩指導を行います。