鈴村研究室


大規模データ処理・ストリームコンピューティング



# 2015/04/27付けで、鈴村は、米国IBM および IBM Research の研究所本部 IBM T.J. Watson Research Center (所在地:米国ニューヨーク)に移籍しました。今後ともよろしくお願い致します。ワトソン研究所への行き方は、こちらの URL を参考にしてください

# 2013/10/1 : 鈴村の IBM Research (基礎研究部門)の欧州拠点(ダブリン)への海外赴任に伴い、東京工業大学の研究室は2013年9月30日付けでクロージングとなりました。今後は、アイルランド国立大学ダブリン.校 (UCD: University College Dublin) の客員准教授を兼務し、現在遂行している、大規模グラフ処理およびビッグデータ関連の2件の JST CREST プロジェクトを引き続き継続していきます。今後、本サイトは、ダブリンの University College Dublin と東工大、および欧州内との協業に関して成果等をこのサイトに発信していきたいと思います。



鈴村研究室は、2009年4月に設立された研究室であり、IBM の基礎研究部門・東京基礎研究所 (IBM Research - Tokyo) と兼任する 鈴村豊太郎が指導を行います。本研究室では、大規模データ処理時代に伴い、ストリームコンピューティング(データストリーム処理システム) と言われる新しい計算パラダイムのプログラミングモデル、およびソフトウェア処理系の高速化技術、アプリケーション構築などの研究などを行っています。 ストリームコンピューティングに関する研究概要に関しては、こちらを御覧ください。研究室の場所は大岡山キャンパス(目黒線・大井町線大岡山駅)の西8号館9階 (W8E-905)にあります。 


本研究室の特色・方針は以下の通りです。

  • 現実問題に近い研究課題に取り組むべく、定期的に学外の研究機関や企業と情報交換する
  • オープンなカルチャー。研究室外とも積極的に研究交流し、一つの研究分野に拘らない幅広い視点を持つようにする
  • 本研究室のメンバーは指導教官を含めてブログでお互いの研究の進捗、新たな知見などを共有する
  • 学部4年時から英語の論文書き・発表練習を始め、国際的にも通用する人材を育成する


(更新日: 2017/03/02)

  • Graph500 において世界1位4連覇(合計5度目)を達成しました (2016/11) (詳細へ
  • Graph500 において世界1位3連覇を達成しました (2016/6) (詳細へ
  • 「京」上でグラフアルゴリズムを更に改良し、 Graph500において世界一位を獲得しました (2014/06/25) 
  • 国際会議 ACM ICPE (International Conference on Performance Engineering)にて、鈴村が Keynote Speech (基調講演)を行いました (2014/03)
  • Green Graph500 にて世界一位獲得 (2013/11) http://news.mynavi.jp/news/2013/11/21/474/
  • 2013年9月25日東工大て、大規模グラフ処理ライブラリ ScaleGraph ワークショップを開催します 
  • 国際会議 HiPC に2件採択されました。発表は2013年12月にインド・バンガロールで行います
  • 2013年6月のスパコンランキング "Graph500" にて継続して世界4位を獲得。
  • 人工知能学会全国大会にて「ビッグデータを支える基盤技術」と題して鈴村が招待講演 (URL) (2013/06/05)
  • 2013年4月 国際会議 WWW (World Wide Web) のワークショップにて本研究室から3件発表 (2013/04) 
  • 「匿名化技術等を活用した大規模なパーソナル情報の活用に関する調査研究」の委員として鈴村が参加 (レポート: http://www.meti.go.jp/meti_lib/report/2012fy/E002579.pdf)
  • 2012年11月の スパコンランキング "Graph500" にて世界4位を獲得しました
  • 国際会議 DS-RT にX10ベースの大規模交通シミュレーションの論文が採択されました。発表は2012年10月にアイルランド・ダブリンで行われます (2012/10/07)
  • 国際会議 HiPC に2件採択されました。発表は2012年12月にインドで行います (2012/10/07)
  • GPU Technology Conference 2012 の招待講演にて、鈴村、上野が講演を行いました (2012/07/26)
  • 2012年6月にて、スパコンランキング "Graph500" にて世界3位、世界4位を獲得しました
  • 国際会議 IPDPS のワークショップに鈴村研究室から2件採択され、5/25 に中国・北京にて発表を行います
  • 東工大スパコン TSUBAME 2.0 にて年2回開催されるグランドチャレンジに2期連続採択され、1366ノードを用いた大規模グラフ処理に関する実験  (Graph500) を行いました。(2012/03/28). 今回得た結果は 国際会議  ISC 2012 (International Supercomputing Conference) にて公表されます。
  • 高性能計算の分野では最難関国際会議の一つである  HPDC に上野君の Graph500 に関する最適化実装の論文が採択されました。6月にオランダで発表致します。
  • 査読付き国内会議  SACSIS (2012年5月、神戸)に鈴村研究室から3本採択(上野君、雁瀬君、西井君)されました。 採択された論文はここをご覧ください。
  • ITmedia からのストリームコンピューティングに関する取材の記事 (URL) が掲載されました (2011/12/26)
  • Graph500の成果に関するプレスリリースがいくつか→ NECのページNVIDIA のページマイコミジャーナル、2011年11月24日の朝日新聞の科学技術欄の一部, 東工大クロニクル No.472 (2012年1月号)
  • Graph500 の成果が掲載されました 

  • 「Graph500 ベンチマークへの挑戦」という題目で、鈴村が「第2回シンポジウム-e-サイエンスに向けた革新的アルゴリズム基盤」にて発表を行いました
  • 我々の最適化実装を用いて スパコンの世界ランキング Graph500 に挑戦し、世界3位となりました。Graph500 ベンチマークの簡単な解説に関してはこちらをご参照ください。
  • 鈴村、上野の論文が IEEE IISWC 2012 (IEEE International Symposium on Workload Characterization) に採択され、口頭発表を行いました (2011/11/7) 
  • NVIDIA GTC Workshop Japan 2011 のテクニカルセッションに上野の論文が採択され、口頭発表を行いました (2011/07/22)
  • 鈴村が、日本ソフトウェア科学会 第28回大会併設チュートリアルにて、ストリームコンピューティングに関する講演を行いました。
  • 鈴村研究室が東京工業大学の学内誌 Landfall に取り上げられました (2011/04/01)
  • 鈴村、老木の論文が IEEE ICWS 2011 Industry Track (採択率: 11%, 22本採択)に採択されました (2011/07)
  • 石井、鈴村の論文が IEEE Cloud 2011 Research Track(採択率:18%=36/196)に採択されました. (2011/07)
  • 石井、鈴村の論文が SACSIS 2011(査読付き) に採択れました
  • IBM SUR (Shared University Research) Award を受賞しました (2010/11/01) ----> 受賞ページへ
  • 上野、鈴村の論文が Internet Conference 2010 (査読つき)に採択され、学生奨励賞を受賞しました (2010/10/26) -> 受賞ページへ
  • 西井、鈴村の論文が Internet Conference 2010 (査読つき)に採択されました (2010/10/12) 
  • 石井、鈴村の論文が Internet Conference 2010 WIP セッション (査読つき)に採択されました (2010/10/12)
  • 松浦、雁瀬、鈴村の論文が 情報処理学会 COMSYS 2010 (査読つき)に採択されました (2010/10/12)
  • 森田、鈴村の論文が第72回情報処理学会全国大会の大会優秀賞を受賞しました--> 受賞ページへ
  • 老木、鈴村が昨年 IA (インターネットアーキテクチャ研究会)で発表した「ストリーム処理 System S を基盤にした Web サーバーの実装」が 2009年度の IA 研究会研究賞に受賞されました (2010/05) --> IA 研究会ページへ
  • 松浦、鈴村の論文「バッチ処理とストリーム処理の融合」が 2010年3月の全国大会学生奨励賞に選ばれました (2010/3)


ストリームコンピューティングとは


本研究室では、ストリームコンピューティングと呼ばれる新たな計算パラダイムに注力しています. ストリームコンピューティングとは、 非常に簡単に述べると、大量に到着したデータをリアルタイムに処理していく計算パラダイムです。従来のグリッド技術や大規模データ処理基盤では、 受信したデータを一旦ディスクなどに格納して処理しますが、昨今、データ量は爆発的に増大しており、これではストレージ容量が肥大化し、 かつその格納されたデータに対して何らかの解析をするためには莫大な時間を要してしまいます。これを解決するための新たな計算 パラダイムがストリームコンピューティングです。


ストリームコンピューティングの原則は、到着したデータをオンメモリ上に載る範囲内でバッファリングし、 その中で実時間でデータ解析を実行します。到着したデータに対して逐次的にデータを処理していくので、 リアルタイム性が確保され、かつストレージの肥大化も防げます。また、デジタル信号処理(DSP) などの研究領域ではこれらの概念が昔からありましたが、ストリームコンピューティングでは、そのようなドメイン特化型の処理ではでなく、 様々な情報源からの様々な形式のデータ(構造化、非構造化)が莫大なデータレートで到着したときに必要になる汎用的なソフトウェア処理技術と言えます。このようなソフトウェアシステムを設計する上では様々な研究テーマがあり、 プログラミングモデル、スケジューリング技術、ラインタイム性能最適化などの重要な研究領域が未だ発展途上にあり、 ICDE/SIGMOD/VLDB と言ったデータベース系の著名な国際学会でも昨今非常にホットな研究として取り上げられています。以下は、2009年10月の時点での鈴村研究室の研究テーマの一覧をまとめたものです。画像をクリックすると拡大されますので、興味がある方はご参照ください。




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