ゴミ箱に投げ捨てた鈍色の夜明け
虚ろげに僕を見上げてた
腐りきった感情と慣れ合った心
色はとうに失われてた
くだらないことばかり満ちたりた街で
愛想とティッシュを配る
留まる意味さえ失った庭に
立ち尽くすあの日の僕が
「きっと,ここはだめだ」と嘆く
星の数ほど唱えた呪文
ゆらりゆらり流れる時間はもう戻らない
行こう"アテ"など無いけれど かまわない
振り返って現在(いま)に別れを告げた
群青の空へとこの手をのばそう
風と雲奏でたシンフォニー
届かなくていい まとわりつく
迷い憂いとまどい捨てて きっと
追憶の最果てに置いてきた人形が
嘲笑う「変わらない?変われない?」
染み付いたものは繰り返すroutine days
うんざりさ そう思ってんだろう?
奇跡祈るだけの滑稽なピエロ
浮かんではかき消した疑問
のらりくらり漂うだけの関係ならもういらない
跳ぼう"ハネ"なんて無いけれど かまわない
振りかぶって現在(いま)を叩き潰した
蒼穹の彼方にまだ見ぬ明日描く
疾る鼓動撫でたメロディ
叶わない願いだとしてもいいさ
痛み弱み悲しみ連れて ずっと
「当たり前」で飾られた日々に
抗うことやめるなんてできないから
青い悠久 果てしなく続く軌道
どこまでも翔けていく into sky
追いかけるほどに離れていく儚い鳥のように
だけど この船の舵をとる権利は譲らない
群青の空へとこの手をのばそう
風と雲奏でたシンフォニー
掴みたいと願って見上げた先 眩さに手を翳して
細めた視界の隙間染める景色 忘れない あの空へ