(開催済)社団法人日本心理学会技術心理学研究会第3回研究会

2015/12/15 22:24 に Satoru Suto が投稿

投稿日 : 2010年7月27日 最終更新日時 : 2010年7月27日 カテゴリー : 研究会

技術心理研究 3研究会について

 ・日程
 日時: 8月7日(土)土曜日午後14時~17時
 場所:立教大学池袋キャンパス太刀川記念館 3議室
 http://www.rikkyo.ac.jp/aboutus/profile/facilities/tachikawa_hall/

 アクセス
 下記URL参照
 http://www.rikkyo.ac.jp/access/pmap/ikebukuro.html

 ・参加費:無料
 1. 特別講演(14:00~15:30)(質疑応答を含む)
 池田岳郎 先生(味の素株式社 生産技術開発センター ITグループ)
 「食品開発における心理学的技法の応用  -感性工学の適用事例紹介-」

要旨
お客様が感じる印象を製品の特性値へと翻訳する手法として、感性工学の製品開発に
おける活用を進めている。具体的には、製品評価を実施する際、1) 最適値が導出できるような要因・水準数にて実査を行い、2)
製品に関する客観的計測を実施し、3)
取得した官能評価値と機器計測値を統計解析により関連づける取り組みを展開しており、弊社が強みを有する重要成分/技術につき、1)
お客様視点での最適な設計水準と、2) その水準が最適であることを示す定量的根拠を得ることを目的としている。

<事例1>
お客様が製品を購入する際に、その製品形状から受ける印象は購入決定を左右する大
きな要因の一つであると考えられる。容器入りスープを題材に、容器の形状と容器から受ける印象の強さを定量的に関連付け、その関連性を視覚的に表現することを目的とした。評価と解析の結果、評価した各印象が高い水準で実現される容器形状の範囲を明らかにした。

<事例2>
お客様にとっての「ちょうどよい辛さ」は開発担当者の主観のみで決定することは困
難である。チゲスープ製品の辛味成分に関して、お客様が「ダイエット効果があり」かつ「おいしい」と感じる程度の辛味成分の水準を導出することを目的とした。評価パネルの辛味嗜好性アンケートを実施し、層別に「好みの辛さ」水準を明らかにするとともに、サンプル評価を通じて作成した辛味成分と辛さの検量線から、その水準を実現する辛味成分配合を推定した。

<結論>
感性工学手法は、1) 製品開発リードタイムの短縮、2)
当社品の優位性に関する流通・小売向けの説明の明確化に対して、一定の有用性が認められつつある。同手法は、製品コンセプト策定からスペック策定までのいずれの開発段階にも応用することが可能と考えている。


2.ショートトーク(15:30~17:20:各発表25分(20分発表5分質疑応答))

1) 指への触覚情報はいくつまで正確に利用できるか?
発表者:宮崎由樹(1),市原茂(1),和氣洋美(2),和氣典二(3)
所属:(1)首都大学東京人文科学研究科、(2)神奈川大学人間科学部、(3)神奈川大学視科学研究

2)心理学的アプローチによる片頭痛症状の緩和
発表者:小山慎一
所属:千葉大学

 休憩(10分)

3)高齢者の情報機器の利用学習過程と家族の関係
発表者:森健治
所属:法政大学大学院多摩共生社研究所 特任研究員(ニフティ株式社 ニ
フティ研究所)

4)技術心理学の方法論を考える(1)-被験者のサンプリングとデータ解析におけ
る問題について
発表者:熊田孝恒
所属:独立行政法人産業総合研究

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