大阪大学蛋白質研究所
高次脳機能学研究室
疋田貴俊研究室のホームページです。
疋田研究室は2017年4月より大阪大学蛋白質研究所に高次脳機能学研究室を立ち上げました。
私たちの研究室では、独自に開発した神経回路活動制御法や特定神経回路の神経活動の可視化により、認知学習行動や意思決定行動といった高次脳機能の神経基盤の解明に取り組んでいます。また、精神神経疾患モデルマウスを用いて、精神神経疾患の分子病態の解析を行っています。特に精神疾患発症に関わる遺伝-環境相互作用の分子機構の解明に取り組んでいます。臨床部門や製薬企業との連携により、精神疾患の創薬を目指すトランスレーショナルリサーチをすすめていきます。
お知らせ
・大阪大学大学院では理学研究科生物科学専攻、医学系研究科、生命機能研究科を担当しています。大学院希望の方はまずはお問い合わせください。
・このほか、研究室に参加したい学部学生、ポスドクの皆様、共同研究を希望される研究者の皆様はお問い合わせください。
・理学研究科生物科学専攻HPより研究室案内(リンク)に連絡先があります。
・アクセスは蛋白研のホームページ(リンク)で確認ください。
・日本神経科学会 神経科学ニュース(2019年2月発行)に「研究室紹介」を寄稿しました(リンク)。
今後の主な予定
2024年3月 第101回 日本生理学会大会@北九州で、疋田と小澤助教がそれぞれシンポジウム講演をします。
2023年11月 第45回日本生物学的精神医学会年会@沖縄で、若手研究者育成プログラムを担当します。各賞応募中ですので、年会発表される若手研究者、学生の皆様はぜひ応募ください。(リンク)
2023年8月 第46回 日本神経科学大会@仙台でMacpherson助教がシンポジウムをオーガナイズし、講演をします。シンポジウム名:Cross-species mechanisms of learning and adaptive behaviour.
2023年7月 小澤助教が、第64回日本神経病理学会総会学術研究会/第66回日本神経化学会大会 合同大会@神戸でシンポジウム講演をします。シンポジウム名:モノアミン研究の最前線
最近の出来事
2023年6月 大阪大学蛋白質研究所にてAMEDひきこもりプロジェクトの第7回オンサイト班会議(ハイブリッド)を行いました。疋田研からは柴田君、松本君が発表しました。九州大学加藤研究室の皆さま、広島大学本田研究室の皆さまに参加いただき、研究進捗の共有と議論を行いました。
2023年6月 疋田が第20回COCORO会議に参加し、ショートトークを行いました。
2023年5月 Attachaipanichさんが筆頭著者の原著論文がeNeuroに受理され、Early Releaseに掲載されました(リンク)
2023年5月 疋田が細胞間情報伝達研究会@宮崎大学で講演しました。
2023年5月 D1松本君が第59回リバネス研究費Delightex賞奨励賞を受賞しました。おめでとう!
2023年5月 大学院科目 生物科学特論C1の講義を行いました。(担当:疋田教授、Macpherson助教、小澤助教)
2023年5月 日本神経科学学会HPの神経科学トピックスに西岡君による研究成果紹介が掲載されました(リンク)
2023年5月 新学術領域「人工知能と脳科学の対照と融合」のHPにNEWSとして、Nature Communications論文を紹介いただきました(日本語、English page)
2023年5月 Mirage newsで「Brain Pathway Enables Learning from Mistakes」として研究室の研究成果が紹介されました(リンク)。
2023年5月 MIT Tech Reviewで「同じ失敗を繰り返さないための脳内メカニズムを解明=阪大」として研究室の研究成果が紹介されました(リンク)。
2023年4月 Nature Communicationsに掲載された研究内容をプレスリリースしました(日本語、English page)。「同じ失敗を繰り返さないために必要な脳内メカニズムを解明」「From mistakes to mastery: the brain pathway that allows us to learn from our mistakes.」
2022年4月 疋田が生物学実習を担当しました。
2023年4月 MedicalXpressで「Research reveals brain pathway that signals when we have made a mistake and facilitates better future decision-making」として研究室の研究成果が紹介されました(リンク)。
2023年4月 疋田がItaly-Japan Hikikomori Research Workshop 2023にオンライン参加し、講演しました。
2023年4月 Frontiers in Neuroscience誌のDecision Neuroscience部門にResearch Topic "Circuit, molecular, and developmental mechanisms in decision-making behavior"のEditorialを発表しました(リンク)。5本の原著論文と1本の総説論文を特集しています。ぜひご覧ください。
2023年4月 原著論文がNature Communications誌に掲載されました(リンク)。西岡君(2021年まで特任研究員、現在マウントサイナイ医科大学ポスドク)が筆頭・共同責任著者、疋田とMacpherson助教が共同責任著者です。D3のAttachaipanichさん、京大濱口先生、筑波大学Lazarus教授、ブリュッセル自由大学de Kerchove d’Exaerde教授との共同研究となります。
2023年4月 令和4年度大阪大学女子大学院生優秀研究賞表彰式が行われました。米丸ひなのさんの受賞についての記事が蛋白研HPに掲載されました(リンク)。
2023年3月 Medical Science Digest 「ひきこもりと精神疾患」特集号(リンク)に疋田が執筆した総説が掲載されました。
2023年3月 疋田が第一回NPPRセミナー(リンク)に参加しました。
2023年3月 Attachaipanichさんが筆頭著者の原著論文preprintをbioRxivに公開しました(リンク)。
2023年3月 米丸ひなのさんが令和4年度大阪大学女子大学院生優秀研究賞を受賞しました!(リンク) 4月18日に表彰式が行われます。おめでとう!
2022年3月 LIさんが博士(理学)を取得しました。おめでとう!
2022年3月 志茂君、松本君、米丸さんが修士(理学)を取得しました。おめでとう!
2022年3月 阿部さん、後藤君、Sohail君が理学部を卒業しました。おめでとう!
2023年3月 第100回 日本生理学会大会@京都国際会館で疋田(3S08m-02)、小澤助教(3S07a-01)、Macpherson助教(1S07a-04)がそれぞれシンポジウム講演をしました。大学院生の松本君(1P-041)、梅本君(1P-042)、尾山君(1P-059)、青峰君(1P-217)、柴田君(2P-009)、岩本君(2P-043)、中川君(2P-045)、米丸さん(2P-215)、志茂君(2P-237)がポスター発表しました。
2023年3月 高次脳機能学セミナーを開催しました(リンク)。大阪公立大学の中嶋秀満博士に講演していただきました。
2023年3月 水谷君、Attachaipanichさん、中川君、青峰君、柴田君が生物科学専攻博士課程中間報告会で発表しました。
2023年2月 Liさんが生命機能研究科博士論文公聴会で発表しました。
2023年2月 Sohail君、阿部さん、後藤君が理学部生物科学科卒業研究発表会で発表しました。
2023年2月 志茂君と松本君が理学研究科生物科学専攻修士論文発表会で発表しました。
2023年2月 米丸さんが生命機能研究科中間考査論文公聴会で発表しました。
2023年1月 九州大学にてAMEDひきこもりプロジェクトの第6回オンサイト班会議(ハイブリッド)を行いました。
2023年1月 IRCN-iPlasticity International Symposium @東京大学が開催され、小澤助教がポスター発表しました。
2023年1月 『精神医学領域の論文を読みこなすキーワード100!』が発刊されました(リンク)。疋田が各論の<基礎研究>のテーマを監修しました。疋田が「22. 大脳基底核」と「80.モデル動物」、小澤助教が「85. 神経回路制御」の各項目の執筆を担当しました。