聖バレンタイン・ブラスアンサンブルとは

聖バレンタイン・ブラスアンサンブル St. Valentine Brass Ensemble

1979年に関東のいくつかの大学オーケストラの金管奏者有志によって結成されました。2009年7月には30回記念定期演奏会を開催し、11月にはほぼ同じ期間活動を続け、長年交流を続けてきた関西の老舗、近衛金管アンサンブル・大阪んブラスアンサンブルとジョイントコンサートを開催しました。2013年には3団体合わせて活動歴100年を記念するコンサートを企画しています。

かつて1986に大阪んブラスアンサンブルと大阪府立労働会館でジョイントコンサートを開催、翌年の日本アマチュアブラスアンサンブル組織(NABEO)創設につながりました。NABEOの主催するブラスアンサンブルフェスティバルには第1回から連続参加を続けています。

定演の他、国内外でのコンサート・音楽教室・式典やパーティー等での演奏を行っています。国内では大阪市・佐世保市・新潟県五泉市・山形県酒田市松山・岩手県奥州市前沢などで演奏会を行い、海外ではオーストリア・イギリス・ドイツ・スイス・フィンランド・フランスを訪れています。2007年のフランス・リモージュでのコンサートでは、アンサンブル・エプシロンとラヴェル「ボレロ」を共演しました。

フランスの金管四重奏団アンサンブル・エプシロンとの交流も続き、2012年3月には彼らの日本ツアーを企画・マネージメントを担当し、大船渡・福島など東北の被災地でのコンサートを実現しました。

2012年8月には彼らの招待でフランス演奏旅行を行う予定です。

どんな環境でも、どんな条件でも、どんなレパートリーでも対応するのが当団のポリシーです。たとえば日本橋三越前の車が行き交う道、山形県最上川船下りの船上、フランスの崩れた城跡のフェンシング場、気温40度を超えていたであろうアイスホッケー場での8月のコンサート、フィンランドのフェリーボート甲板上でのコンサートなどで根性を見せています。

金管アンサンブルの枠を超えた試みとしては、俳優米倉斉加年氏の語りでプロコフィエフ「ピーターと狼」の共演があります。

また、2002年にはフランス演奏旅行を、2009年には30周年を記念し、入野賞作曲家成本理香さんに新曲を委嘱し「落葉の庭」(2002)・「9つのファンファーレのようなもの」(2009)をいただきました。

創立時は若々しかったメンバーも今や働き盛り・・・徐々に新陳代謝を図りながらこれからも息の長い活動を続けていこうと考えております。

○メンバー

トランペット:青木美和 内田 淳 北村和弘 坂本雄紀 山岸善樹 山本陽史

ホルン:西岡 淳

トロンボーン:今村和司 志村 努 関田昌弘

テューバ:土田恭四郎

パーカッション:佐々木文彦