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Tips

■ギヤの画像の制作手順(Freestyleでの描線のやり方)

 この頁では、Freestyleの基本的な使い方を理解していただくため、上にあるような線画の作り方を手順を追って説明していきます。Blender×Freestyle Vol.1に掲載したものを調整して掲載しています。

 まずは見える線を引く所から始めます。


外形線のみ


1. モデルの用意

■アドオンのAdd Mesh: Extra Objectsを有効にし、Add Mesh Extra_objects Gearsでギアを追加


2. Freestyleの設定

■RenderタブでFreestyleのチェックボックスをONにする

■RenderLayersタブ Freestyleパネル Control modeを"Parameter Editor Mode"にする
 これにより、GUIからFreestyleのエッジ設定が可能になる

■CreaseAngleを120°程度に設定。
 CreaseAngle:エッジを描線するエッジ角度のしきい値 今回は角部にエッジを出したいのでCreaseエッジを設定します

■Cullingにチェック
 ビュー外のエッジを無視します、レンダリング時間短縮に有効

■FreestyleLineSetメニューの+ボタンを押し、LineSetを作成
 Selection by Visibilityにチェック
 Selection by Edge Typeにチェック

■LayerパネルのIncludeのチェックボックスを、SkyとFreestyleを残してチェックを外す
 Freestyleの描線だけ表示するため

 これでレンダリングすれば、ギアの外形線が描かれると思います。


各パネルについて


Freestyleの設定には3つのパネルがあります

それぞれの設定項目は下記のようになっています。

・Freestyle
エッジの検出方法や、設定の方法など、Freestyleの全体的な設定をします。

・Freestyle Line Set
LineSet毎にエッジを描く部分を設定します。

・Freestyle Line Style

LineSetに関連付けられたLineStyleの設定をします。LineStyleは線の描画スタイルの設定で、複数のLineSetで共有したり、他のBlendファイルにLink・Appendする事ができます。


隠れ線を追加


■FreestyleLineSetメニューの+ボタンを押し、LineSetを追加する

■Selection by Visibilityにチェックし、HiddenボタンをONにする

■Selection by Edge Typeにチェック

■FreestyleLineStyleパネル Strokesタブ DashedLineにチェック 、線を破線にする

■Das(点線の長さ) Gap(点線の間の空白)に適当な値を投入、不要な設定項はゼロのままで問題ない

■FreestyleLineStyleパネル Thicknessタブ BaseThicknessで太さを調整

これでレンダリングすれば外形線に加えて隠れ線が描かれます。

中心線を描く方法


 中心線は、中心線を描くためのメッシュを追加し、そこにEdgeMarkを付ける事で強制的にエッジを描画させる事で描いています。
 この時、中心線は別のレンダーレイヤを用意して描画させます。外形線と同じレンダーレイヤだと中心線用メッシュがギヤの外形線の可視不可視の判定に影響を与えてしまうためです。

■中心線用にメッシュオブジェクトを追加、Freestyleは面が無いとエッジ描画をしないため、ダミーの面を作り、描線したい部分にMark Freestyle Edgeを設定する 緑のエッジがマークされたエッジになります。


■中心線メッシュをギアと別のレイヤに配置

■RenderLayerタブの一番上にあるRenderLayerメニューの+ボタンをクリックし、新しいRenderLayerを作成する

■LayerパネルのLayerボタンにて、RenderLayer毎にレンダリング対象のLayerを設定する。外形線・かくれ線を描画する方はギアのあるLayerのみ、中心線を描画する新しい方は中心線メッシュのあるLayerのみを選択する


■LayerパネルのIncludeのチェックボックスを、Freestyleのみを残してチェックを外す

■上と同じ要領でFreestyleの設定をする
 ただし、Selection by Visibilityにはチェックを入れず、可視不可視に関わらずエッジ描画をさせる 。Edge TypesはEdge Markのみにチェックを入れ、マークしたエッジのみに描画されるようにする 。

 2つのRenderLayerを合成するために、コンポジットノードの設定をします。
 コンポジットノードではレンダー画像だけでなく、法線やZ値なども利用して様々な処理をする事が可能です。

■Screen LayoutをCompositingに切り替え


■NodeEditorのヘッダーのUseNodesをON
 Render LayersノードとCompositeノードが自動で追加されます

■Render Layersノードを複製(Shift+D)し、Layerを変更する

■ヘッダーのAdd→ColorからAlphaOverノードを追加、Imageの2つにRender LayerノードのImage出力を接続する(中心線RenderLayerが下側)

■AlphaOverノードの出力をCompositeノードと接続する


 これでレンダリングすれば最初の画像と同じような画像がレンダリングされるはずです。このようにEdgeMarkを使い任意の場所に線を描いたり、複数のラインスタイルを使い分けたりして多彩な表現ができます。
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