大人の側弯症

Adult degenerative scoliosis

変性側弯症患者のX線写真例

 全ての腰椎の椎間板の高さが減少している

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 出典はコロンビア大学メディカルセンター HPより

http://www.columbiaspine.org/patients/disease/dls.html

 多 くの人たちは、「側弯症」と聞くとこどもたちの脊柱が曲がる病気、特に思春期の女の子に多い、ということをイメージしがちです。しかしそれ以外の側弯症も 存在します。それが変性側弯(あるいはde novoとも呼ばれる)といわれるもので、これは典型的なパターンとしては50歳を超えるころから発症してくる側弯症です。この原因も完全に解明されたわ けではありませんが、脊椎の非対称性の老化現象が一因と考えられます。一般的には脊椎のなかでも腰椎に現れる疾患であり、まれには腰椎に近い部位での胸椎 でも発症することがあります。変性側弯の患者さんは、脊柱変形それ自体では病的症状を持たないかもしれませんが、変形に対する外観的不満を抱いたり、変形 がひどい場合は日常生活に困難を生じることもあります。一般的な病気の訴えは、腰痛であり、座っている姿勢や立っているときに痛く、横になると楽になると いう状態で、電気刺激を受けたような痛みを感じたり、片足(あるいは両足)の筋力が弱まったり、それらが複合するような症状が現れます。側弯のカーブは比 較的小さい場合もあれば、大きなカーブの場合もあります。これまでの研究によれば、一般的に変性側弯症は、進行性の変形であり、カーブは一年間に2度〜6 度進行するといわれています。老齢になると、見過ごされたいた変性側弯が、他の病気の検査をしているときに見つかることもしばしばあります。老齢による変 性側弯症の治療方法は、患者さん個々の状態により異なります。理学療法、神経プロック、椎弓切除術(序圧術)、あるいは脊椎固定術などが行われるます。装 具もときには利用されることがありますが、基本的に治療効果はみられません。

出典は下記URLより

  SCOLIOSIS ASSOCIATE

 http://www.scoliosisassociates.com/subject.php?pn=degenerative-scoliosis-010

こ どものときに側弯症を発症していたが、治療されることなく(あるいは気づかずに)そのままでいて進行が継続しているケースがある。    こどものときに 側弯症の発症がなく、大人になってから脊柱変形が発症するケースを「大人の変性側弯」adult degenerative scoliosisと定義している。

症状について : 私たちは老齢により、多くの変化が身体に発生することになります。脊椎も同様です。老化現象により、多くの人たちが腰痛や肩こり(頸の痛み)を経験するようになります。一般的脊椎の病気としては下記のようなものがある。

  *脊柱管狭窄症 *加齢による変形疾患 *骨粗鬆症 *椎体骨折

 これらの疾患により、脊柱は右あるいは左カーブに変形することがありえます。これらの変形カーブは外観的な問題のみならず、次のような問題の原因ともなります。

  *身体のアンバランス (一方向に傾きがちになる)

 *脊椎の不安定性の増大

 *リプハンプ

 *脚長に差が生じることによる跛行....(びっこの状態)

 *痛み

 *座っていること、立ち続けていることが困難になる

 *神経損傷

 *心臓疾患や肺疾患

 症例 1 : 47歳女性 思春期特発性側弯症の病歴あり

  左A,B :術前X線写真 胸椎カーブ53度 腰椎カーブ52度

  右C,D:術後レントゲン写真 

 

症例 2 : 50代女性 思春期特発性側弯症の病歴あり  

   上/下左 : 術前 下右:術後