消極性研究会(SIGSHY: Special Interest Group on Shyness and Hesitation around You)は、対人コミュニケーションの苦手意識や日常生活における「やる気」のなさを研究するグループです。あなたの消極的もしくは積極的な参加をお待ちしています。

#SHYHACK が合言葉です!

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消極性研究会のミッション

古来より、内気さや消極性というのは否定的な意味合いで捉えられ、コミュニティ内で忌避されたり訓練による解消を促されたりしてきました。しかしインターネットが発展した今、人々が随意的もしくは不随意的に生活の中で関わりを持つコミュニティの数やメディアコンテンツの量が増大しており、現代人はいついかなる時、どんな対象においても積極的であることはもはや難しくなってきています。あなたも気乗りのしない会合参加や、疲れている時に端末に届くメッセージへの対応に辟易することはありませんか?今や消極性は誰の中にもあると言えるかもしれません。我々は消極性を「改善すべきスキル」ではなく、食べ物の嗜好などと同様に、ある対象に関する個人の一つの属性あるいは過渡的かつ反復的な状態と捉え、積極性や消極性に左右されずに多様な人々が共存できる社会を目指し、それを支援する研究活動および社会提言を行っていきます。

研究対象例(これに限るものではありません):
(1)消極的メンバーと積極的メンバーが混在する場のデザインとICT支援
 ・例)心理的負担の低いコミュニケーション支援システム

(2)「やる気」がないユーザの状態を考慮したアプリケーション、ユーザインタフェースの提案、評価
 ・例)明確な意図やクエリがなくても気軽に好みのメディアコンテンツを視聴できるシステム

(3)消極性そのものの探求
 ・例)匿名でも発言できないような超消極的な人々の当事者研究
 ・例)消極性のレベルやカテゴリの定義とShyness-proofな社会づくりの提言
 ・例)自意識過剰と消極性の関係の探求

(4)消極性を考慮したコミュニティ分析、コミュニケーション分析
 ・例)ニコニコ動画のコメントの解析
 ・例)「合コン」の功罪についての分析
 ・例)SNS疲れの分析

(5)消極性の利活用に関する研究
 ・例)「おもてなし」の追求
 ・例)消極的な集合知の研究
 ・例) Augmented Shyness (AS)


なお、本質的なことではありませんが、我々はこの研究会を日本から世界に発信することに誇りと使命感を感じています。国際社会における日本人の消極性はしばしば揶揄の種となりますが、内気さ、謙虚さなどの消極性の一面は日本人にとって美徳と扱われる場合もあり、その延長上にある「おもてなし」などの規範が国際社会に好意的に認知されてきている今、本研究会の論点はその最先端にあると自負しており、活動の成果が人類の相互理解と共存共栄に貢献できればこの上ない喜びです。

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活動ログ
Contact
代表: 栗原一貴(津田塾大学) kurihara [あっと] tsuda.ac.jp