note 雑記
note 雑記
畳んでいる
手を使っている
手を使っているだけではなくて腕も使っている
腕と肩は連動していて
胸や頭部もゆっくりと動いている。
畳む動作に合わせて
髪の毛が一本はさみ込まれます。
それを払いのける。
畳の上で指をこすり合わせて
一本の髪の毛をパラリと落とす。
頭部を動かすと風景が動いている
窓の外に見える木がゆっくりと上下している
ぐるりと回って猫の目
「ぐるりと回って猫の目」は、縄跳びをするときの童歌です。うねる縄と跳ねる身体は、ぐるりと縄が回った瞬間に、猫の目となるのです。遊びの中で、身体は易々と変身し、空間やスケールを自在に伸縮させます。小さい身体は大きな目になります。
周りの風景を飲み込んで輪郭を引き直し、新たな顔が出現します。
誰かに分け与え食べられてしまったり、水に濡れたりして、顔が損なわれたら、
また別の風景を飲み込んで、新しい顔の輪郭を引き直すこともできるでしょう。
私たちは損なわれた時、どうにか自分を再生させなければいけません。
何かに変身する方法は、きっと再生の役に立つのではないかと最近思っています。
(縄跳び)
大波小波ぐるっと回って猫の目
人差し指と中指が交互に動き、そして丘を走りだす。丘というのは緩やかな坂であり谷であり、凹凸である。腕であり、頬であり、奥に骨を感じる弾力を持つ肌である。
それは時に、山や大地の傾斜に指先で触れることを可能にする。