Python開発環境

Pythonの開発環境として何を選ぶか?と言うのは極めて難しい問題です。
はっきり言うと、言語としてのポピュラリティはそれなりにありますが、ところが「これと言った」開発環境が存在しない、と言うのもPythonの特徴です。
ウソ、って思うかもしれませんが、これは本当の話です。

まず、ある程度の事は備え付けのデフォルトエディタ、IDLEでこなすことが出来るので、あんまり開発環境を考慮しないで良い、と言う背景があるのでしょう。
教育用言語として、これは正しい判断だと思います。「教育用」である以上、一々開発環境設定で悩むべきではありません。オールインワンでインストール、そして実行出来る、と言うのは正しい判断です。

ところが。
Pythonと日本語環境のページでも述べましたが、一番の問題である日本語の入出力関係のトラブルがPythonの場合は異様に大きい。
特にIDLEの場合、UNICODE出力がおかしくて、実行そのものには問題が無いのですがインタプリタが文字化け状態で出力しまくります。
気にしないで良い、と言えば良いのですが、どうにも目障りだ、と言うことがあげられます。
また、Linuxの場合、日本語入力が通らない、と言う事もあり得ます。Python2.4時代のIDLEなら問題無かったのですが、2.5になった時点からおかしくなりました。
どうにも「言語の設計とまた別のところで」ストレスを感じるのがPythonと言えばPythonなのです。
そして、IDLEを離れよう、としたら途方に暮れるのもPythonなのです。

さて、Pythonの入門書の類を見ると、原則IDLEを利用する事が前提として書かれているケースが多い、です。これも教育用言語として正しい判断です。
唯一、Pythonの開発環境に対して言及しているのはみんなのPythonなんですが、これも極めて歯切れが悪いです。
ただし、これは筆者の責任と言うよりは、やはり「定番」と言える開発環境がPythonの場合はIDLE以外には存在していない、と言う事の裏返しでしかありません。
同書には次のサイトが参考として紹介されています。
Python Editors
たくさんのPython用エディタが紹介されていますが、やはり一番の問題は「日本語が通るのか通らないのか?」です。もちろん、日本語でプログラムを書かないのなら関係無いのですが、一方、いざとなったとき「日本語が通らない」じゃお話になりません。何事もそうですが「出来ない」よりは「出来る」方が良いのです。

そこで、ここではWindows/Linuxを問わずに使えるPython用の開発環境に付いて紹介しておきます。
とは言っても基本二つでそれらは
  1. Eclipse
  2. GNU Emacs
です。
どちらがよりお薦めなのか?と言うと、正直、こればっかりはEclipseの方に軍配が上がります。特に初心者に近い方はEclipseの方が設定が簡単なんであまり悩まされる事は無いでしょう。
一方、それなりにプログラミングに精通している方々はGNU Emacsの方を選びたい、と思うでしょうが、これは少々設定が複雑です。そして正直言うと、あまりGNU EmacsPython向きではありません(少なくとも現時点は)。

サブページ (2): Emacs+Python Pydev
Comments