山行日:2010年 7/16〜7/18
天候 :曇りのち晴れ
参加者: 石田 杉田 川村 黒井 前山
コース:しらび平→橋より入渓(6:22)→ 西横川と東横川分岐(6:54)→藪漕ぎ開始(11:45)→伊那前岳稜線(14:34)→
乗越浄土→千畳敷(15:53)→ロープウエイでしらび平
(予定コース)しらび平→橋より入渓→東横川分岐→西横川→長谷部新道合流→千畳敷→ロープウエイで下山。
7月16日
22:15 名神黒丸SA合流
7月17日
2:00 菅の台駐車場にてテント泊。小宴会の後就寝
5:00 起床し身支度後バスへ
梅雨前線の影響で岐阜方面も集中豪雨に見舞われていた為、遡行ができるか不安であったが、天候も安定。傾斜のきつい沢の為、
連日の雨の影響も少なく沢の水のにごりも認められず遡行開始となる。しらび平でバス道を5分ほど戻り堰堤の基部より入渓する。
人気の沢であるが他の遡行者は見られず我々だけの貸切。沢筋を歩いて空が見える明るい沢で気持ちがいい。沢をしばらく歩くと2つ目の堰提手前が二股になっている。西横川と東横川の分岐と帰宅してから理解する。地形図にて現在地確認。左沢の方に進み、堰提を右岸から大きく巻く、沢へ降りる際、安全の為ローブにて下降する。「ちょっと巻きすぎたかな?」と杉田さん。その後 巨岩ゴーロ帯になり、滑滝も出てくるが、ホールドスタンスも容易であった。スラブ滝をすぎると、傾斜がある滑滝が現れる。沢筋を先頭の石田さんが登る、ついて行こうと登るがスタンスが安定せず登れず、ロープを出してもらい何とか乗り越える。その後もシャワークライミングで気持ちがいい。晴れていたらもっと気持ちいいのに。その後沢の上に青空が見える二股テラスに到着。杉田さんの野生の勘で左ルートを進む。沢の水が非常に冷たい。沢に雪渓が出現!!!沢靴(私は沢たび)での雪渓歩きは初めて、10m以上の雪渓を石田さんは先陣を切って登る。なぜか次に杉田さんも登っていく、不慣れな女性3人が取り残される。雪渓上部は大きく口を開けていたので、右岸を巻くように言われる。しかし、雪解けの地質で水分を多く含んだ腐葉土の為、足元が安定せず、大きく右岸草付き道で登りつめた杉田さんが補助ロープをだす。雪渓を過ぎるとまた二股に、左ルートを選択しすすむ。水量もへり石の草付きも多い。さらに沢をつめていくが長谷部新道は見つからず、目印の石に刻まれた遭難碑も現れない。とりあえず沢を詰めていくことになる。水流が灌木に消えてしまった。みわたせば、前にはダケカンバと巨岩、直登しているため、登りにくい、スリングで助けてもらいながら進む。高い藪から脱出。空には青空!!しかし前には果てしないハイマツの海。低いハイマツが急斜面に生えている。ハイマツをつかみながら斜面を登ること2時間以上。藪漕ぎ先頭の石田さんの頭が見えない。疲労感より、悲壮感のほうが先にたち、空腹も口渇も忘れ、ひたすら追っかける。こんな所誰も通らないだろうと思ったら、残置ローブがあった。長い藪漕ぎの後、伊那前岳稜線に出る。左手に8合目と書かれた標識と祠があった。沢では寒いと感じたが、稜線は暑かった。稜線から宝剣岳が勇ましく見えた。
終わって見ると、沢は気持ちがいい。遡行図を記入しながら登れたら記録しやすいと思った。藪漕ぎは今回初めてであった、ブト(ブヨ)に刺され、やっちゃんは瞼が腫れた。石田さんに聞いたら「いつもだ!」ということ私も刺された。藪漕ぎには防虫ネットがほしいな〜と思う。
石田さん杉田さん黒井ちゃんは刺されなかった。なぜだ?
千畳敷からロープウエイにのり下山。しらび平からバスに乗り菅の台へ帰る。バス乗車中ウトウトしていたら杉田さんの大声で目が覚める。カモシカの親子がバス道にいた。恵那山で会うことが出来なかったカモシカニやっと会えた。和牛の子牛に似ていた。おいしいのかな?
菅の台駐車場テント泊
コマクサの湯でいい汗を流し、ソースかつ丼と天ぷらそば?を食べ買い出し後、宴会
7月18日
杉田さん早くから起きてラーメンを食べる。(5時)
杉田 川村 大阪へ帰る
石田 黒井 前山 御在所へ (記録前山)