2010年12月11日
天気 風雪
メンバー:石田(L)、杉田、鎌倉、都倉、前山、黒井、茶谷
12月10日 10時2台の車にて大阪出発、2時過ぎ駒ヶ根到着。駐車場にはすでにテントが2張り、満点の星空のもと
私たちもテントを2張り張る。就寝前の小宴会を行い3時就寝する。
12月11日 6時すぎ各自起床。バスの始発が8時30分のため準備開始。テントを出ると外は曇っている。寒い。
人は増えておりバスは臨時運行の始発にのりしらび平へ。そこから千畳敷までロープウエイへ、しかし、かなりの
風速があり「風速によりいつ運行停止になるかわかりません。上はすでに冬山です。」とアナウンスあり。
ロープウエイでは、かなりの揺れがあり気分はブルー。千畳敷に到着しレストランで朝食、6名はガッツリ朝食を
摂取するが1名お汁粉のみ、体調が優れないとのこと(大丈夫か?!)出口にはたくさんの人がハーネスやアイゼンを
装着している。石田リーダーの指示にてアイゼン、ワカンは装着せずに気温マイナス10度の中を出発。出発してすぐ周囲は
真っ白プラス強風。
剣ヶ池を巻きながら新人チームでルートとラッセルを!!とのことで頑張るが足が沈みなかなか前に進まず、ルートも迷いながら・・・。
途中、ワカン装着、アイゼン装着しながら登る。サングラスで登っていた私は雪と風ですぐに見えなくなる。サングラスを
はずすとまつげは直ぐに凍った。指先もしびれるような冷たさがあり何度もオーバーグローブの中で動かしながら寒さと戦う。
7列になり、順番にラッセルをしながら山頂を目指す。14時ごろ宝剣山荘到着するが風は半端なく強い。体ごと、何度も
飛ばされそうになり三点支持で踏ん張る。リーダーが、1名調子が悪いので休むことを指示する。出発より体調不良があったが
顔面色が変わり、口唇も色がなくなっている!!!宝剣山荘でしばらく風をよけながら休憩し、暖かい飲み物とチョコレートを
とらせる。しかし、体調は優れない。リーダー、下山を決定しばらく休憩後下山開始。
相変わらずの強風で体は寒く周囲は真っ白。雪崩対策に登ったルートより少しルートをはずし下山。夏道の杭を見つけながら
いくが回りは真っ白大体の感覚で進む。最終、ロープウエイに間に合うのか?と思いながら進む。何か、見えた。と思うがすぐ消える。
しばらくしてリーダーがホテルの明かり見えてるやろ!と言われ眼を凝らしてみる。一本に白い線が何本か見える。
ホテルの蛍光灯だ。ああやっと着いた。15時50分!!最終ロープウエイは15時55分だ。滑り込みセーフで下山となりました。
風雪の中風に向かいながら登る
浄土乗越に到着。「写真に写ったら魂取られる。」が
口癖のリーダーと青穂で唯一のMr.トレイルランナー。
この風雪の中、笑って余裕の表情だが初めての冬の木曽駒参加。
(記録&写真 りょ)