Mathusalemで簡単バックアップ

Backup や Time Machine の代替アプリ Mathusalem が素晴らしすぎる件

 

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  •  Mathusalemとは?
  •  インストール方法
  •  使用方法

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Mathusalem 1.0

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Mathusalemとは?

 ベンダーの説明を引用。

 Mathusalem(マチュザレム)は、Mac OS X 10.5 Leopard向けの「力強く、かつ、でしゃばりでない」バックアップ・システムです。Mathusalemは、システム環境設定として、またはコマンドラインツールとして直接に、利用することができます。

  Mathusalemというのは、900年以上生きた仙人の名前らしい。アイコンに仙人のような人物が描かれているのは、そういうことでしょう。

 後述の通り、シンプルかつ超強力なバックアップ用ソフトで、Time Machineの代替ソフトとして利用できます。アップル謹製のBackupというバックアップ用ソフトもありますが、Mathusalemを使えば Backup + Time Machine以上のバックアップ環境 が構築できます。

 Mathusalemの特徴は、

  1. さまざまな媒体に対応する柔軟性: 外付けHDD だけでなく、 ネットワーク・ディスク にバックアップすることもできる。
  2. インクリメンタル・バックアップによる差分方式なので、Time Machineと同様に、 任意の日の、任意のファイルを特定して復元できる
  3. 複数のバックアップ設定を併用できる。
  4. 豊富な自動化メニューが用意されている。
  5. バックアップ対象とバックアップ設定の情報が同時に記録されるので、 別マシンからの復元 も可能。
といったところにあります。

 ライセンスはGPL ver.3によるオープンソースで、 Google codeにホストされています 。開発者のブログは、 こちら

インストール方法 

 配布物

上記のGoole codeのページからZIPファイルをダウンロードし、展開すると、右のように2つのファイルが含まれています。

 システム環境設定として利用する場合(推奨)

Mathusalem.prefPane をダブルクリックします。システム環境設定が起動し、現在のユーザのみにインストールするか、全ユーザにインストールするか訊かれるので、選択します。

 ログインパスワードを訊かれるので、入力します。

 こちらの方が扱いが楽なので、一般ユーザはこちらを選択することになるでしょう。以下の説明でも、システム環境設定としてインストールする場合を想定しています。

 コマンドラインツールとして利用する場合

 上級者向けです。UNIX実行ファイルの mathusalem を、適宜、パスの通っているディレクトリにインストールします。

バックアップ設定の作成

 ソース(バックアップ対象)とバックアップ先

 Create New Backup

 バックアップ設定を新規に作成します。初回起動時には、まずこれを行う必要があります。右のウィンドウに設定名が表示されています。 緑色のマーク は保存済み、 赤色のマーク は設定を変更した後に保存していないことを意味します。設定名は自由に変更できます。

 Delete Backup...

 バックアップを削除します。クリックすると、「設定のみを削除」するか、「設定とバックアップ済みファイルの両方を削除」するか、訪ねられます。後者の場合は、他の設定で作成されたバックアップは削除されません。

 Save Backup

 バックアップ設定を保存します。

 Run Backup Now...

 選択したバックアップ設定を、ただちに実行します。

 Source

バックアップ対象となるフォルダ を選択します。ここで選択されたフォルダと、そこに含まれるフォルダ/ファイルがバックアップ対象です。"Choose..."をクリックして、バックアップしたいフォルダを選択します。

 Destination

バックアップ先(保存先) の設定をします。

 "Type"でバックアップ先の種類を選択します。 USBやFireWireの外付けHDDの場合は、"Local Disk"を選択します。 以下では、その場合の設定例で説明します。

 "Host"は、ネットワーク・ディスクをバックアップ先にする場合に指定します。Local Diskにバックアップする場合には、不要です。

 "Path"は、 バックアップ先のフォルダ を指定します。(1)まず、バックアップ先の外付けHDDに適当な名前のフォルダを作成します。(2)次に、"Choose..."ボタンからそのフォルダを選択します。

 "Username"と"Password"は、ネットワーク・ディスクをバックアップ先にする場合に、登録ユーザでログインする必要がある場合に指定しておきます。外付けHDDを利用する場合は、不要です。

 Archive

 バックアップ時に圧縮するかどうかを設定します。

 "Format"で圧縮のタイプを選択します。外付けHDDにバックアップするときは、"Sparse Disk Image"を選択します。ネットワーク・ディスクにバックアップするときは、"Compressed Disk Image"を選択し、"Segment Size"を50〜100MBとすることで、復旧を高速化できるようです。

 "Password"は、ディスクイメージの暗号化が必要な場合に指定します。これを忘れると復旧できなくなるので、注意して下さい。

 スケジュール

 バックアップをスケジュール化することができます。

 "Run Manually"を選ぶと、手動で"Run Backup Now..."を選択しない限り、バックアップは実行されません。

 "Run at User Login"を選ぶと、ログインした時にバックアップが実行されます。

 "Run When Backup Destination Disk Becomes Available"を選ぶと、バックアップ先のディスクが接続された時にバックアップが実行されます。外付けHDDにバックアップする場合は、これを選択しておくと良いでしょう。

 "Run Every [xxx] Hours"を選択すると、指定した時間ごとにバックアップが実行されます。サーバマシンなどで有効でしょう。

 "Run Every Month on the [xxx] at [xxx]"は、「毎月のXX日XX時に」バックアップが実行されます。あまり頻繁に変更されないディスク(たとえば音楽や動画などのファイルを溜めたサーバなど)に有効でしょう。

 "Run Every Week on Selected Day at [xxx]"は、「毎週のXX曜日のXX時に」バックアップが実行されます。たとえば、寝ている間に実行させるとか、退社後に勝手にバックアップさせるといった使い方が考えられます。

 拡張設定

 ここでは、上級者向けの設定が行えます。

 "Always Show Window in Foreground"にチェックを入れると、バックアップ進行中の表示が常に最前面に表示されるようになります。

 "Don't Ask For Confirmation on Start"にチェックを入れると、バックアップ開始時に確認ダイアログが表示されなくなります。自動バックアップを行う場合には、オンにする方が良いでしょう。

 "Include Hidden Files"にチェックを入れると、隠しファイルもバックアップ対象に含まれるようになります。この設定を行うことで、起動可能ディスクを作成できるかは検証していません。

 "Perform Atomic Backups"にチェックを入れると、「バックアップ開始時以降に対象に変更があった場合でも、変更前の状態でバックアップされる」ようです。詳細な動作については、未確認です。

 "Don't Run in Low-Priority"にチェックを入れると、Mathusalemの優先順位が上がります。その分、CPUとディスク使用量が増加します。

 "File or Directory Names to Exclude"では、バックアップ対象から除外したいファイル名、フォルダ名を指定します。ここで指定されたファイル名、フォルダ名を含むファイル、フォルダは、バックアップ対象のフォルダ以下に含まれるあらゆるフォルダに対して適用されます。たとえば、「abcd.txt」を指定すると、「Aフォルダ内のabcd.txt」も「Bフォルダ内のabcd.txt」も対象外になります。

 "Absolute Path to Exclude"では、バックアップ対象から除外したいファイル名、フォルダ名を指定します。ここでは、絶対パスでファイル名、フォルダ名を指定します。たとえば、「Cフォルダ内のabcd.txt」を除外すると、「Aフォルダ内のabcd.txt」はバックアップ対象に含まれます。

 "Use a Custom Search Path"では、バックアップ時の一時ファイルの保存先を変更できます。デフォルトでは空白にしておく必要があります。十分な空き容量がない場合などに指定せよ、とされています。 

 履歴と復旧

 "History & Restore"タブでは、保存を実行した時ごとに、その時に存在したファイルが記憶されています(XML形式のファイルに保存されている模様)。Time Machineと同様に、任意の日の、任意のファイルを選択して復旧できます。