CPRって何?

CPRとは日本語で心肺蘇生法といいます。呼吸が止まり、脈も止まっている状態の人間を救う為の技術で、基本的には心臓マッサージと人工呼吸のコンビネーションです。心肺停止直後、CPR が正しく行われるか否かによって生死を分ける事に直結しますので、とても重要な技術です。アメリカでは、この資格が必修となっている職業がたくさんあり、日本と比べて一般への普及が行き届いています。

CPR資格が必要な職業例:介護士(ケア・ギバー)、マッサージ師、スポーツインストラクター、学校教師、幼稚園・保育園教師、ベビーシッター、その他チャイルドケア関係の職業の方、看護士、救命士、医師、消防士、警察官、医学生、看護学生、ライフガード、警備員、従業員数の多い会社の管理職者、その他多くの職業がCPR資格を条件としており、資格が必須な職業はCPR資格の期限が過ぎていると自動的に勤務してはいけない仕組みになっているほど重要なものです。また、最近では多くのコミュニティーカレッジや4年制大学でも、専攻に関係なく卒業資格としてCPR講習の受講を義務付けているという事からも、米国でのCPRへの意識の高さをうかがう事が出来ます。