水戸市長の見解
定例記者会見:平成19年11月27日(火)

記者の質問

霞ヶ浦導水事業について、国が提示した取水口建設計画に対する漁協の反対決議、県北水資源開発促進協議会等による建設促進要望など、様々な動きがある現状を踏まえ、所見をお聞かせください。

 

市長の回答

 

霞ヶ浦導水事業について、国が提示した取水口建設計画に対する漁協の反対決議、県北水資源開発促進協議会等による建設促進要望など、様々な動きがある現状を踏まえ、所見をお聞かせください。

霞ヶ浦導水事業について、国が提示した取水口建設計画に対する漁協の反対決議、県北水資源開発促進協議会等による建設促進要望など、様々な動きがある現状を踏まえ、所見をお聞かせください。
霞ヶ浦導水事業は、霞ヶ浦や桜川の水質浄化に加え、那珂川や利根川下流部における既得用水の安定化、新規都市用水の確保などを目的として、昭和59年度から国が進めている事業です。

 本市といたしましては、桜川や千波湖の水質浄化に加え、水の安定的な供給を確保するためにも、この早期完成を期待しているところであり、これまでも国に対し早期完成を強く要望してきたところです。

 このような中、当該事業は、着工から既に20年余が経過し、総事業費約1,900億円のうち約1,440億円を投資している状況であり、桜川や千波湖の水質浄化をはじめとした整備効果について、市民、そして、県民の皆様にご理解いただくことが、事業の更なる推進を図る上で重要であると考えております。

 本市においては、既に水戸トンネルが完成しておりますので、那珂川の取水口が完成すれば、最大で毎秒3トンの水を桜川へ通水することが可能となり、計算上では千波湖の水が3日で入れ替わることとなるなど、これまで以上に桜川や千波湖の水質浄化が図られるものと考えております。

 したがいまして、引き続き、取水口の早期着工及び霞ヶ浦導水事業の完成に向けた予算の確保について、国に対し要望してまいる所存です。

 しかしながら、この取水口の工事に当たっては、那珂川の水産資源への影響や河川環境への影響などを懸念されている関係者の方々がいらっしゃるのも事実であり、これに対し、国は、これらの心配や不安を十分認識した上で、最小限の影響とすべく対策を講じて通水試験を実施すると伺っております。

 いずれにいたしましても、国の方でもできるだけ合意をとりたいということを強く意識しておりますので、工事着工、あるいは、通水試験を開始するまでに、ご理解が得られるように努めていただくとともに、実際に対策の効果を見ていただき、関係者の心配や不安を払拭した上で、事業を推進いただきたいと考えております。