これからの高齢化社会を考えるとき、
自治会運営に要する会員負担の軽減は
活動継続のための大切な課題となっています。
今までも負担の軽減施策を進めてきました。
これからも更なる運営の効率化を進めます。
1.経験を積んだ実行委員会、ボランティアG
による各種イベントの運営負担の軽減
「お祭りなどのイベント対応が大変だ」
この負担を軽減するため
各イベントの経験者で構成する実行委員会と
ボランティアGにイベントの企画運営を
自治会が委託する方式を導入しています。
役員、班長は「実行委員会」から依頼された
最小必要限の対応をするだけで済み
イベント対応の負担が大幅に軽減されています。
2.役員体制のスリム化と輪番選出の廃止
「自治会長や役員にはなりたくない」
こうお考えの自治会員も多いかと。
今年度から役員の数を21名⇒8名に減らし
各班からの候補者の輪番選出を廃止し
「役員推薦委員会」で候補者を選ぶ
運営方式に変更しました。
3.班長への就任頻度が高い班を再編成
「すぐに班長・副班長役が回ってくる」
戸数の少ない班では、輪番制による
班長、副班長への就任頻度が高くなります。
この不公平さを軽減するために
今年度から戸数の少ない班を再編しました。
これからも、定期的に見直しを行います。
4.休会制度の導入による退会の防止
「特別な事情で班長になれない」
病気やご家族の介護などの事情で
班長、副班長になることができない方が
自治会を退会される事態を回避するために
「休会制度」を設けています。
休会された方も大切な自治会員です。
病気の快復などで休会の要因が解消したら
いつでも通常の会員に戻っていただけます。
休会中でも「サロン桜台」などの
自治会イベントやサークル活動には
ご参加いただけます。この「休会制度」で
輪番制に対する会員の精神的な
ご不安・ご負担感を軽減しています。
5.年間スケジュールの早期提示
「自治会対応でプライベートが阻害される」
年度の開始時点で、役員・班長さんに
各種イベントや会議などのスケジュールと
役割分担を提示しています。
これにより、役員・班長さんは
「自分がいつ、どんな活動をすれば良いか」
を早めに知ることができ、
ご自身のプライベートスケジュールを
調整いただけるようになりました。
「プライベートを大切に、地域貢献もできる」
こんな自治会をめざしたいと考えています。
6.自治会運営の効率化
「役員や班長になると、とても大変そう」
次のような効率化を進めています。
①会議頻度の削減
班長会の開催頻度を半減しました。
②自治会館キーボックスの設置
「鍵当番」を不要にしました。
③回覧ボックスの設置
回覧の受取りと分配負担を軽減しました。
④定期回覧の頻度を半減
定期回覧を1回/月にしました。
⑤募金等の集金負担の軽減
共同募金に加えて、社会福祉協議会への
会員費用を自治会から一括納入します。
⑥自治会館使用料徴収負担の軽減
年間単一料金、隔月徴収にします。
⑦役員作業の一覧化と標準化
どなたでも対応し易いように
作業の見える化とマニュアル化を
進めています。
⑧専門知識や特殊技能の不要化
パソコンや特殊な機器の操作が必要な
作業を切り出し、ボランティアへの
委託を検討していきます。