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里見 龍樹 (さとみ りゅうじゅ)  
博士(学術)

新着情報
2018.12 著書『「海に住まうこと」の民族誌』に対し、第45回澁澤賞を受賞しました。
     European Society for Oceanists 2018 Conferenceで研究発表を行いました。
2019.4 解説論文「人類学の存在論的転回―他者性のゆくえ」が『現代思想』2019年5月臨時増刊号に掲載されました。
2019.6 日本文化人類学会第53回研究大会で研究発表を行いました。
     早稲田大学生協の新入生向け企画「早大生のための教養講座Resonance 第3回 異世界との邂逅」に登壇しました。
2019.7 早稲田大学産業経営研究所の「第27回産研アカデミックフォーラム 文化を科学する:進化論で社会を理解する」でコメンテーターを務めました。
2019.8 早稲田大学のオープンキャンパスで模擬講義「〈自分の外〉に出る旅:文化人類学への招待」を行いました。


所属/勤務先
早稲田大学人間科学学術院 准教授

連絡先
ryuju.satomi[a]waseda.jp

専攻
文化人類学、メラネシア民族誌

研究課題
- ソロモン諸島マライタ島北部で海上(人工島)居住を実践するラウまたは「海の民」(アシ)に関する民族誌
- 人類学・社会学理論、および学説史
- 近現代文化史、社会・政治思想史の内部における人類学史の再検討


研究業績
著書
2017 『「海に住まうこと」の民族誌―ソロモン諸島マライタ島北部における社会的動態と自然環境』 風響社.

2018 『21世紀の文化人類学:世界の新しい捉え方』 新曜社(前川啓治、箭内匡、深川宏樹、浜田明範、木村周平、根本達、三浦敦との共著).

学位論文
2007 「1920-30年代フランスのシュルレアリスム運動における政治と社会―アンドレ・ブルトンとマン・レイを中心に」 東京大学大学院総合文化研究科、修士論文.

2014 「ソロモン諸島マライタ島北部のアシ/ラウにおける「海に住まうこと」の現在:別様でありうる生の民族誌」 東京大学大学院総合文化研究科、博士論文.

論文                        
(査読有り)
2011 「「海の民」のトポジェニー―ソロモン諸島マライタ島北部の海上居住民ラウ/アシにおける移住伝承と集団的アイデンティティ―」『くにたち人類学研究』6: 26-53(http://hdl.handle.net/10086/19145).

2012a 「「カストム」をめぐる生成―ソロモン諸島マライタ島北部の「海の民」ラウにおける社会文化的動態とアイデンティティ」『超域文化科学紀要』17: 83-103(http://hdl.handle.net/2261/52873).

2012b "An Unsettling Seascape: Kastom and Shifting Identity among the Lau in North Malaita, Solomon Islands." People and Culture in Oceania 28: 1-22.(http://ci.nii.ac.jp/naid/110009561728

2013 「想起されるマーシナ・ルール―ソロモン諸島マライタ島における社会運動の記憶と集住の現在」『社会人類学年報』39: 131-149.

2016a 「「問題」としての景観―ソロモン諸島マライタ島のアシ(海の民)の事例から」河合洋尚(編)『景観人類学―身体・政治・マテリアリティ』 時潮社, pp. 117-143.

2016b 「海を渡る生者たちと死者たち―ソロモン諸島マライタ島北部のアシ/ラウにおける葬制、移住と親族関係」『文化人類学』81(2): 161-179.

2019「メラネシア人類学における「再分配」の境界―「集団」と「戦争」をめぐって」浜田明範(編)『再分配のエスノグラフィ―経済・統治・社会的なもの』国立民族学博物館, pp. 115-141.

(査読無し)
2010 「現代メラネシアの「海の民」における居住と移住―ソロモン諸島マライタ島北部のラウ/アシとその人工島をめぐって」『日本オセアニア学会ニューズレター』97: 1-11(http://www.jsos.net/nlpapers/NL97_01-11.pdf).

2013 「身体の産出、概念の延長―マリリン・ストラザーンにおけるメラネシア、民族誌、新生殖技術をめぐって」『思想』1066(2013年2月号,特集:来たるべき生権力論のために): 264-282(久保明教との共著).

2014 「人類学/民族誌の「自然」への転回―メラネシアからの素描」『現代思想』42(1)(2014年1月号, 特集:現代思想の転回2014―ポスト・ポスト構造主義へ): 148-161.

2018a 「「沈む島」と「育つ岩」ーあるいは、「生き存えること」の人類学」『現代思想』46(1)(2018年1月号,特集:現代思想の総展望2018): 213-227.

2018b 「変化の中の集団区分―ソロモン諸島マライタ島北部の「海の民/山の民」(アシ/トロ)関係をめぐって『日本オセアニア学会ニューズレター』120:  1-14.

書評、解説、エッセイなど
2013 「メラネシア、あるいは交換論とその彼岸」『現代思想』41(5)(2013年4月号): 238.

2014a 「サンゴ礁の海に暮らす」 佐藤靖明・村尾るみこ(編)『衣食住からの発見』(FENICS 100万人のフィールドワーカーシリーズ 11) 古今書院, pp. 170-185.

2014b 「時間と空間」 国立民族学博物館(編)『世界民族百科事典』丸善出版、pp.206-207.

2015 「書評 杉島敬志(編)『複ゲーム状況の人類学―東南アジアにおける構想と実践』(風響社、2014年)」『文化人類学』80(3): 482-485.

2018a 「マリリン・ストラザーン」岸上伸啓(編著)『はじめて学ぶ文化人類学―人物・古典・名著からの誘い』ミネルヴァ書房, pp. 264-269.

2018b 「「生きながらえること」の時間を物語る」(保坂和志『ハレルヤ』の書評)『文藝』57(3)(2018年秋季号): 652.

2019「人類学の存在論的転回―他者性のゆくえ」『現代思想』47(6)(2019年5月臨時増刊号、特集:現代思想43のキーワード): 117-122.

翻訳
2015a マリリン・ストラザーン著『部分的つながり』水声社(叢書 人類学の転回/大杉高司・浜田明範・田口陽子・丹羽充との共訳).

2015b エドゥアルド・ヴィヴェイロス・デ・カストロ著『インディオの気まぐれな魂』水声社叢書 人類学の転回/近藤宏との共訳).

2017 モルテン・アクセル・ピーダーセン「自然の島々ーモンゴル北部における孤立したモノと凍りついた精霊たち」『現代思想』45(4)(2017年3月臨時増刊号,特集:人類学の時代): 81-95.

学会・口頭発表        
2009.12.6「ソロモン諸島マライタ島北部、ラウ語地域からの調査報告」 第1回ソロモン諸島研究懇談会(於・筑波大学東京キャンパス)

2010.3.17「ソロモン諸島マライタ島北部の「海の民」ラウにおける人工島居住とその現代的動態」 日本オセアニア学会第27回研究大会(於・愛知県犬山市)

2010.6.12「メラネシア地域における移住の過去と現在:ソロモン諸島マライタ島北部の「海の民」ラウとその人工島居住の事例に即して」 日本文化人類学会第44回研究大会(於・立教大学新座キャンパス)

2011.1.28「『海に住まうこと』への学際的アプローチを構想する:メラネシア、ソロモン諸島マライタ島北部の「海の民」ラウ/アシとその人工島居住をめぐって」Fieldnet合宿:フィールドワーカーによる学際的現地ワークショップ@岐阜(於・トヨタ白川郷自然学校)

2011.3.21「(非)カストムの形象としての人工島:ソロモン諸島マライタ島北部の「海の民」ラウ/アシにおける社会・文化変容の現在」 日本オセアニア学会第28回研究大会(於・東京大学本郷キャンパス).

2011.5.21「「カストム」における生成:ソロモン諸島マライタ島北部の海上居住民ラウ/アシにおける社会・文化的動態とアイデンティティ」第77回現代人類学研究会(於・東京大学駒場キャンパス).

2012.1.6「とどまる墓地、たゆたう<われわれ>:ソロモン諸島マライタ島北部の「海の民」ラウにおける葬制・墓制と社会文化的動態」第795回社会人類学研究会(於・首都大学東京).

2012.1.28「海を渡る生者たちと死者たち:ソロモン諸島マライタ島北部の「海の民」ラウにおける移住、親族関係、葬制」2011年度日本オセアニア学会関東地区例会(於・東京大学本郷キャンパス).

2012.2.4「<海上の墓地>の歴史とマテリアリティ:ソロモン諸島マライタ島北部ラウ語地域のフィールドから」総合地球環境学研究所/JCAS地域研究コンソーシアム:第2回墓場セミナー「墓場から覗く人間世界」(於・総合地球環境学研究所).

2012.6.24「<社会運動>の想起と記述:メラネシア、ソロモン諸島マライタ島における反植民地運動マーシナ・ルールとその現在」日本文化人類学会第46回研究大会(於・広島大学東広島キャンパス)

2013.3.24「現代メラネシアの「海の民」における漁撈・居住・「資源」:ソロモン諸島マライタ島北部の事例から」日本オセアニア学会第30回研究大会(於・日光総合会館)

2013.7.7「来たるべき景観人類学に向けて:ソロモン諸島マライタ島からの提言と素描」国立民族学博物館共同研究「ランドスケープの人類学的研究―視覚化と身体化の視点から」研究会(於・国立民族学博物館)

2014.4.14「イメージと向きあう人類学」日本文化人類学会50周年記念公開シンポジウム「アートと人類学―いまアートの普遍性を問う」(於・国立新美術館)

2014.10.25「メラネシア人類学における再分配「批判」:「集団」と「戦争」をめぐる覚え書き国立民族学博物館共同研究「再分配を通じた集団の生成に関する比較民族誌的研究―手続きと多層性に注目して」研究会(於・国立民族学博物館)

2014.12.20「「育つ岩」と「沈む島」:ソロモン諸島マライタ島の「海の民」から考えるエージェンシー論の境界国立民族学博物館共同研究「エージェンシーの定立と作用―コミュニケーションから構想する次世代人類学の展望」研究会(於・国立民族学博物館)

2016.1.30「「海に住まうこと」のヘテロノミー:ソロモン諸島マライタ島の「海の民」におけるエージェンシーの境界」国立民族学博物館共同研究「エージェンシーの定立と作用―コミュニケーションから構想する次世代人類学の展望」研究会(於・国立民族学博物館)

2016.7.5 "Islands in (De)composition: Sociality and Materiality among the Coral Reef Dwellers in north Malaita, Solomon Islands", ASA 16, Association for Social Anthropologists of the UK and Commonwealth Annual Conference (Durham University, UK)

2016.12.17「「育つ岩」:コミュニケーション/エージェンシーの限界をめぐる試論」国立民族学博物館共同研究「エージェンシーの定立と作用―コミュニケーションから構想する次世代人類学の展望」研究会(於・国立民族学博物館)

2018.11.23「ソロモン諸島マライタ島における人間-サンゴ礁複合系に関する文化人類学的報告」第21回日本サンゴ礁学会(於・琉球大学)

2018.12.10 "Growing Rocks and Sinking Islands: The Experiences of Climate Change among the Lau in North Malaita, Solomon Islands", European Society for Oceanists 2018 Conference (Cambridge, UK)

2019.6.1 「「沈む島」と「育つ岩」:ソロモン諸島マライタ島北部のラウ/アシにおけるサンゴ礁居住の動態」日本文化人類学会第53回研究大会(於・東北大学)


調査歴
2008.3-4 フィジー、ソロモン諸島、ヴァヌアツにおける、長期調査のための予備調査
2008.8-2009.1 2009.4-2009.10 2011.6-2011.10 2014.2-3 2018.3 ソロモン諸島マライタ島北部および首都ホニアラにおいて、「海の民」(ラウ/アシ)の海上居住実践と歴史意識に関する調査


教育歴
2004.3 東京大学教養学部総合社会科学科(相関社会科学分科)卒業
2004.4 東京大学大学院総合文化研究科国際社会科学専攻(相関社会科学)修士課程進学
2007.4 同博士課程進学
2009.4 東京大学大学院総合文化研究科超域文化科学専攻(文化人類学)博士課程に再入学
2014.3 東京大学大学院総合文化研究科超域文化科学専攻(文化人類学)博士課程を単位取得退学


受賞歴
2003.2 Dean's Honor List(成績優秀者名簿), Fall 2002. College of Letters and Sciences, University of California, Berkeley
2003.8 Dean's Honor List,  Spring 2003. College of Letters and Sciences, University of California, Berkeley
2004.3 東京大学総長賞(教養学部最優秀成績者)
2004.3 一高記念賞(卒業論文に対し)
2015.3 一高記念賞(博士論文に対し)
2016.8 第15回 アジア太平洋研究賞(井植記念賞、博士論文に対し)
2018.3 第17回日本オセアニア学会賞(著書『「海に住まうこと」の民族誌』に対し)
2018.12 第45回澁澤賞著書『「海に住まうこと」の民族誌』に対し)


研究助成/その他
2007.11-2009.10 財団法人トヨタ財団研究助成(2007年度 助成番号: D07-R-0157 研究題目:「豊かさ」のイメージへの文化人類学的アプローチ―カーゴ・カルト運動とメラネシア地域の現在)
2011.4-2013.3 日本学術振興会特別研究員(DC2)
2012.10-2015.3 国立民族学博物館共同研究員(研究課題:「ランドスケープの人類学的研究―視覚化と身体化の視点から」)
2013.4-2014.3 公益信託澁澤民族学振興基金「大学院生等に対する研究活動助成」
2013.10-2016.3 国立民族学博物館共同研究員(研究課題:「再分配を通じた集団の生成に関する比較民族誌的研究―手続きと多層性に注目して」)
2014.4-2017.3 日本学術振興会特別研究員(PD)
2014.9-2017.3 早稲田大学人間科学部非常勤講師(担当科目:「社会科学の理論」)
2015.4-2017.3 国立民族学博物館共同研究員(研究課題:「エージェンシーの定立と作用―コミュニケーションから構想する次世代人類学の展望」)
2015.10-2016.3 筑波大学人文・文化学群非常勤講師(担当科目:「文化人類学概説b」)
2016.4 科学研究費補助金 研究成果公開促進費(学術図書)
2016.9-2017.3 東京工業大学リベラルアーツ教育研究院非常勤講師
2017.9-2019.3 科学研究費補助金(研究活動スタート支援、研究課題:「歴史生態学から見るメラネシアの人間-サンゴ礁関係:ソロモン諸島の海上居住民の事例」)


委員・役職
2019.1- 早稲田文化人類学会 事務局長
2019.4- 日本オセアニア学会 理事


2019年8月現在