東京工業大学環境・社会理工学院社会人間科学系・コース/ILA 西田亮介研究室 (Japanese)

最新のお知らせ / What's New

  • 中国語勉強会が始まりました。 せっかく中国からの留学生が多いこともあるので、中国語勉強会が始まりました。中国語を教えるためには日本語を使わなければならず、日本人学生もネイティブたちから中国語を学ぶことができる。学部生にとっても貴重な機会でしょう。ぼくもときどき参加するつもりです。なお講師の留学生にはちゃんと謝金を出して、仕事にしています。
    投稿: 2017/10/08 19:17、Ryosuke Nishida
  • 2017年秋学期西田研懇親会開催。  2017年秋学期西田研懇親会を開催しました。新規の修士院生、研究生、学部生が加わり、文系研究室としては一気に大所帯感が出てきました。
    投稿: 2017/10/01 19:12、Ryosuke Nishida
  • 2017年9月21日(株)電通の企業見学に伺いました。 2017年9月21日(株)電通の企業見学に伺いました。(株)電通所属で、西田研究室の社会人博士課程院生Uさんのご尽力によるものです。汐留の社内視察、3人の社員さんからプレゼンをいただき、意見交換させていただく貴重な機会でした。学部生、研究生、修士課程、博士課程院生、留学生と多様な構成で伺いましたが、皆、一様に刺激を受けたようです。ありがとうございました。
    投稿: 2017/10/01 2:11、Ryosuke Nishida
  • 平成29年度東工大挑戦的研究賞を受賞しました。 以前にもアナウンスしたとおり、担当者が平成29年度東工大挑戦的研究賞を受賞しました。9月6日に授賞式があり、三島学長から賞状を授与されました。文系部門からはおよそ10年ぶりとのことで、研究担当の安藤副学長のお言葉にもありましたが、いっそう精進します。平成29年度「東工大挑戦的研究賞」受賞者決定 | 東工大ニュース | 東京工業大学 http://www.titech.ac.jp/news/2017/038915.html
    投稿: 2017/09/25 18:42、Ryosuke Nishida
  • 2017年9月11日西田研統計勉強会が開催されました。  バイオ系の学部生主催で、文系博士、修士各院生が参加しました。Pythonを使ってデータのビジュアリゼーションをやったようです。懐かしい福澤先生的にいえば、まさしく半学半教で素晴らしいですね。今のところ量的研究の予定はありませんが、使えそうなら、ぼくも教えてもらいたいところです。
    投稿: 2017/09/12 19:29、Ryosuke Nishida
  • 国際公共経済学会第5回サマースクールに参加しました。 西田研から教員1名、博士院生1名、学部生1名(参加のみ)が国際公共経済学会第5回サマースクールに参加、報告を行いました。学部生もしっかり質問していました。西田亮介,2017,「クールジャパン政策と「日本的質感」の再検討に向けて」(2017年9月10日@国際公共経済学会第5回サマースクール).高松宏弥,2017,「縮小する中核市の人口減少要因に関する考察ーー『縮小4港湾都市』を対象にー」(2017年9月10日@国際公共経済学会第5回サマースクール).次世代研究部会 第5回サマースクール プログラムのお知らせgoo.gl ...
    投稿: 2017/09/24 19:07、Ryosuke Nishida
  • 西田研の修士課程院生が清華大学とのダブルディグリー・プログラム(東京工業大学・清華大学 大学院合同プログラム)のため北京に旅立ちました。 西田研の修士課程大学院生のKくんが清華大学とのダブルディグリー・プログラム(東京工業大学・清華大学 大学院合同プログラム)のため北京に旅立ちました。文科省のトビタテ!の奨学金にも採択され、3年かけて東工大と清華大の両方で修士学位を取得するはずです。もちろん文科省の奨学金含め、西田研からははじめての採択です。清華大学はアジアのトップスクールのひとつ。ぼくも去年訪れましたが、大型投資も続いているので、ますます盛り上がるでしょう。そのなかで切磋琢磨できるのはきっと良い経験になるはず。頑張って。
    投稿: 2017/08/31 13:02、Ryosuke Nishida
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■東京工業大学西田亮介研究室の概要


  • 東京工業大学環境・社会理工学院 社会・人間科学系 社会・人間科学コースに設置された西田亮介(准教授、社会学者、博士(政策・メディア))研究室のサイトです。理工系総合大学である東京工業大学における唯一の社会学研究室として、もっとも社会的で、もっとも多様で、そしてもっとも論点創造的な(New- issue creative, Social, Diverse)研究室であり、研究室のメンバー、学内外の諸ステークホルダー、学界、そして社会とともに価値を共創・共有することを目指しています。担当者本人の最近の動向については、blogtwitterなどをご覧ください。
  • 社会に開かれた研究室を目指しています。企業、メディア、公的機関・自治体、NPO、進学希望者等のみなさんは、お気軽にご連絡下さい。共同研究、産学連携等のご相談も、随時ご連絡ください。ただし、一般的な人生相談等は受け付けておりませんので、ご了承ください。
  • このサイトは、研究室案内や研究室活動の紹介等を掲載しています。西田研究室への進学や研究生を希望する皆さんは、事前によく読んでおいてください
  • 担当者の専門は、公共政策の社会学です。日本社会学会、社会情報学会、国際公共経済学会、日本公共政策学会等の会員で、情報と政治、民主主義の普及、無業社会等を研究しています。より具体的には政党や政治家の情報発信、ネット選挙とその報道、日本における民主主義の普及啓発とその課題、若者の政治参加と政治教育・社会科教育、ジャーナリズムの現状と課題、自治体の情報発信とそのガバナンス、NPOと社会起業家、地域振興、サーフィン文化等を対象研究をしてきました。また大学での研究教育に加えて、専門調査機関や地方自治体、メディア等での実務経験を有します。大まかにはWikipediaに記載がありますが、時々間違っています。以下、略歴です。
    • 略歴: 1983年京都生まれ。慶應義塾大学総合政策学部卒業。同大学院政策・メディア研究科修士課程修了。同大学院政策・メディア研究科後期博士課程単位取得退学。2014年に慶應義塾大学にて、博士(政策・メディア)取得。同大学院政策・メディア研究科助教(有期・研究奨励Ⅱ)、(独)中小機構経営支援情報センターリサーチャー、東洋大学、学習院大学、デジタルハリウッド大学大学院非常勤講師、立命館大大学院特別招聘准教授等を経て、2015年9月より東京工業大学大学マネジメントセンター准教授。2016年4月より東京工業大学リベラルアーツ研究教育院准教授(現職)。
    • 単著に『不寛容の本質 なぜ若者を理解できないのか、なぜ年長者を許せないのか』(経済界)、『マーケティング化する民主主義』(イースト・プレス)、『メディアと自民党』(角川書店)、『ネット選挙 解禁がもたらす日本社会の変容』(東洋経済新報社)、「ネット選挙とデジタル・デモクラシー」(NHK出版)。(共)編著・共著に『民主主義 〈一九四八‐五三〉中学・高校社会科教科書エッセンス復刻版』(幻冬舎)、『無業社会 働くことができない若者たちの未来』(朝日新聞出版)、『「統治」を創造する』(春秋社)『大震災後の社会学』(講談社)ほか多数。
    • この間、毎日新聞社ネット選挙報道(2013年参院選、2014年東京都知事選、2014年衆院選)、朝日新聞社「わたしの紙面批評」(2016年〜)、Abema NEWS  12時〜「けやきヒル’s NEWS」水曜日レギュラーコメンテータ、TokyoMX『モーニングCROSS』コメンテータほか、メディア関係の実務にも携わる。


■研究室への進学を希望する皆さんへ


  • 前述のように、西田研究室は理工系総合大学である東京工業大学における唯一の社会学研究室として、もっとも社会的で、もっとも多様で、そしてもっとも論点創造的な(New- issue creative, Social, Diverse)研究室であり、研究室のメンバー、学内外の諸ステークホルダー、学界、そして社会とともに価値を共創・共有することを目指しています。
  • 社会や学界と対話しつつも自分の頭で考えぬき、新しい知見と論理を創出・構築し、論文等のかたちで成果を広く公開しながら、社会と学問に貢献できるキャリアを自ら開拓していく、そんな意欲をもった大学院生を広く募集しています。
  • 社会人院生の指導も引き受け可能ですが、残念ながら修士課程には現状、社会人入試はなく、平日にも授業が開講されます。裁量労働制など、自分で業務をマネジメントできる立場にある人を除くと、社会人向けとはいえません。博士課程は、研究室指導に加えて、現状、土曜日に開講される博士教養科目の履修が必修になっていますが、社会人博士院生も可能です(事実、現在、大手広告代理店の社会人博士院生が在籍中です)。
  • 最低限、修士院生は各自の研究対象について担当者よりも精通すること、博士院生は各自の研究対象に加えて、研究テーマ、研究手法、研究分野等について担当者よりも精通したうえで、真剣な修士論文、博士論文の執筆を期待します。加えて社会実践や共同研究、研究室メンバー(担当者を含む)の相互研鑽活動の企画提案、積極的な参加が必要です。
  • 担当者は社会学、政策研究、メディアや情報化研究関連の学会に所属し、それらのバックグラウンドをもちますが、学部から博士まで学際系の出身ですので、院生の研究テーマが直接合致しない場合でも、極力、指導を引き受けるつもりでおり、学際的な研究を歓迎します。ただし、その場合には、各自がその利点と課題について自覚的になって、主体的かつ積極的に研究、学修を進める必要があります。
  • 日本の国立大学の学費(授業料)は学部、修士、博士、いずれの課程も年間約54万円で、東京工業大学には大学院生向けの奨学金制度などがあります。世帯の収入状況に応じて、かなり充実した(全学免除or半額免除)学費の減免措置が用意されています。適応範囲はかなり広いです。また博士課程大学院生向けには、TA、RAへの従事を通じた実質的に授業料相当の経済的支援制度もあります。くわしくはこちら。また担当者や研究室に関連した仕事を用意できる場合もあります。
  • その他にも、いろいろな奨学金制度が大学内学に用意されています。以下は、大学公式の奨学金情報です。参考にしてください。
  • 留学生は、非日本語話者を含めて歓迎します(ただし、英語でのコミュニケーション能力必須。日本での就職を希望する場合には日常会話程度以上の日本語能力を有することが極めて望ましい)。学位論文の英語執筆も可能です。早めに連絡、相談してください。留学生については、一般入試以外にも、各国の日本大使館を通じた奨学金付推薦など、留学生に限定した入試枠組みもありますので、それについて詳しくは以下の大学の公式サイト等を確認してください。
  • 中国のトップスクール清華大学とのダブルディグリー・プログラムがあります。約3年で、東工大と清華大の両方で修士学位を取るためのプログラムです。西田研でも実績があります。詳しくは以下を参照のこと。
  • 修士課程、博士課程の受験にあたって、また研究生の希望者は、事前連絡のうえ、個別相談を受けて下さい。大学院が定める公式の研究室公開の日程だけではなく、随時、受け付けています。とくに入試要項にも記されていますが、博士課程への進学希望者は、必ず個別相談を受けて下さい。
  • 博士課程への進学に際して、日本学術振興会の特別研究員(DC1)への申請から指導することもできます現行制度では生活費(月額20万円)、研究費(年間150万円以内)の支給を受けられる可能性があります。この場合、修士2年の春に申請を行いますので、研究計画の書き方などから指導する用意があります。修士1年の冬を目安に、年明けの極力早い時期に、進学と指導希望の旨を連絡して下さい。ただし、上記の個別相談は、海外や遠方在住等の場合には、オンラインミーティング等で代替することもできますので、相談してください。
  • 大学院の受験にあたっては、外国語の公式スコアシートが必要です。受験とスコアシートの入手には一定の時間がかかりますので、末尾の募集要項をよく確認し、十分な時間的余裕を持って受験してください。
  • 研究生について: 西田研究室では、将来の大学院進学にむけて、あるいは自発的な研究のための研究生の参加も認めています。社会・人間科学系・コースのルールにしたがって、十分な時間の余裕を持って打診して下さい。事前の個別面談と、大学が定める研究計画などをもとにした3人の教員による面接試験を実施します。来日できない場合には、Skypeなどで対応することもできます。また原則として受け入れ期間は1年とします。当然ですが、事前の個別面談の場合で受け入れを断る場合もあります。以下のサイト全体をよく読み、しっかり準備をして問い合わせて下さい。
  • その他の留学生の情報についてはこちら。


■研究室の概況(所属大学院生数と就職状況、ゼミ内活動等)



 ■研究室入学学生の状況(2016年秋学期〜)
        
 
 2016年
秋入学
2017年
春入学
2017年
秋入学
 2018年
春入学(予定)


 博士課程


 0

2名 
(内、社会人学生1名
女性0名)


0名 
 

未定
 
修士課程

 0
 3名
(内、留学生2名
女性2名)

1名
(内、留学生1名
女性1名) 

未定
 
研究生

1名
(内、留学生1名、女性1名) 
 
0

5名
(内、留学生5名
女性4名)
 
未定
 履修学部生
(各種社会科学系
ゼミ履修者合計数)

 4名
(女性0名)

5名
(女性0名)
 
6名(予定)
(内、留学生1名
女性0名)
 
未定


 ■研究室所属学生の就職状況
(2017年度から研究室正式開講のため現在工事中)


 ※参考
 ■活躍する先輩たち | 未来 | 東京工業大学 環境・社会理工学院 社会・人間科学系 

 ■研究室からの企業見学等
    2017年度 (株)電通
    2016年度 多摩少年院

    ■「Open Seminar」(ゼミ内ゲストレクチャー、敬称略)
    2017年度
    ・熊坂賢次(社会学者、慶應義塾大学名誉教授)
 ・足羽 教史((株)インクリメントP)
    ・原木万紀子(立命館大学特別招聘准教授)


■その他のtips(おもに留学生向け)


  • 学生室は主にキャパシティの観点で、課程博士を除き、フリーアドレス制(学生の固定席を定めない)とし、研究、学修のためのコミュニケーションスペースと考えてください。荷物等を置いて、座席を専有しないようにしてください。私物は棚などに置くようにしてください。
  • 議論やコミュニケーションに積極的に活用すべく、会話、雑談も可能とします。飲食も構いません。勉強会やミーティングも学生室内でも実施できます。ただし、音楽や動画の再生、大声での会話、匂いのきつい食品等の飲食はさけてください。
  • 修士論文や博士論文執筆者がいるときには、その人たちの邪魔にならないように配慮してください。同時に学生室内の会話が気になるほどひとりで集中して作業したい場合は、図書館や自宅があるので、そちらを利用してください(担当者が大学院生のときに、もっとも集中して執筆していたのは、ルノアールという喫茶店でした)。あくまで、学生室は学習、研究のためにコミュニケーション可能なスペースとします。
  • 学生室は清潔に保ってください。ゴミは分別して、1Fのゴミ捨て場に持っていくか、持ち帰りましょう。飲食物等を放置しないでください。ほうきとちりとり、雑巾等をおいておくので、衛生的にしてください。
  • なお8階、7階に、社会・人間科学系の共有スペース、1階にも学習可能スペースがあります。
  • P to Pのソフトの学内での利用は決してしないようにしてください。研究室全体のインターネット接続が遮断され、他の人に、また担当者に多大な迷惑がかかります。とくに留学生の人は自分のPCにファイル交換ソフトが入っていないか、よく確認してください。本学に限らず、日本社会では、少なくない割合で、P to Pソフトの利用が禁止、制限されています。ユーザーが使っていない場合にも、自動でアプリケーションが通信することもあるので、日本滞在中はPCから削除することを強く進めます。P to Pソフトが何のことかわからない人(特に留学生)や、日本人学生も念のため、次のページを参照しておいてください。インターネットアクセスが制限されたときの解除依頼についてもこちら
  • 古典的ですが、研究室の基本の連絡手段はメールです。安定していて、ファイル添付可能で、ログが残るからです。共同作業等の場合には、別途指定します。なお東工大メールのwebメールはログインが煩雑でお世辞にも使い勝手が良いとはいえません。頻繁に使っている他のメールアドレス等に転送設定し、少なくとも24時間に1回以上の頻度で確認して下さい。6時間に1回程度以上の確認を推奨します。担当者はgmailに転送し、エイリアスで活用しているので随時見ています。「見ていませんでした」ということの無いようにして下さい。ほかに、slackというビジネスパーソン向けチャットも活用していますので、こちらもインストールしておいてください。
  • フロアで担当者以外の教員、職員、補佐員の人たちとすれ違ったときには、軽くでいいので挨拶をしてください。年長の先生や忙しい人からは返事が返ってこないこともありますが、気にせず、励行してください。
  • 学生室利用や、学生生活で困ったことがあれば、早めに担当者に相談してください。とくに留学生の人はいろいろわからないことや戸惑うことがあると思いますが、早く相談して、問題が軽症のうちに解決したほうが無難です。相談すべきか否か迷ったら、相談してください。
  • 研究室の備品は専有しないようにしてください。大量(20枚以上程度)の印刷は避けてください。なるべく論文等も電子的に管理するほうがよいでしょう(そのためにScan Snapも導入してあります)。また研究室の物品、消耗品は、担当者の研究費と私費で賄われていますので、無尽蔵ではありません。配慮してください。
  • 学生室の鍵は貸与するものです。修了前に必ず返却して下さい。
  • その他利用の詳細については、博士学生のなかから管理担当の人を定めますので、詳細についてはその人にたずねてください。

■研究指導の進め方


    ◯概要と学位取得に至るまでの研究室内規、注意点
  • 修士課程、博士課程、ともに、原則として、「個人研究+ゼミ)」を通して指導します。昔は「各自で好きなように研究して下さい」という研究室もよくありましたが、よく考えてみるとそれらは研究室の先輩や研究室の文化に支えられたものでもありました。新興研究室であるためそれらがない一方で、各学年の院生や研究生の数が比較的多く、学際系の研究室であることから、西田研究室ではそのような運営は原則として行っていません。しかし、かといって、みんなが一丸となって、わいわい楽しくできればよいというタイプの研究室でもありません。おそらくそういった研究室を希望する人には、向いていないと思います。中長期的には研究と知識創造等のため、短期的には学位取得のため、生産性の高い研究室であることを重視しています。その他に、定期的に「オープンセミナー」として、学内外の研究者、実務家の方々をお招きして、議論、交流する機会を設けています。詳しくは「What's New」などを御覧ください。
  • ゼミでは、理系の学部生、文系の修士と博士院生、社会人院生、各年次の留学生含めて、さまざまなバックグラウンドをもつ参加者が、相互研鑽を通じて、(それぞれに必要な)学びを得ることを期待しています。年齢、背景等は多様でも、互いに敬意を持って接してください。理系の学生は(社会に出てから必ず出会うはずの)文系出身者やゼミ、思考のパターン、研究の端緒を知り、文系学生は理工系学生の見立てや思考パターンを知ることができる、全国的に見てもかなり稀有なゼミのはずです。社会人院生からは社会の端緒を学びましょう。ゼミ生同士協力しながら、相互研鑽してください。自主的な勉強会なども歓迎します(状況次第で教員も参加可能です)。学部、大学院修了後も、さまざまな局面で助けあえるネットワーク、コミュニティが形成されることを期待します。
    • ゼミ」とは「Seminar」の日本語の呼称で、日本の大学における、とくに文系研究室の伝統的かつ主要な教授法だと考えてください。文献購読、レジメ(resume)作成、研究発表、議論などを通して、耳学問を含めて、参加者の知識レベル、プレゼンテーション技法、質問技法、対象の理解等含めて、総合的に向上することを目的に実施されます(一般的な、文系の学部では卒論執筆までがこのなかに含まれますが、東工大の場合は学部に文系学部は設置されていませんので、一般的なゼミ指導から卒論指導を除いたバージョンだと考えてください)。単純な知識や確認等含めて、自身のバックグラウンドに引き寄せてで良いので積極的に発言し、コミットメントすることが期待されます。ゼミでの質問は、建設的な議論や報告者の思考の発展を促す「良い質問」を発する練習の機会だと見なすこともできます。
    • レジメ(résumé)」の位置付けは分野によって大きく異なります。ブリーフィングペーパーのような位置付けの分野もあれば、論文のアウトライン的な性格を求めるところなど多様です。西田研究室ではレジメは、要約と報告者による情報の補足、問題提起と議論導入の2つのパートで構成します。前者については担当箇所の情報を適宜指示しますが概ねA4用紙3枚半程度にまとめます。本文を抜き書きするのではなく、自分の言葉でパラフレーズ(言い換え)します。また関連する知識や情報などを補足し、参加者全員の知識増を目指します。後半のパートはA4用紙半分程度で、報告者の問題意識や研究に引き寄せてその日のゼミの議論の端緒を作ります。別途指示がない限り、A4用紙4枚以内にまとめてください。レジメの注意点としては要約パートではパラフレーズと引用をきちんと峻別してください。引用の場合、きちんと出典、参考文献リストを作成してください。それが論文執筆の背景や先行研究の項目を執筆する際の練習にもなります。
    •   余談ですがゼミでの学びはアカデミズムのみならず、本来かなり汎用性を持ったものだと考えています。前述のように、プレゼンテーションであり、要約であり、良い質問や議論を作り出すことの練習だからです。よく考えてみれば、これらはアカデミズムのみならず、ほぼあらゆる仕事で必要とされる能力だからです。要約なども頭ではわかっていても、大量の文章を手際よくコンパクトに縮約するのはなかなか難しい作業であると同時に、社会に出てからも調査や上司の要望などでしばしば実施する必要が出てくることと思います。「良い質問」も同様でしょう。最近はしばしば「文系は役に立たない」などといわれますが、このようにメタに捉えればそうでもない、それどころか十分に汎用性をもって有意義なものであることが認識できるはずです(たぶん…)。
  • 学部ゼミ(社会科学系ゼミ、水曜9-10限)では、主に日本の政治史、社会史、メディア史等に関連した基本的な文献購読とディスカッションを通して、研究の共通基盤を構築します。耳学問も駆使して、知識と認識を深めてください(ゼミとは自分の専門分野以外の、耳学問を促進する場でもあります)。
  • 修士ゼミ(水曜7-8限、研究生も参加すること)は、研究の進捗共有、報告、相互検討の時間です。「研究とはなにか?」から始まり、研究遂行についての理解を深めます。
  • 博士ゼミ(当面、修士ゼミ内にて並行開講)は、大学院生が話題提供します。研究進捗、最新文献等、主題の選択も任意ですが、ディスカッション、参加者の知的満足度含めて、各学生が場を主体的にリードしていく経験を積みます。将来の教育、研究、社会発信等の場に役立つことを企図しています。
  • 原則として、修士院生は学部ゼミに、博士院生は修士ゼミと学部ゼミの双方への出席を強く期待しますが、社会人院生などについては個別に考慮します。上級課程のゼミへの出席は任意です。修士、博士のゼミ生には1〜2Q、3〜4Qに一度のタームペーパーの執筆を課題とします。年二回程度、古典、外国語文献を読み込み、研究を集中的に鍛える合宿を行います。
  • ゼミは主に勉強、学習の時間であって、研究、論文執筆はあくまで個人の責任で計画的かつ主体的に進めることが原則です。必要に応じて(ただし目的をはっきりさせたうえで)、担当教員に連絡して個別の指導も受けてください。なお博士課程院生で、社会人院生等で特別の事情がありゼミへの出席ができない場合については教員と個別に相談してください。ただし、その場合でも、研究、論文の進捗の責任は本人にあります
  • 学位論文の分量は、原則として修士論文は100ページ以上博士論文は200ページ以上とします(英語で執筆する場合には、別途、分量を考慮します)。定量的なアプローチや数理的なアプローチが中心になる場合には考慮することもありますが、蓄積と調査の質量の観点から、これらを標準的な基準とします。まとまった分量を書くという作業は意外と大変で、一夜漬けではまともなものはできませんので、適切な進捗管理が不可欠です。とくに修士課程は就職活動もあり忙しいですが、計画的に進めなければなりません。
  • 博士課程は学位取得までに、最低限、筆頭著者としての査読論文2本、国内学会報告2回、国際学会報告1回(日本国内開催を含む)以上を実施しておくことを研究室内規とします。
  • 研究は大掛かりなプロジェクトです。何を対象とし、何を調べ、なぜ自分の研究が必要なのか、自分の研究を先行研究のなかにどのように位置づけ新規性を主張するのか、またどのように調査、分析、執筆を行うのか、どのようにして期日までに間に合わせるのか、ゼミのなかで報告会などメルクマールとなる機会を設けますが、すべて最終的には各自の責任と進捗管理のもとで行います。なかでも、達成すべき事項が多く、しかも短期、中期、長期と異なったレベルでのマネジメントが求められる博士課程での学修と研究は、プロジェクト以外のなにものでもありません。職業研究者を志望するのであれば、さらに教育や社会的活動、その他の業務などが加わり、生涯続けなければならないことになります。日本の大学の現実は、大量の業務があり、これらをそれなりに模索しておかないと、研究の時間を確保することができず、あっという間に研究活動から遠のいてしまいかねません。自分に見合ったやり方を試行錯誤し探索、開発することは(そして、それを生涯バージョンアップし続けることは)、博士課程において取り組んでおくべき重要な事項といえるでしょう。
  • 期日、締切等は各自、厳守のこと。各自の諸事情は考慮しだすとキリがないので、原則として考慮しないのみならず、それらによって生じた不利益はいうまでもなく学生自身の責任によるものです。締切前にはPCが不調になったり、印刷機が壊れたりということが起こりうる(というよりも、それらはまったく言い訳にならない)が、適切に前もって準備すれば良いだけの話なのでマネジメントすること。とくに社会人経験を持たない院生は、学生気分が抜けない、いい加減な人が多すぎるので注意すること。学部卒の同級生が仕事をしているということを思い浮かべるなどして、緊張感を持って大学院での勉強、研究に取り組むこと。これらのマネジメントとその技術は、かなり広範に実務に関する能力を養っているともいえるはずです。言い方をかえれば、行き当たりばったりで、締切ありきでの受け身での学修では、それらを培うことができません。
  • 院生は自身が執筆した査読論文等についての指導を教員に要求できるものとし、その場合、論文の著者を教員と共著にする必要はありません。ただしもし教員の実質的な作業(分析、執筆、大規模な翻訳等)分担が必要な場合には、状況に応じて共著での執筆をリクエストできるものとします。

    ◯進捗の目安(修士)
  • 修士の2年間はあっという間です。またM1の春学期は講義数も多く、必修科目もあります。多くの学部生は4年生を単位をかなり取り終えて迎えていることが少なくないので、講義観が鈍っていて、久々の講義が多い生活に慣れる必要があります。また就職活動に多くの時間とエネルギーを取られる現実もあります。以下、4月入学の大まかな修士計画の進捗案ですが、とにかく早め、前倒しで進めて下さい。後になれば、なるほどきつくなります。秋入学の留学生などは、「M1春学期」とあるところを「M1秋学期」と読み替え、以下、半期ずつずらして考えてください。
    • M1 春学期:(現実味のある)研究テーマと研究計画の作成、必要な分析手法、フィールドワーク計画等の棚卸し。学期末(2Q末)に研究テーマと研究計画の発表会。
    • M1 秋学期:先行研究の整理と自身の研究の位置づけの明確化、研究テーマと研究計画の確立、調査、学振特別研究院応募のため博士課程進学希望者は学期末までに連絡。
    • M2 春学期:調査と分析、学期末までに目次と構成の完成。学期末(2Q末)に目次と構成の発表会。
    • M2 秋学期:調査と分析の完結、論文執筆と完成。学期末(4Q末)に研究室内修士論文報告会。
    ◯修士論文について(工事中)
  • 修士論文には、1.) 重要な新事実の発見(これまで見つかっていなかった資料の発見、「事実」の発見、「証言」の発見、新しい「分析方法、手法」の創造や開発…etc)、2.) 新しい概念の創造と分析を通じた、新しく、重要な知見の提供、3.) 複数の2.)や比較等を通じた、新しく、重要な「論理」の創造、のひとつ以上の要素が含まれることを期待します。社会科学的なアプローチを念頭におくと、2.)が中心になり、博士論文になると、3.)によっていくイメージです。
  • そもそも研究とはなんでしょうか。詳しくは、ゼミや西田方法論講義などを参考にしてほしいですが、やはり大まかにいうならば「同時代の社会的、政治的現象に言葉と意味を与える論理を紡ぐ」という側面はあるでしょう。もう少しだけ誤解を恐れずにいうならば、社会学はその歴史を通じて、時代時代の「弱者」やマイノリティを擁護するロジックを作ることをアイデンティティとしてきたともいえそうです。直ちにアカデミズムで実践できるかはさておくとしてもそのことについても念頭に置いておいても悪くはないと思います。いずれにせよ、それらの作業を通じて、既存のアカデミズムのコンテクストに位置づけ、その現象の独自性や固有性を明らかにし、場合によっては一般的な知見を析出させることが、我々の仕事の一部といえそうです。
  • 修士論文は前述のとおり、A4版100枚以上を研究室内規としています。卒論の分量がどんどん短くなっていて、(大学院進学者も含めて!)少なくない学部生がやっつけで書いていることを想起しても当然ですが、これまで大半の人はそれだけの分量を書いたことがないはずです。分量だけでいえば、だいたい新書一冊程度の分量にあたります。言い換えれば、だからこそ計画的に、目処を立てて執筆しなければなりません(そうでないと、破綻します)。
  • 修士論文の完成イメージをもちつつ、小さく産んで、大きく育ててるべく、適切に進捗管理を行う必要があります。修士論文のような長さの文章をいきなり書き始めると大抵途中で挫折します。そもそも短い論理も固まっていないのに、どうして長い論理をつくることができるのか、ということです。ですので、まずは全体の構成をよく練り、目次、細目次と取り組み、それらがだいたいかたちになってから、執筆を開始します。もちろん、ごくまれに最初から長い文章を書いて、最後までかたちに仕上げることができる人もいますが、修士論文や博士論文、そして学術的な論文では「自分が何を書いているか」ということについて自覚的に記述されることが期待されます。それが一般的な物書きと、(人文社会科学系)研究者の書くものとの違いではないかとも考えています。前者の場合には、必ずしも自分が書いているものについて自覚的でなかったとしても、良い小説、エッセイというのはありえるでしょう。小説家のエッセイなどに、「あるとき、登場人物がいきいきと動き出した」といったような記述を見かけることも少なくありません。しかし学術論文の場合、それでは困る、ということです(ロジックや表現などで閃きが訪れるといったことは当然ありえますが、全体として、という意味です)。なかでも将来職業研究者を志望している人の場合、長い期間にわたって、研究(し、発表)し続けていく必要があります。「よくわからないままに一本書けて、ビギナーズラックで一発」では先がありません。モノを書くということについて、自覚的にならなければなりません。
  • 以下に、大まかな修論の構成を提示しておきます。なお、あくまで大まかなイメージで、個々人の研究やアプローチ等に応じて、カスタマイズする必要があります。論文執筆やそもそもの学術研究、剽窃や学術倫理等についても、大学院の「方法論」講義とゼミでも詳しく扱います。
    • 論文タイトル: メインタイトル+サブタイトル
      • メインタイトルだけだと、相当「強い」論文を意味しますので、一般的には「メインタイトル+サブタイトル」で構成します。
        • 例)『◯◯の研究――△△と☓☓の比較から
      • メインテーマに研究のもっとも強調したい部分を入れ、サブタイトルには事例、方法、視点等のアプローチや対象を入れるのが無難です。
      • リサーチクエスチョンと仮説等で構成する方法もあります(英語論文では見かけますが、なぜか日本語論文ではあまり見かけない印象です)。
        • 例)『◯◯はなぜ△△なのか――☓☓的アプローチを中心に
    • 論文概要(A4 1枚×2 日本語ver.と英語ver.)
    • 序章(はじめに)
      • 大雑把にいえば、長い研究の概要だと思ってもらえればよいと思います。
      • 仮に100枚の長さの論文があるとして、すべて読んでくれる読者というのは限られています(さすがに主査は全部読むでしょうが、ヘタをすると副査でさえ人によるかもしれません…)。たいてい題目だけを見て、興味を持てば概要を読み、謝辞を読み、さらに興味を持てば、といったところです。この序章は、100枚の論文を10枚程度に圧縮したバージョンだと考えればよいでしょう。論文の全体構成についてもここに置くとよいと思います。
    • 第1章 研究背景、研究の位置づけと新規性、研究方法等
      • この章では研究の背景や研究の位置づけと新規性、研究方法等を記述していきます。
      • 「事例の背景」とは異なりますので、注意してください。混同すると、次の章で書くことがわからなくなります。
    • 第2章 事例紹介、事例の歴史と背景、文脈
      • この章ではあくまで事例についての紹介にとどめ、分析とは切り分けます(…というより、ここがごっちゃになりがちで、そうなると次の章で書くことがなくなってしまいます)。
    • 第3章 事例の分析
      • 分析アプローチ(概念、方法、モデルetc)の導入
      • 分析過程
      • 分析結果
    • 第4章 結論
    • 第5章 展望
    • 終章(おわりに)
    • 引用文献リスト
    • +α(資料、フィールドノート、謝辞等)
    • 仮に上記のような構成でいくとすると、だいたい各章10〜15枚程度平均を執筆していく必要があることがわかります。仮に序章10枚、第1章〜5章平均15枚、終章10枚くらいでいくと、タイトル、概要引用文献リストや資料などを加えると、100枚を越えてくるようなイメージでしょうか。事例が複数になったり、比較を導入する場合は、第3章が複数章になっていくイメージです。
    • 論文は構造的に、論理的に書かれるべきです。構成、各段落内それぞれにおいて、構造的に書かれることが期待されます。またその構造はアブストラクトや「はじめに」などで提示されるべきです。またこの構造は三角形のようになっているようなイメージです(結論で最後集約すると考えるなら菱形と形容することもできるかもしれませんし、展望などで開くのであればやはり三角形ともいえそうです)。
    • 論文の骨子をもっとも端的に表現したものが題目であり、そこで関心を持ってもらえれば概要が読まれ、さらに関心がわけば「はじめに」が読まれ、よほど強い関心をもった読者が改めて全体を読むというイメージです。教員を含め、大抵の、というよりもほとんどの読者は筆者(院生)ほど分析対象や事例について詳しくなく、論文の見通しがたたないと読了することすら大変な苦痛を伴うことが少なくありません。論文は小説作品などではないので、その論文の主張や構成などが早くわかるに越したことはありません。むしろそれらが不透明な「よくわからない論文」は読んでももらえないでしょう。
    • 章の冒頭には、章の概要を設けてください。それらを総合したもの+αが、最終的に冒頭の論文概要に反映されていると思えばよいでしょう。
    • 各段落内にも構造が存在ことが期待されます。マクロ⇒ミクロ、ミクロ⇒マクロ、何かを併列で並べる場合には早い段階で「見通し」を提示し、論旨がいったりきたりすることのないように気をつけましょう。
    • 表現の重複に注意しましょう。「しかし〜。しかし〜。しかし〜」などと同じ表現が繰り返されると、読み手に大変冗長な印象を与えます。
    • 参考文献や引用、その他の執筆方法について、修士論文は全体が統一された基準で執筆する必要があります。自分が準拠したいと思う学会の様式を用いてもよいですが、西田研究室では日本社会学会の学会誌『社会学評論』のスタイルガイドを標準的なものとして推奨しておきます。かなり詳細な場合分けについて記述されているので、ここで記述されているものに準じていけば、それほど困ることはないはずです。個人的な好みとしては、文末の「,」「.」を「、」「。」にして執筆することが多いです。また脚注は後注ではなく、Word標準のページ内に置くようにしています。研究室の修士論文も、数理的な内容や情報系に寄せたフォーマットにしたいなど特段の事情がない限り、その方針を採用します。
    • 数字や統計情報を引用するときは、必ず、どの資料から引用したのか資料の正式名称等を参照すること。「日本政府の資料によれば・・・」等では十分ではありません

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