SuperFocusのルール

[このページは、Mark Forster氏が自身のサイトで公開している「Rules For SuperFocus」という文書の日本語訳です。この翻訳はご自由にお使いいただいて結構ですが、著作権はあくまでも原作者にあることをお忘れなく]

原文公開日時:2011年2月10日 (木) 13:09

SuperFocus は、仕事を片付けるための、非常にシンプルでありながら効果的な手法です。やるべきことをすべて1冊のノートに書き加えて、長いリストを作ります。さらにやるべきことを思いついたら、リストの最後に付け加えます。 

そうしたら、リストの最初から始めて、1ページ目を繰り返し見ながら、気の済むまでいくつでもタスクに取り組みます。次のページに進んでも同じようにしましょう。リストの最後に達したら、最初に戻って1ページ目からやり直します。   

どのページにも2列目があります。ここには次のようなタスクを書き加えます:  

  • そのページを処理しているときに発生した緊急のタスクを追加します。
  • 着手したものの完了に至らなかったタスクは、次のページの2列目に再度記入します。

重要なルールがあります。2列目にあるタスクすべてに着手しないかぎり、そのページを離れることはできません。 

この要約では大まかなことしか書いていませんから、この後にある完全なルールを読むことが大切です。なかでも、タスクの棚上げについてのルールを理解することは大変重要です。 

ルール

SuperFocusは、先進的なのにシンプルな時間管理システムです。簡単なタスクと困難なタスク、緊急なタスクとそうでないタスクの間で、可能なかぎりベストなバランスをとることを狙っています。また開始したタスクが確実に完了できるようにも配慮しています。

このシステムで使うのは罫線入りのノート(1ページ2列)です。1ページに左右2列入れるのが難しいようなら、見開きの対向ページを使ってもいいでしょう。

2つの列には違った役割があります:

1列目

どんなタスクも、一番最初は左列(1列目)に記入します(緊急タスクは除く)。

1列目のリストは、次のページ、次のページへと連続的に伸びていきます。

2列目

こちらは緊急、もしくは未完了のタスク専用です。

SuperFocus用ノート

このシステムの実践方法

ノートを広げます

2列目用に余白を残しながら、やるべきことをすべてリストにします。ページの左側に、1タスク1行で記入します。

必要に応じて次のページに続けます。ページの左半分だけを使います。

思いついたタスク、発生したタスクをさらに追加します。

1ページ目から処理を開始します。タスクをひとつずつみて、着手できそうかどうか考えます。取りかかれるものが見つかったら、気の済むまで仕事を進めます。仕事が一段落したら、次のようにします:

  • タスクが完了していたら、横線を引いて消し込みます。繰り返し行う反復タスクであれば、リスト末尾の1列目に再度記入しておきます。
  • タスクが未完了なら、同様に消し込んだ上で、次のページの2列目に再度記入します。今処理しているのが最終ページの場合は、リストの頭に戻って、最初の処理対象ページの2列目に再記入します。2列目に空行がないときは、余白のある最初のページに再記入します。

緊急のタスクは、現在処理中のページの2列目に記入します。2列目がいっぱいなら、空行のある最初のページに記入します。

1ページ目を巡回しながら、同じ形で処理を続けます。取りかかれそうなタスクがなくなったら終了です。2列目のタスクすべてに着手するまで、新しいページに進んではいけません。

2列目のタスクがすべて着手済みになり、さらに1列目に取りかかれそうなタスクがなくなるまで、繰り返し1ページ目を巡回します。念のため:1列目のタスクにすべて着手する必要はありません。ただし2列目のタスクはすべて着手しなければなりません。

次のページに進んで、同じように処理を進めます。

リストのおしまいまで来たら、最初に戻ります。

ページ上に未着手のタスクがなくなったら、そのページは処理済みとして処理対象リストから外します。このルールは最後のページには適用されません。注意してほしいのですが、2列目は必ずしも満杯になるとは限りません。上の写真では、左ページが処理済みになっています。2列目のおしまいに波線が引いてあるのは、間違ってこの2列目に追記するのを防ぐためです。


棚上げ

棚上げは、できる見込みのないタスクをつまみ取る上で重要なプロセスです。

タスクの棚上げは、次の2つのタイミングで行います:

1. そのページを開いて以降、1列目のタスクに何も着手しなかった場合、残った1列目のタスクはすべて棚上げになります。リストの最終ページは、このルールの例外です

2. 満杯の(すなわち1列目、2列目ともに空行がない)ページに来たら、1列目にあるすべてのタスクについて、着手するか、棚上げにするか、必ずいずれか選択します。

棚上げされるのは1列目のタスクだけです。2列目のタスクは例外なく着手しなければなりません。

棚上げは、このシステムが選別し、何か欠けていると判断したアイテムを、最終的にすべてつまみ出すプロセスです。これはかなり早い段階で起こることもありますが(例えば、読みたい本をたくさんリストした場合)、たいていはかなりゆっくりと進みます。 

これらのタスクは、もう処理対象ではありませんが、見直しの対象になります。あなたのリストに、反復タスクとして「棚上げタスクの見直し」という項目を入れておくといいでしょう。見直しの際には、なぜそのタスクが拒絶されたのか、本当にやる必要があるのか、今は実行に適切なタイミングか、最重要の目標を追う妨げにならないか、といったことを注意して考えるようにしてください。棚上げにしたタスクを復活させて再度記入する場合は、サブタスクに分解したり、表現方法を変えてみるといいでしょう。 

棚上げにしたタスクは、蛍光マーカーで塗っておくと、見直しがスムーズに進みます。

棚上げのルールは、項目を追加中のページ(すなわち最終ページ)には適用されないことをお忘れなく。


記号とシンボル

a. 着手したタスクは、横線で消し込みます。

b. 棚上げにしたタスクは、蛍光マーカーで塗ります。

c. 棚上げタスクを見直して復活させた場合、もしくは完全に削除した場合、横線で消し込んで見直し対象から外します。

d. 処理対象のタスクが残っていないページは、ページ上方の角に×を入れます。

e. それ以前のページに処理対象のタスクが残っていない場合は、×印を○で囲みます。

f. それ以前のページに、見直し対象になる棚上げタスクがない場合は、○印を蛍光マーカーで塗ります。