「一粒の麦」NO.240号 反骨爺のつぶやき 高村よしあつ

2016/02/10 3:40 に 山根岩男 が投稿
   明けましておめでとうございます。2015年は、戦争法をめぐる安倍政権と国民との矛盾が激化した年となったが、2016年とは、いかなる年になるのであろうか。
 何といっても、問題となるのは参院選である。ここで安倍政権を打ち止めにできるのかが問われている。日本共産党の提起した戦争法廃止の国民連合政府をめぐる流れが変わってきていることに注目したい。
 何が変わってきているのか? これまで日本では、国民が自分の力で社会を変革したという経験を、残念ながら一度も持たなかった。その歴史が変わろうとしている。そのきっかけになったのは、「戦争させない・9条壊すな!総がかり行動実行委員会」の呼びかけた5月3日憲法記念日までの2000万署名である。共同呼びかけ人は、戦争法に反対した主な団体・29団体を結集したものとなっている。言い換えると、この署名は戦争法の廃止と立憲主義の堅持という2本柱を軸として、主権者の統一を結成しようというものとなっている訳である。これを基礎に戦争法阻止の「市民連合」も結成され、これまでは共産党の呼びかけであったものが、いまや市民連合に転化してきている。しかもこの市民連合には、日本の労働運動が一体となり、それにママの会、学者の会、シールズなどの組織も加わり、戦争法の廃止と立憲主義の回復を求める市民連合戦線となっている。
 この組織が憲法記念日までに2000万署名を実現したらどうなるだろうか? もはやこの強大な組織に立ち向かうことのできる組織は、どこにも存在しないことになる。一人区の熊本では、50団体が5野党と2つの労働組合に統一候補要請に動いた。沖縄では、宜野湾市長選に向けて「オール沖縄」が結成された。主権者の統一に向けて様々な動きが起こり、歴史を大きく動かそうとしている。市民連合はアベ政権そのものを打ち倒すために、主権者一人ひとりに向かって叫ぶ。「戦争法を廃止し、立憲主義の回復のために、神を信じるものも、信じないものも参院選に向かって共に手をつなごう!」と。
 2016年は、この壮大な理想を日本で初めての現実のものとする一年になろうとしている。私たちは新しい日本を自らの手で我が物にしようとしているのだ。
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