NO.247 反骨爺のつぶやき 高村よしあつ(常任理事)

2016/08/22 1:05 に 山根岩男 が投稿
 歴史的な参院戦から、都知事選と、野党と市民の協力で政権を揺さぶった第1次の野党共闘が一段落した。鳥越氏は東京で30数年ぶりの野党共闘のもとで大健闘した。民進党の岡田代表は、野党共闘への「達成感」を表明しながら代表退任を表明した。

 野党共闘がどんなに威力を発揮したかは、アベ政権が危機感をあらわにし、最大の攻撃を野党共闘に集中したことにも示されている。全国32の一人区のすべてで野党統一候補を実現したのみならず、前回の2議席から11議席へと躍進することで、野党と市民の協力にこそ政治を変える力があることを見事に示した。その力があったからこそ、鳥越候補が4野党サポートの上に立候補を決意することができたのである。当選者の一人、青森の田名部氏は「市民の力を感じた。それぞれの中に渦巻いているものが終盤にきて私に押し寄せた」と語っている。国民は政治の変革を望んでおり、政治に絶望して選挙に行かなかった無党派層の6割から8割が統一候補に入れたといわれている。問題は政治革新の受け皿をいかに作るか、にあったのだ。

 いよいよこれから第2次野党共闘が始まる。今回当選した11人は、国会の内外で野党4党に支えられながら、共闘をさらに前に推し進める強力な陣営となるだろう。次は政権交代をも展望しうる衆院選である。市民が切望する参院選での野党共闘から、国民連合政府実現の野党共闘まで、第2次野党共闘の新しい前進と発展形態に注目せざるを得ない。

 他方沖縄では、野党共闘をさらに一歩進めた「オール沖縄」の勢力は、一歩一歩その共闘を強めながら、自民党を追い詰め、連続して勝利してきた。そして今回伊波氏は、現職閣僚の島尻安伊子氏に圧勝したばかりか、アベ政権の米軍ヘリ着陸帯(高江)の強行工事、辺野古の再開を狙うという暴挙にたいし、ついに沖縄の衆参全選挙区から自民党のすべての議席を葬り去ったのである。

 野党共闘は、「野合」ではなくて、未来への「希望」である。なぜなら、それこそ「国民が主人公」の社会だからである。「オール沖縄」のたたかいは、日本全体の野党共闘の未来を指し示している。
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