2016年、2017年と関西で実施した連続5回の本セミナーは、丁寧で分かりやすいと評判を呼び、全国から受講者が集まってこられました。馬場先生にぜひにとお願いして、今年もご多忙のなか関西までお越しいただくことが可能となりました。
2018年度は日曜日の開催です。初日の午前中の講義以外は、受講者から出された事例や相談事を中心にグループワークなども予定しています。前年度受講者の方がたは、回を選択して全2回受講、全3回受講も可能です。スコアをどう読み取り、臨床にどう生かせばよいのかに悩んでおられる方は、ぜひこの貴重な機会にご参加ください。
開催詳細
[講 師]:馬場禮子
[日 時]:
第1回 2018年 5月20日(日)
第2回 2018年 6月17日(日)
第3回 2018年 7月15日(日)
第4回 2018年 12月2日(日)※9/30から12/2へ日程を変更いたしました。
いずれの回も10時00分~17時30分
(受付は9時30分より開始)
[会 場]:創元社本社4階 セミナールーム
(〒541-0047 大阪市中央区淡路町4-3-6)
[参 加 費]:原則全4回通し
(ただし、2016・2017年度の本セミナー受講者は、
2回、3回の受講も可能です)
全4回:50,000円(学生35,000円)
全3回:40,000円(学生28,000円)前年参加者のみ
全2回:30,000円(学生18,000円)前年参加者のみ
単独回(若干名):16,000円【学生10,000円)
※すべて資料代込み。分割払いをご希望の方はご相談ください。
[定 員]:35名
※申込者が20名を下回った回は、開催を取りやめる場合があります。
ご了承くださいますよう、お願いいたします。
[参加資格]:◆臨床心理士、および臨床心理専攻の大学院修了生で、
現在、臨床実践を行っておられる方
◆学生(臨床心理専攻の大学院に在籍している方)
※本セミナーは日本臨床心理士資格認定協会のポイントを申請予定です。
[参加要件]:①ロールシャッハ・テストのスコアリングができること。
②記号の意味を一通り知っていること。
③事例あるいは相談したいことを提供できること。
お申し込み・お問合せ先
【株式会社 創元社 セミナー係】
〒541-0047 大阪市中央区淡路町4丁目3-6
電 話:06-6231-9011
F A X:06-6233-3112
※お問い合わせ・お申し込みの際には、
「セミナー名、お名前、ご住所、ご連絡先」を必ずお知らせ下さい。
※お寄せいただきました個人情報は、創元社が責任を持って管理し、
本セミナーの運営・管理以外には使用いたしません。
講師からのメッセージ
これまで私はずいぶん方々の地域で、長期、短期の研修会や大学院の集中講義などをしてきましたが、大阪で連続研修会をするのはこれが初めてです。内容はロールシャッハ法の力動的解釈(継起分析)の技法で、私がもっとも長く研究、研鑽して来たものです。これを大阪で研修するという、新しい試みを楽しみにしています。
ロールシャッハ法は、他の方法には無い興味深い所見が得られる方法なので、臨床心理士にとって重要なアセスメント手段と言えるでしょう。一人でも多くの方に身につけて頂きたいと思います。しかし身につけるのに手間がかかるのもこの検査法の特徴で、実践に使うのに苦労している方も多いと思います。私の解釈法は、基礎になるロールシャッハシステムはどれを使ってもできる方法です。
私自身は片口法を基本にしていますが、この研修にはどのような立場の方も歓迎致します。ただし、検査の施行法、スコアリング、記号の意味、についてはすでに習得している方に限らせて頂きます。そうしないと力動的解釈に進めないので、この点はご理解下さい。皆さまと共に学ぶ機会を楽しみにしています。
馬場禮子(ばば・れいこ)
慶應義塾大学大学院社会学研究科心理学専攻修了。「境界例とその周辺領域ロールシャッハ・テストよる精神力学的研究」で医学博士。慶應義塾大学医学部精神神経科をはじめ、病院での臨床活動の後、東京都立大学人文科学部教授、放送大学教授、東亜大学教授、山梨英和大学人間文化研究科臨床心理学教授。現在、中野臨床心理研究室室長。著書『ロールシャッハ法と精神分析――継起分析入門』『心理療法と心理検査』『精神分析的人格理論の基礎』など多数。