シンポジウム
「理数系教育におけるアクティブ・ラーニング」
★共同主催:(理数系学会教育問題連絡会参加学会有志、50音順)
一般社団法人 情報処理学会
公益社団法人 日本化学会
日本植物学会
日本生物教育学会
公益社団法人 日本地球惑星科学連合
主催:理数系学会教育問題連絡会シンポジウム実行委員会
共催:筑波大学
★開催日時: 2015.11.8(日) 13:00~17:00
★場所: 筑波大学文京校舎(文京区大塚) 134講義室
★開催趣旨
現在、これからのわが国の初等中等教育を大きく変革する次期学習指導要領に向けての検討が進んでいます。とりわけ大きな変化として、従来の学習指導要領が「どのような内容を学ぶか」に注力していたのと対照的に、次の指導要領では「どのようにして学ぶか」についても大幅に言及される方向にあることです。
その中でもとりわけ注目が集まっているのがアクティブ・ラーニングです。これは、児童・生徒が課題に対して自分で考え、自力で必要な情報を集め、試行錯誤を繰り返しながら、解答を求めるというものです。これは確かに、これからの不確実な時代に必要な、自ら考える力を養うという点で有効な学習方法だと考えます。
しかし注意すべきなのは、基礎的な知識や考え方の土台が何もない状態ではアクティブ・ラーニングは有効に機能しないということです。そして、どのような土台が必要か、その土台はどうやって構築するのか、そしてその上でどのようにアクティブ・ラーニングを進めて行くのがよいかは、学問分野ごとに違って来ます。
私たち理数系学会教育問題連絡会は、理数系の学会間で教育に関する情報を交換し、各学会の教育活動につなげるとともに、必要な場合には社会提言を公開してきました。今回は、上記のようなアクティブ・ラーニングの諸課題に対する答えを、理数系全体として探究することをめざして、シンポジウムを企画しました。この問題に関心を持つ関係各位に参加頂き、これからのわが国の理数系教育の再構築に向けて、共通認識の醸成に資することができれば幸いです。
シンポジウム委員長 久野 靖 (情報処理学会、筑波大学)
事務局長 畠山 正恒(地球惑星科学連合、聖光学院)
★プログラム
13:00 開会あいさつ 畠山 正恒 (聖光学院,地球惑星科学連合)
13:15 参加各学会からの報告
14:15 基調講演 なぜ、アクティラーニングが大事か?
清水雅己(埼玉県立川越工業高校、中教審教育課程特別部会)
14:45 - 16:45(120分) パネルディスカッション
前川恒久(QCサークル関東支部京浜地区顧問)
大野智久(都立国立高校)
須藤祥代(千代田区立九段中等教育学校)
大西琢也(日野第4中学校)
浦崎太郎(岐阜県立可児高等学校)
清水雅己(埼玉県立川越工業高校、中教審教育課程特別部会)
司会: 根本泰雄(桜美林大学,地球惑星科学連合)
16:45 閉会あいさつ 久野 靖(筑波大学,情報処理学会)