価格と価値が合う、高くて良い道具って果たしてどれくらいあるんだろうか。現代は、再利用の時代になりつつあるようだけど、やはり良い物と悪いものは明確に存在するように思う。
誰が読むかは分からないが、自分のためにもこれは良い道具だと感じたものを書き溜めておくことにしたい。
このページの特徴は、次の4つである。
・高耐久性
すぐに壊れるものは良い道具とは言えない。
・高品質
鉛筆は書きやすくあるべきだし、時計は精確であるべきだ。プラトンはこれをイデアと表現した。イデアを正しく形相(エイドス)に落とし込んだものこそ素晴らしいということだろう。なにを言っているんだ。
・高コストパフォーマンス
高性能パソコンは、高性能になるほど価格とパフォーマンスが乖離していく傾向にある。これが、あまりに乖離したものを買っても仕方がない。
・使ったことのある道具
ネットや現実世界の別なく、自分が使ったことのない製品を薦める者がいるようだ。「本当に開発者も使ってるのかよ、これ」ということは日常茶飯事だ。そのようなことはあってはならない。
文体を変え、レビュー調でメモしておくことにする。
およそ240,000円で購入したサーバーです。
メーカー製パソコンとも比較し、Xeon E5 1650v4を搭載したパソコンの中ではダントツで破格の安さでした。
~デフォルトでの構成~
・CPU: Intel(R) Xeon E5 1650v4
・RAM:16GB(8GBx2)
・GPU: NVIDIA Quadro M2000
・SSD:PLEXTOR PX-128M7VC 128.0 GB
・Mother Board: ASRock x99 Taichi
1.メーカーについて
@Sycomは、今回たまたま価格が安い(自作するより安かった)というだけで選びましたが、メーカーのサポートが非常に良かったです。
最初から半自作のつもりで構成を組み、届いたあとにSSDやHDD・RAMを付け替えた結果動作しなくなったことがありました。そのとき、サポートに送って見て頂いたのですが、戻ってきたPCケースの配線が丁寧に結束されていたほか、足りない分のSATAケーブル、ケーブルカバーやネジまで無料で付けて頂けたうえ、送料も相手方の負担で修理して頂けました。
というのも、筆者が購入当時の2016年くらいには、マウスコンピューターの配線と配線処理がひどかった(最近はそうでもないようです)ということや、ドスパラは「ドスパラタブレット事件」など悪評が多かった(今はそうでもないようです)ということがあり、正直BTOメーカーそのものにあまり期待はしていなかったのですが、とても良い対応をして頂いて嬉しかったです。
また、冬季で外気温が0℃以下の日にパソコンを使用していたところ、ディスプレイ画像が出力されなくなり、またも修理に出したところ、Quadroを使っていたということもあり、GPUを無償で交換して頂けました。ほかのBTOメーカーだと有償修理のことがほとんどなので、本当にありがたかったです。
2020年12月に、改めて調べたところ、価格が相場より高いという噂があるようで、たしかに2016年当時より、やや割高の価格設定になっているようです。ただ、@Sycomで購入したものは、間違いない品質とサポートが保証されていると思います。
2.パーツ
・マザーボード
他のBTOメーカーと異なり、OEM製の謎マザーボードではありません。市販のマザーボードを使っているため、品番が分かります。
ちなみに、あまり知られていませんが、ASRockのマザーボードとI-O DATAの外付けハードディスクは極めて相性が悪く、USBハブをかませたり、OS起動後に接続しないと認識しないことがあります。このことを知らなかった筆者は、数日を無駄にしました。
・CPU
Intel Xeonは、よく知られている、CoreシリーズやAtom, Pentiumシリーズとは異なります。Xeonにゲームは向きませんし、Coreシリーズは消費電力が高いためサーバー用途には向きません。
→Atom:「組み込み用のプロセッサ」です。タブレット端末などに使用されています。
→Celeron:「最も低価格帯のブランド」です。スティックPCやエントリーモデルのPCに多いです。
→Pentium:「次に低価格帯のブランド」です。かつてはIntel CPUの中核を担うブランドでした。
→Core:「中核を担うブランド」です。ラインアップとしては
・・Core i3(省電力エントリ向け)
・・ Core i5(メインストリーム向け)
・・ Core i7(アッパー~ハイパフォーマンス向け)
・・ Core i9(エンスージエスト向け)
の4種類が存在します。
→これに対して、Xeonは「サーバー用」です。XeonプロセッサにIntelは最新技術を投入し、低電力でありながら、高い信頼性と高い処理性能を追求しています。また、Xeonはマルチプロセッサ(CPUを2個以上搭載すること)に対応しているほか、ECCメモリにも対応しています。
Xeonプロセッサに投入された技術を民生用に落とし込んだのがCoreシリーズですが、Coreシリーズは3Dゲーム用途も想定されているため、Xeonより消費電力が高いです。
※2020年12月現在では、AMDのCPU性能がIntelのそれを追い抜きつつあるため、これから購入する場合は、"Ryzen"を選択しても良いと思いました。Ryzenには次の種類があります。
・・Ryzen(一般向け)
・・Ryzen threadripper(ハイエンド向け)
・・Ryzen Pro(ビジネス用途)
・CPUクーラー
構成表には書いていませんが、今回購入したのは、CPU簡易水冷のモデルです。冷却効率は空冷より良く、CPUを酷使する用途に向いていたと思います。
・GPU
クリエイター用ならば、Quadroがおすすめです。故障時には修理ではなく交換してもらえます。ゲーム用途であれば、GeForceもオススメですが、故障時の対応がメーカー毎に、まちまちで、基本的に初期不良以外で交換してもらえることはありません。
実は両者とも中身は同じで、ファームウェアと一部の配線が異なるため、GeForceを改造してQuadroとして使ってしまう方がいるようです。メインの筐体でこれをするのはやめましょう。サポート外になります。
機能的には、QuadroはOpenGLに対応しており、ドライバの高度な制御が可能なほか、NVIDIA Mosaicなどの最新技術に対応している点が異なります。基本的にはGeForceの上位互換と考えて間違いありません。
そして、もう一点。QuadroとGeForceのドライバは極めて相性が悪く、併用する場合は安定動作したバージョンから決してアップグレードしないようにします。また、QuadroはOcculus Linkに対応していません。動作しないばかりかGeForceと2枚挿しにしても互いに邪魔をするので、その場合はおとなしくGeForceだけを挿して使います。
・メモリ
サーバー機(Xeon)は、メモリとの相性を選びます。
24時間365日稼働したいのであれば、ECCメモリが良いです。Non-ECCメモリでは、非常に重い計算手法で長時間計算するとパソコンが止まることがあります(筆者環境では、1か月に1回くらいブルースクリーンや計算中断が発生したイメージです)。
値段は29,840円です。
先に断っておきますが、REALFORCEのキーボードは、データ・文字入力向きです。
ゲーム用途には向きません(使えないというわけではありませんが、偏荷重ではなく30gくらいのキーの方が使いやすいと思います)。
1. スイッチ種類について
キーボードに付いているスイッチの種類には、「メンブレン」「パンタグラフ」「メカニカル」と、「静電容量無接点」を合わせた4種類があるといわれています。
・メンブレン方式
デスクトップPC付属のキーボードによく搭載されているもので、一番安いです。
・パンタグラフ方式
ノートPCに採用されています。薄型にできるのが特徴です。キー入力がしづらいです。
・メカニカル式
ゲーマーの人が使っているデスクトップ用のキーボードで、カタカタ鳴るタイプはこれです。「赤軸」「青軸」「茶軸」「黒軸」など、キーを支える軸色によりタイプ感や音が全く違います。特定のキーが破損したときに、その部分のスイッチのみ交換できるという良さもあります。
REALFORCEシリーズが搭載しているのは、上の3種類のどれとも異なり、「静電容量無接点方式」と呼ばれるものです。電極同士の物理的な接触がないので摩耗が少なく、耐久性や信頼性に優れています。
入力に底打ちも必要なく、軽い打鍵感が特徴です。イメージとしては「スコスコ」という音が近い感じです。
2.荷重・キーボードサイズ
偏荷重のモデルを挙げましたが、とくにメリットと感じた点はありません。たしかに小指が疲れにくくなったなあとは感じますが。用途に合わせて、30g,45gなどを使っても良いと思います。疲労しやすいので、なるべく軽い方が良いとは思います。
また、このモデルはフルキーボードでもありますが、テンキーは無くても良いと思います(意外と使わないものです)。また、用途によっては矢印キーも必要ないこともあるのでなるべく小さいサイズを買った方が良いです。特に右利きの場合、マウスの位置が胴体から離れると手首が痛くなるので、不必要に大きいサイズを買う必要はありません。
3.APC・配列
このキーボードにはAPC(アクチュエーション・ポイント・チェンジャー)という機能が付いています。打鍵の判定深さを3段階で変えらる機能です。筆者はメンブレン方式を10年以上使ってきたため、「A」キーを押し込む癖が無意識に付いており、一番浅いのは誤入力が多く使えませんでした。
一番深いのはメンブレン方式の押し込み具合と似ていて使いやすく感じましたが、大量の文章を打つ必要に迫られ、それより一つ浅い、中間の判定位置で使っています。この機能はあれば便利ですが、無くても問題ないと思います。
配列は好みの問題です。筆者は英語配列を使っています。変換・無変換・アプリケーションキーなどのキーが無いほか、プログラムを書くときによく使う{ }や[ ]が隣同士になっている点が特徴です。
4.その他
その他に、必ずしも良い面だけではなく、このシリーズにはいくつか弱点も存在します。
・筐体の色が変色しやすい関係で黒色を選んだ方が良いのですが、その際、キーキャップに昇華印刷した印字の視認性が低いのでブラインドタッチがある程度出来ることは必須です。
・在庫が不安定で、試打できる店舗はほとんどありません。ヨドバシ本店や梅田店なら出来るかもしれません。筆者の商品は梅田店から取り寄せでした。
・メンテナンスが高額。故障することは滅多にありませんが、1回につき8,000円+送料がかかります。
※手の疲れについて
キーボードに、折り畳み式の足(チルトスタンド)がついていますよね。これはブラインドタッチが出来ない人のための機能です。手首反り返りが大きくなり、負担が増えるだけなので、チルトスタンドはしまうようにしましょう。筆者もこれを知らず、腱鞘炎に悩んでいました。
値段は6,887円でした。
リストレスト(キーボードの下の手を置くところ)です。
キーボードを入力するときに、手首が痛くなることがあったので、その改善のために購入しました。
サイズは下の3種類です。どのメーカーのキーボードでも問題なく使えるはずです。
・S → 矢印キー・テンキーが無いもの
・M → テンキーレス
・L → フルサイズ
材質は木です。シリコンやウレタンのものがありますが、木の方が疲れにくく、蒸れにくいです。ちなみに製品下側の溝は歪みなど変形を防止するためのもので、長く使うことを想定しているものと思われます。
また、REALFORCEのキーボードとの相性が極めてよく、段差の部分の高さが丁度キーボードの下端に来るようになっており、その点もオススメです。
価格は1ダース(12本)で1,800円です。
鉛筆ほど品質差が大きい製品はないと思います。よく景品でもらえる安物の鉛筆と書き比べるとその差は一目瞭然です。
この鉛筆は、書き心地が非常に滑らかで、引っかかるようなザラザラ感が一切ありません。色付きも抜群で、紙に馴染むような線を引くことができます。
また、芯が非常に折れづらく、机にたたき付けても中で芯が折れることはありません。筆者は受験期も含めて6ダース以上使いましたが、一度も芯が折れたことがありません。耐久性も素晴らしいです。
よく比較対象となる鉛筆に、マルス・ルモグラフ(STEADTLER、1,920円)があります。書き心地はどちらも抜群です。ただ、ハイユニより摩耗が少ない代わりに、芯は折れやすい印象でした。
価格は17,000円。
牛刀(洋包丁)ですが、7:3の割合で刃付けがされており、ほぼ片刃といえる包丁です。右利き、左利きの両方があり、写真は右利きのものです。本職用なので安いものではありませんが、出刃と刺身包丁の2本を揃えるより安いと思って購入しました。
1.鋼の種類
よく言われることですが、1万円以上するような本格的な包丁であれば、切れ味にさほど差はありません。どんな包丁でも研げば切れます。差が出るのは切れ味の持続性です。百均の包丁とはここが違います。
包丁は、価格帯によって刃に使われている材質が異なります。刃の材質には、大きく分けて「炭素鋼(ハガネ)」「ステンレス鋼(ステン)」の2種類があります。この製品はステンレス鋼で、炭素鋼の切れ味に劣りますが、錆びにくく、切れ味の持続性が高いため使いやすいです。
ただし、ステンレス(=錆びにくい)鋼という名称ではありますが、使い終わった後はお湯で洗ってすぐに水気をふき取った方が良いです。柑橘類(レモンなど)や刺身を切ってそのまま放置するなどの使い方をすると簡単に錆びます。刺身を切った後はすぐに刃をタオルで拭き取りましょう。魚の身には錆びの原因の緑青を発生させやすくする成分が含まれているためです。筆者はこのことを知らず、一人暮らしを始めて1年ほど経ったころ、刺身包丁を錆びさせました。
2.刃渡りの長さ
家庭用であれば18~24㎝が良いです。家庭の流しの下の包丁を入れる部分に、24cmを超える包丁を収納できなかったほか、キッチンが広くないと取り回しの上で邪魔になるため筆者は24cmを選択しました。
キッチンが広く、ブリや大型の鯛も捌くのであれば、27cmを選んでも良いかもしれません。
3.使い心地
切れ味が良く、持続するという一言に尽きます。非常に良いです。
ちなみに、ステンレス鋼のうち、最も和包丁に向いていると言われているのが、日立の安来鋼(やすきはがね)「銀紙3号」と呼ばれる鋼で、これを使った包丁は7万円~と非常に高額です。