ダルヴシア語

ダルヴシア語(理:Darkhcian/ダ:Laihrpararn /liɹpæɾæjŋ/)は、シアン語族リパライン語派リパライン語群に属する言語。

概要

リパライン語群の一種であるダルヴシア語は、古理語リパラオネ方言が経験した「大独音字編成」ないし「レシェール・フォーオ(lexerl foro)」と呼ばれる音韻変化を経験していないので、標準理語やラディーニャ語、フェクパル語などとの共通点が少ない。また、古ユナ・リパライン語の形成の過渡期にあった時代における言語とユーゴック語などからの影響を強く受け、綴りと発音の剥離が進んだ。
また、エタンセンス語における人称の変化や格変化などの影響を受けた方言であったためにその特徴を保持して変化を続けた。結果文法や発音としてリパライン語とその連邦内方言とは非常に剥離したものとなった。ユエスレオネでは非常に難解な言語としてリナエスト諸語やパイグ語などと共に話題にされる。
なお、標準理語のダルスャン(Darkhcian)の語源はデーノ地域の民族自称ターフス(Tarfs)の古形ダルヴス(Darvs)を由来とする古ヴェフィス語におけるデーノ地域の呼称ダルヴシア(Darvsia)を輸入し、形容詞語尾-enと名詞化語尾-oを付けたダルヴシアエノ(Darkhvci'aeno)の訛りである。

歴史

ダルヴシア語の歴史は大きく分けて古ユナ語方言、古代、現代の二つに分けられる

古ユナ語デーノ方言

phil.1620(toi.1901)という独立国家戦争前半の時代にリパライン語は南北分離戦争時代から続く中理語から大きく変化してユナ・リパライン語の基礎である古ユナ・リパライン語を形成していた。この古ユナ・リパライン語については当時文語として利用されていたのが古理語であったために文章として残された文献が非常に少なく、話し言葉としての標準化としてもリパラオネが中心地としても進んでいるものではなかった。中でもデーノ国やラネーメ国のデーノ側国境付近地域で話されたデーノ方言に関しては人称変化や格変化を色濃く残しており、文語としての古理語があって、他国と同じリパライン語の口語で話すことはできなかった。phil.1620(toi.1901)よりこのデーノ地方からウェールフープのプレス現象と記録された失踪事件が記録されるようになるがこれがユーゲ平野でのターフ諸族(理:Tarfs)の存在の始まりであった。彼らの言語はほぼ古ユナ語のデーノ方言で一致しており、ユーゲ平野で生活していたユーゲ人のユーゴック語に音声面で強い影響を受けていくことになるが、この言語を喋り続けることになるターフ諸族の一部は現地ユーゴック語の呼称でタクラングナル(Takurangnar, 異言語の者)と呼ばれるように、ユーゴック語の単語を輸入する事を極度に嫌い、語彙面での保守性を大切にした。

古代ダルヴシア語


現代ダルヴシア語


話者と意識

ダルヴシア語の話者は主にハタ王国のユーゲ平野北部のモーノ・アカーノとハフル地方に多くの話者集団を持つ。直系のターフ系と共にウィトイター系ユーゲ人の一部も話す。ユエスレオネやデュインでは一定の話者コミュニティを構成している場所もあるものの彼らは公式な口語としてはリパライン語を重要視するため、子供にはリパライン語で話しかける傾向がある。これに関しては現代のハタ王国におけるダルヴシア語話者の意識とは異なり、モーノ・アカーノの巨大な話者コミュニティはダルヴシア語の標準化や書記言語として教育や行政での利用を推進しようと活動を活発化させている。変わってハフル地方の話者の意識はそこまで高いわけではないがダルヴシア語を第一として使うという意識を根底として持っており、ユエスレオネやデュインにおける話者との話者意識の違いが顕著である。スキ・カラムディアにおける話者集団は少数であり、ユエスレオネ連邦からの政治的影響から教育制度や行政、就職におけるリパライン語の優位性が保たれていたため原住民の言語であるコンガー語と共に話者数の減少が早くなっており、連邦少数言語保護機構による指導を受けて政府を挙げての少数言語保護活動の対象になっている。

文学的地位


文法

綴りと表記

ダルヴシア語の発音は綴りとその位置によって変化し、元々の音から大きく変化している。位置で一文字八つの読み方がある。
なお、ここに表記されているのは春芽発音である。ダルヴシア語は季節によって春の春芽発音、夏の夏海発音、秋の秋夕発音、冬の冬雪発音が存在する。それぞれ前季節の発音の位置欄を一段下げるだけで良い。(ex:春c?Vはt͡sで、夏はcになる)

・子音
綴り tk
x
c
q
n
m
f
p
h
j
r
l
w
?V
t
kʂt͡s(Ø)nm
ɸ

ç
ʝɹ
l
ʋ
?C
ʈkʰɕ
skwɳ
mf
p(Ø)j
ɫ
ʎw
C?C
c
xʃ
s
kwŋ
mθ
p
(Ø)j
ɹlɰ
V?V
ɖx
ʐ
cgvɲ
v
p͡fh
ɥ
ɾ
ʎʍ
C?Vtgʰɧɧgvnvp(Ø)jʰ/Ølw
V?Cjgʃʃkvŋf(Ø)jjll
V?d
g
ɧ
d​͡z
kw
ŋ
ɱ
β
p͡tɬ
(Ø)jjʋ
C?
ɟ
ʁ
ʒ
t͡ʃ
kw
n
mð
sɬ
(Ø)www

・母音
 綴り a i u e o
 ?Cʌiueɔ
 ?Vaiu
eo
 C?Cæyuøo
 V?V(Ø)iueo
 C?V(Ø)ɨuɶo
 V?Ce˞a˞o˞i˞y˞
 C?eu(Ø)iu
 V?æɘ(Ø)ɘæ

アラインメント

ダルヴシア語の文章は時相と文型によってアラインメントが変わる。
時相はそれぞれ時制のA・非A/相のA・非Aで1・0で分類する。
時相/文型
平叙文否定文疑問文従属平叙従属否定
10
 中立 斜格能格
対格斜格
01
 能格 三立三立
中立
三立
11
 対格 中立対格三立
中立
00
 斜格 能格斜格能格対格
中立……他動詞主語、他動詞目的語、自動詞主語を全て区別しない。
三立……他動詞主語、他動詞目的語、自動詞主語を全て区別する。
対格……他動詞目的語と他動詞主語・自動詞主語を区別する。
能格……自動詞主語と他動詞目的語・他動詞主語を区別する。
斜格……他動詞主語と他動詞目的語・自動詞主語を区別する。

後置詞はどれかの格を取る。

名詞

名詞は五つのクラスを持つ。語幹を元に変化する。語幹の作り方はヴェフィス語と同じである。
 自主格
他主格
他対格
能格斜格
第一変化 -aiu
-a-i
-u
-e
-o
第二変化 -eo
-ar
-ix
-ur
-er
-or
第三変化 -n
-ehn
-ihn
-ohn
-ahn
-uhn
第四変化 -C
-eC
-iC
-oC
-aC
-uC
第五変化 -Vjw
-haar
-hair
-haur
-haer
-haor
自主格……自動詞の主格
他主格……他動詞の主格
他対格……他動詞の対格
能格……自動詞の主格と他動詞の対格
斜格……他動詞の主格と他動詞の目的格

動詞

動詞は三つのクラスがある。クラスごとに時相が違う。語幹を元に変化する。
前段変化-語幹-一段変化-二段変化

・一段変化
 -a
-i
-u
-e
-o
第一変化 -C
過去非完了
過去完了
非過去非完了
非過去完了
現在進行
第二変化 -V
未来非完了
未来完了
非未来非完了
非未来完了
現在進行
第三変化 -Vn
現在非完了
現在完了
未来完了
過去完了
進行

・二段変化
 一人称
二人称
三人称
一人称複数
二人称複数
三人称複数
第一変化 -C
-t
-c
-k
-x
-n
-m
第二変化 -V
-at
-uc
-ak
-ux
-an
-am
第三変化 -Vn
-r
-l
-j
-k
-c
-t

・前段変化
  対人敬語
第一変化 -C
 lu-
第二変化 -V
 lo-
第三変化 -Vn
 lua-

冠詞

 第一
第二
第三
第四
第五・六

ka
ki
ku
ke
ko
不定
pan
pin
pun
pen
pon

形容詞

  第一第二
第三
第四・五
 修飾 -a-i
-e
-o
補語になる場合は-haut

例文

  • Lulkut ku laihrparuhn. /lulgʰud ka liɹpæɾuŋ/
    私はリパライン語を話す









ダルヴシア語
Laihrpararn
話される国 ハタ王国
スキ・カラムディア
デュイン
ユエスレオネ
地域 モーノ・アカーノ、ハフル地方
話者数 約7500万人
言語系統
シアン語族
  • リパライン語派
    • リパライン語群
      • 古ユナ・リパライン語
        • ダルヴシア語
表記体系 ユーナリア(ププーサ体)、ダルヴシア文字
公的地位
公用語 割り当てなし

ダルヴシア語
の話される地域(紫)
消滅危険度評価
Vulnerable (連邦少数言語保護機構)
Status-unesco-vulnerable.svg
Comments