Cene niv l'amcol en'iar

2014/06/14 5:58 に Sashimi Fafs が投稿   [ 2014/06/22 1:55 に更新しました ]
Lex larfar kotiel leryn Jxici'd y es.

Larta's lex mol l'fonti'a maxss tydiest cel kotielss'l. Fi la lex es vynut kotiel.

Fgirska larta's l'sietiv kotiel'i jel mal,
Fgir'l xalarl io duxiener'i tydiest cel mal larfar mal

keluxal ad ista dystis'i laozia mal stejies la lex'i la en'iar-elme'c.
La lex lut en'iar'i l'es leryn es.

Jcixi'd leryn io lex duxien liestu es anjodu urm jujylil ler.
No'l yst edioll's ieseles mal eo lex edioll zest xiesnij niv.
Viah ler mi ekce zest'i ny vynutes vel y io ecurun.
Lartajip ler mi icve niv panqa en'iar mal
Ny etxaata ny lartajip ad lartace yst fudiur pa,
Edioll Jxici yst fudiur niv.

Farfel io la lex lut iulo es mal eo lex selene leryn'i ny jujyl.
Edioll cirla io ny lartajip ad lartace ny jujyl .
Pa Jxici la edioll ler merli'eo lap es vynuto.
Mag no io la lex lot en'iares cene liaxu.

Pa la lex lut iulo liaxues anjodu urm io, mal
Edioll cene niv Jxici merli'e la lex.

Y jeteses mal Jxici inarxt lartajip mal,
Phasfa'd vynut en'iar mol? La lex'i Nun lartajip.

「Arl Jxicisti, L'virot si'c l'virot en'iar mol.
Lojied io ekce stienies kotiel'l l'fonti'a max's
jel liusset lut kotiel.
Pa fgir'd kotiel es stienies. mag selene tydiester
eo lex mol niv.
Fqa io als io l'merli'e co'i snojij.
y'n'y, Shrlo lex larfar yst max’i lap letix als.
Corln, Fqa'd la larfar yst lusus ny y mal
co'i yst fudiur cel. YD? Co tydiest?」

Fqa io nives cene niv.

Fi, mi es la lex, mi ny juyjl cel.
むしろ今までこんな我慢強いだけが取得の男を
解雇しなかった方がおかしかったのだ。
こういうきっかけを断るかヘマをすれば、
すぐに首を切られる。会社とはそういうものなのだ。

J氏は二度返事でこの仕事を引き受けた。
失敗は許されない。J氏にとってこの仕事はもはや、
譲れない仕事となったのだ。

J氏は翌日すぐに何台かの開発用のロボットとともに、
目的の惑星へと旅立った。
グズグズしていては解雇の対象となってしまうかもしれない、
そう思ったからだ。
目的の惑星へは遠く、長い道のりだったが、
彼の得意の我慢強さが活かされたのか、
特に退屈する事もなく無事その星へとたどり着いた。

先の無人探査機の調査結果によれば、
この惑星の季候は安定し、大気も地球並み、
地質も申し分ない。生命体が確認できるが、
危険そうな生き物は確認できなかったという
事だけしか分からなかった。

J氏は早速、この惑星の調査を開始する事にした。
そして調べていく内に、この星はJ氏が思っている以上に
有益な星であることが分かってきた。

季候は一年を通して春のような暖かさ、
夜も冷えることはなく、むしろ快適な涼しさ、
惑星中をすみずみまで探したが、有害そうな
危険な猛獣や毒草、病原菌のたぐい、毒虫の一匹さえも
発見出来なかった。

それどころか陸の大半は花で埋め尽くされ、
蝶が舞い、水も海も透き通るような美しさ、
花畑の所々に生える木々は、時折降る小雨の
雨宿りにはちょうど良く、しかも一年中
おいしく栄養も満点な木の実を提供してくれるのだ。
実に快適この上ない。

ただ一つ問題になりそうなものといえば、その惑星に
すでに先客、つまり人類が暮らしていたことであった。
だがこれも、実は有益この上なし、という事が分かった。

まずこの惑星の住人は地球人に非常に似た格好で、
ぱっと見れば見分けがつかない。
そしてそのほとんどが美男美女だった。

次にその住人が服を着る事を知らなかった事だ。
当然である。こんな年中春のような安定した季候では、
服を着る事など無意味に等しい。
しかも彼らはずっと裸なので、恥じらいという物を知らない。
こっちがジロジロ見ても隠すどころか逆に近寄ってくる。
彼らには警戒心すらも無いのだ。

天敵もいないので戦う必要も無い。
食料は黙っていても腕を伸ばせば手に入る。
食料が豊富なのでそれらをめぐって争うことも必要ない、
当然リーダーとかの上下関係も必要ない。
実に完璧な楽園であった。

もっとも尊重すべき点はそんな彼らの大半が女だったということだ。
大体男が1に対して女が10数人くらいの割合、
圧倒的に女性の比率が多いことだった。

これは実に有益だ。
女好きの金持ちのためにここを開発すれば、
儲かること間違いなしだ。
警戒心も無く美人ばかりの女性が
生まれたままの姿で花畑を走り回る。
そんな光景が窓を開ければいつでも見れる別荘地なんて
まさに夢のようじゃないか。

J氏は、思わぬ大収穫と昇格への喜びで
心がいっぱいになった。
別荘地となる見晴らしのいい場所もすぐに見つかり、
その場所の開発も何一つ邪魔も障害もなく進んだ。

いや、実際には若干の障害はあった。
女たちがJ氏に興味を示し、積極的に近寄ってくるのだ。
もう若くないJ氏も、さすがに照れるほどのもてぶりであった。
我慢強いJ氏であっても、流石にこればかりは我慢できなかった。
さいわい開発ロボットは充分に持ってきてある。
J氏は開発ロボットに適当に指示を出し、
女たちと毎日戯れる毎日を過ごした。

そうこうしているうちに一年があっという間に過ぎた。
何か事件があった場合を除き、地球へは
開発に行ってから一年後に必ず定期連絡をする決まりがあった。
その定期連絡があと3日後に迫っている。
J氏は3日後が待ち遠しくてしょうがなかった。

「Plaxci co lu?」

すると突然後ろから声がした。
この星はJ氏以外は開発ロボットしかいない。
開発ロボットには作業に必要の無い会話機能は付いていない。
またこの星の住人はJ氏の話す地球の言葉は話せないはず、
一体誰だろう? J氏はそう思いながら後ろを振り返った。

するとそこにはさえない青年が立っていた。
特徴の無い顔に中肉中背の体型、
そして服を着ているのか着ていないのか分からないような
不思議な格好をしていた。

「Harmae co es lu? Nen phasfaal'd phasfaer es lu?
 Harmie mi io mol?」

「Cirla io co'l  mi inarxt selene mag mi mol.」

J氏が尋ねると、男は頭の中に響くような奇妙な声で話し出した。

「Mili mili, Harmae co es lu?
 Mole co lkurf co'd aloajerlerm lu. Mi qune niv co lu. mi lkurf vel la inarxt lu.
 La lex es malfarno lu.」

「Arl, Nace lu.
 Mi es tonir y io co'd nertnir.」

「Arl, Dhafarl co es tonir.
 Pa la lex es la cirla? La lex io mi tvarcar niv cene.」

「YD, Mal Co'c xel vel molo cel rielied'i mi's.」

そういうと男は手を空に向かって掲げた。
するとパラパラと小雨が降り出してきた。

「Arl, Cirla io co es tonir!」

J氏が驚いていると、男はスッと手を下ろした。
すると雨も自然にやんでいた。

「No io jeaschamcar'i liuso at cees.
 Fi tonir es, als tonir cenees, fyrfsyk es.」

「Arl, Co es tonir y io cirla.
 Mal, Panqa'i nun selene…?」

「Yad. Harmie lu?」

「Edioll no io, co lkurf 『als'd tonir』… mal,
 tonir mol selun ad ny selun?
  Mal tonir es tonirss…?」

「Aror, coss'd kotiel io
 mol la lex lut tonir lu.
 Pa co niexixwel plax.
 larta ad et'd lyned ちゃんと親がいて子供が生まれるのに、
 神様だけがどこからともなく発生するなんて、
 おかしいじゃないですか。
 我々だって恋愛もすれば、結婚して子供も生みます。」

「なるほど…、確かに言われてみればそうだ。
 今まで考えてもみなかったことだ。」

J氏は感心し、深くうなづいた。
男はさらに話を続けた。

「我々にだって当然家族はいます。
 当然衣食住だって必要です。
 服や食事は働いて稼げば手に入りますが、
 どうしても必要なのは住む場所です。」

「ふむふむ、確かにな。」

「そこで神々は、人間でいう住宅に住むように、
 それぞれの恒星にある惑星に住むわけです。
 無論星が少なくなれば、新たに太陽系を創る神様が
 太陽系を創り、惑星を創る神様がいくつかの適当な惑星を作り、
 それを販売専門の神様が、一般の神様方にお売りする訳です。」

「なるほど、まるで人間の住宅開発会社や、不動産会社と同じだな。
 神といえど、生き物という訳だ。」

「その通りで御座います。
 話は戻りますが、人間でいう住宅は、神様で言う惑星という訳です。
 収入の少ない神様は、太陽に近い灼熱の星や、
 太陽から遠い氷の惑星に住むしかありません。
 しかし、あなたの星やこの星のように、
 一握りの高収入の神様が、このような快適な星に住む訳です。
 中にはこの星のように、一人の神様が
 星一個まるまるお買い上げになる事も御座いますが、
 大抵は星を分譲販売して、複数の神様が住むことが多いのです。」

「なるほど、ということは私の星は、その分譲販売した星らしい。
 民族によって信じる神が、バラバラだからな。」

聞けば聞くほど納得のいく話にJ氏はすっかり感心した。

「―そこで、惑星に住むようになった神様方は、
 そこをより快適にしようと努めるわけです。
 人間でいう家の模様替えや、庭弄りみたいな物ですよ。」

「なるほど、ということはこの星の神は、相当その
 庭弄りにこっているらしいな。
 実にすばらしい惑星だからな。」

「そうでしょう、この星のために、
 私のような庭師を雇ったのですからね。」

「なんと、あなたは庭師だったのか。」

「はい、申し遅れてしまって申し訳御座いません。
 ですがここまでこの星を整えるのは大変だったのですよ?
 季候を安定させ、海の水もこまめに換え、
 木々や花が枯れないように水をまく。
 あげすぎると洪水になり、少なすぎると砂漠になってしまう。
 実に大変な仕事です。」

「ふむ、ということは、地球の神々は随分庭弄りのヘタな神か、
 あるいは庭師も雇えない神々ばかりが住んでいると見える。
 砂漠や洪水なんて、しょっちゅうだ。」

「そちらの星は分譲ですから、そうなっても仕方ありません。
 こちらの星の神様は自分の庭に糸目をつけない方ですので、
 私も働き甲斐があるというものです。
 先日…とはいっても、人間の単位でいえば1億年ほど前になりますが、
 美しい人間を花畑に放したいと言って、
 この庭に猿を撒いたのです。
 猿をここまで美しい人間に育てるのには、流石に苦労しました。」

「ふむ、我々でいう、庭の花に蝶を放すために、
 幼虫から育てるようなものか。
 それなら、この惑星の住人に女が多いのもうなづける。
 男よりも女の方が、美しいからな。」

「その通りです。ですが女ばかりですと、
 繁殖できずに終わってしまいます。
 ですから、いくらか男を混ぜて、調整しているという訳なのです。」

「確かにそれは、苦労しましたな。」

「そうでしょう、そこで、あなたにご相談なのです。」

男はJ氏に顔を近づけ、真剣な顔を見せた。

「この星をここまで苦労して作ったのですから、
 どうかこの事をあなた方の星へ知らせるのはやめて下さい。
 この星が知られて、他の星の人間が踏み荒らしていっては、
 せっかくのここまでの苦労が台無しです。
 どうか、帰ってはくれませんか。」

J氏は一瞬考えた、確かに彼の話は分かる、
しかしこちらも仕事できている、
この仕事を完遂しなけば、悪い結果しか待っていない。
J氏は断固として反論した。

「確かにあなたの言うこともごもっともだ。
 だがしかし、私のことも考えてみてはくれないだろうか?
 今まで会社の中で毎日つまらない仕事ばかり、
 いつ首を切られてもおかしくない状況で、
 やっと掴んだ大きな仕事なのだ。
 この仕事が成功すれば、大きな昇格に繋がるし、
 給料だって上がる。
 それに私には妻も子もいる。
 この仕事に失敗すれば私は首を切られて失業だ。
 ここで引き下がってしまえば、私は妻と子とともに
 路頭に迷うことになってしまうのだ。
 この仕事ばかりは、誰になんと言われようとも
 譲れない仕事なのだ。」

すると男は実に困った顔をした、
しばらく考えるようにウロウロと歩き回った末、
再びJ氏に質問をした。

「どうしても…、譲ってもらえないのですか…?」

「ああ、残念ながら、これだけは譲れない。」

J氏はきっぱりと断った。
自分の未来がかかっている大事な仕事、
譲れるはずも無かった。

「…、しかたありません、分かりました。
 私も鬼ではありません。お好きに調査なさって下さい。
 私はあなたには、一切危害を加えるつもりはありません。」

J氏は驚いた。
自分の主張が受け入れられたとともに、
相手の素直な反応が予想外だったからだ。

「では…、いいのですかな…? 本当に…?」

「ええ、約束しましょう。あなたを無理に追い返したり、
 危害を加えるようなことは一切致しません。
 この星でお好きになさってください。」

そういうと男は、まるで旋風のように螺旋を描いて
消えてしまった。
J氏は今までの事が幻か何かではなかったのかと思い、頬をつねった。
しかし相変わらず野には花々が咲き乱れ、
女は裸のまま走り回り、開発ロボットは作業を続けていた。
間違いなく先程までの会話は、現実だったのであった。

「兎にも角にも、作業を続けなければ…、
 定期報告の3日後には、地球のわが社に良い報告が出来るぞ…!」

その後J氏の身には本当に何も起こらなかった。
相変わらず仕事は順調に進み、
開拓地は立派に仕上がった。
そしてあっという間に3日後になった。

「-さて、今日は定期連絡の日だ。
 地球のみんなは、この報告を聞いたら喜ぶだろうな。
 ただ、後発隊が来てここの開発が始まったら、
 女性達をもう独り占めできなくなってしまうのは残念だがな…。」

J氏は嬉しいグチをこぼしながら、通信機のボタンを押した。
しかし通信機は、ウンともスンとも言わなかった。

「おかしいな…? 着陸の時に壊してしまったかな?
 あるいは女どもがこっそり中に入って来て、いじりでもしたのか…?」

「おや、どうされたのですか?」

J氏は驚いて飛び上がった。すぐさま後ろを振り向くと、
あの庭師の男が立っていた。

「ああ、驚かせてしまって申し訳ない、実は一仕事終わって、
 この星を一時離れる事になりました。
 なので、ご挨拶に伺ったのですよ。」

「なんと、この星を離れる?」

「はい、私達の時間ではほんのちょっとですが、
 人間にとっては何十年にもなりますので、
 別れの挨拶をと…。」

「そうか、まあそれは仕方の無いことだな…。
 ああ、ところで、サヨナラをする前に、一つ見てくれないか?
 この通信用の機械なのだが、壊れてしまったようなのだ。
 神様なら、故障の原因くらい見ればすぐにわかるだろう?
 見てくれれば、分解して直せる。」

「ああ、その機械なら正常ですよ。
 通信が出来ないのは、人間が全滅したからです。」

「なに…?!」

さらりと男が言った一言に、
J氏はなんともいえない感情がこみ上げてきた。
何を言っているんだこの男は?
私の利き間違えか? あるいはこの男が狂ったのか?
J氏は自分の耳を疑った。

「厳密には、私が地球の人間を全部、殺虫剤のようなもので
 全滅させたのです。
 安心して下さい、死滅したのは人間だけです。
 他の動物をはじめ、地球自体はいたって無傷です。
 なんたって他の神様方の所有地ですからね…。」

「待て待て…! 私が聞きたいのはそんな事ではない!
 人間を滅ぼした…?! 殺虫剤みたいなもの…?!
 キサマ、人間を虫かなんかだとしか思ってないのか…!?」

J氏はこう言いかけて思った。
確かに神は人間を虫かなんかだとしか思っていないかもしれない。
現にこの星では、まるで蝶々のように人間を扱っているではないか…!

「そう言いましても、これが私の仕事なんですよ。
 雇い主の庭に害をなしそうな人間がやってきた。
 それを駆除すればその場は良いでしょうが、
 また後発隊がやってくるかもしれない、
 ですからあなたを説得して、帰ってもらおうと思ったのです。
 ですがそれも無理でしたので、仕方なくその人間の巣窟に行って、
 駆除をしに行ったという訳です…。」

男は悲しそうな顔でこちらを見たが、
J氏には怒りがこみ上げていた、
たかが一人の神の惑星のために、人類全員が絶滅させられたのだから
たまったものではない。

「そのかわり、あなたには一切手を出しませんでしたでしょう?
 私は約束を守りましたよ?
 ここの星の神様は庭弄りを全て私に任せているので、
 この星にればあなたは安全安心という訳です。
 それにこの星は、あなたにとっては天国でしょう?
 花はキレイ、季候も十分。
 女性はみな美しく、あなたに積極的ですし、
 ここの女性は結婚とか浮気の概念がありませんから、
 いくら女性を恋人にしても彼女達は怒りませんし…、」

男は先程まで実に悲しそうな顔をしていたのに、
もうその事を忘れたかのように、
愉快そうな顔をして軽快にしゃべりだした。
流石にこんな事をされては、我慢強いものであってもなくても、
怒りが爆発するのは当然であろう。

「キサマ…、先程から聞いていれば何様のつもりだ?!
 人を虫ケラのように扱って!
 依然キサマは『私も鬼ではない』などと言っていたが、
 これでは鬼や悪魔同然だ!
 簡単に人類を全滅させ、先程は悲しそうな顔をしてたが
 もう笑顔か?! 反省や後悔のひとかけらも見受けられん!
 私には妻や子もいたのだ…!
 それをキサマ…! 貴様…!」

J氏はそういって泣き崩れた。
もう彼の帰る場所はない。
そう思った瞬間、バッと悲しみがこみ上げてきたのだ。

「…確かに、あなたの言ってることもごもっともです。
 お気持ちはよく分かります。
 ですが私のことも考えてみてはくれないでしょうか?」

J氏はそう言われて、ふと男を見上げた。
すると男は、先程見せた時よりももっと悲しそうな表情を浮かべ、
J氏に語り始めた。

「今まで私は会社の中で毎日つまらない仕事ばかりでした。
 いつ首を切られてもおかしくない状況で、
 今回やっと掴んだ大きな仕事なのです。
 この仕事が成功すれば、私の派遣された会社で
 大きな昇進が待っています。
 雇い主の神様からも、たいそうな報酬がもらえます。
 それに私には妻も子もいるのです。
 この仕事に失敗すれば、私は首を切られて失業してしまいます。
 ここで引き下がってしまったら、私は妻と子とともに
 路頭に迷うことになってしまうのですよ…。
 どうかご理解下さい…。」

事情を聴いてJ氏はハッと気付いた。
この男はなんと自分と似た境遇なのだろうと、
庭師と開発会社の社員、境遇は違えど、
二人は似た者同士だったのだ。
思ってみれば庭師なんて仕事は、我慢強い者でなければ
務まらない、実に根気のいる作業じゃないか…。
そして当然、似た者同士であれば、
言い訳も似てくるのは当然だろう、
なんせ考え方や性格も、似た者同士なのだから…。

「申し訳ありません…。
 この仕事ばかりは、誰になんと言われようとも、
 決して『譲れない仕事』だったのです…。」

Comments