RESPONDING TO 3.11:

Preserving History in the Wake of Disaster

 

奥村

(Overview of Documents and Japanese Disasters and case of Kobe Disaster, 神戸大学地域連携センター) 
 

Helen Hardacre

(History and Overview, ハーバード大学2011年東日本大震災デジタルアーカイブ)

 

Konrad Lawson

(Creations, Collaborations and Challenges, ハーバード大学2011年東日本大震災デジタルアーカイブ)  

 
 
日時: 2012327日日2:15-6:00PM
場所: スターリング記念図書館1階インターナショナルルーム        
 

Figure: Ansei Kenmonshi  安政見聞誌 (Record of observations in the Ansei era) about events of the time of the Ansei earthquake in 1855.  The earliest donation of a Japanese book to East Asia Library from Miss Myra Higgins, White Lake, Mich. in 1868. 

イェール大学東アジア研究協議会 (CEAS)ならびにプロフェッショナル・アウェアネス常任委員会(SCOPA)の共催により、イェール大学東アジア図書館は、東日本大震災一周年を迎える20123月、『震災と災害資料』にテーマを据えたシンポジウムを開催します。
 
震災後における『宮城歴史資料保全ネットワーク』やハーバード大学エドウィン・O・ライシャワー日本研究所が中心となって推進されている『2011年東日本大震災デジタルアーカイヴ』などのプロジェクトを受け、今回のシンポジウムでは「資料」が内包する時間的属性に重点をおきながら、大震災と災害資料の関係について考え直すことを目的としています。震災時における被災資料を救出・収集・保存し資料の再認識をするという従来の目的のみならず、ウェブ上に発信された個人証言やソーシャルメディアにおける反応、公的記録・データなど、現在的な視座からの情報の組織化についても検証していきたいと思います。さらには、未来に向けてわれわれが災害の記録から学ぶ(防災)ということ-大震災とその前後の対策において、どのような問題があり、どういった取り組みがなされるべきであったのか、またそこから、未来に起こりうる災害に対して、何をすべきか-の可能性についても討議していけたらと考えております。

 

当シンポジウムではハーバード大学エドウィン・O・ライシャワー日本研究所よりHelen Hardacre 教授および同デジタルアーカイブ・プロジェクトマネージャーのKonrad Lawson をお招きし、『2011年東日本大震災デジタルアーカイブ』について講演していただきます。また日本からは、神戸大学地域連携センターにて、阪神・淡路大震災後における地域の活動と災害資料との関係について多面的な視座から取り組んでおられる奥村弘教授をお招きし、震災後における被災資料の救出・収集・保存に関する実データに基づいたケース・スタディー、神戸その他の被災地域における活動の内容および関連した研究成果、また今後の課題などについて講演していただきます。
 

プログラム:

2:15-2:30        Introductory remarks by Haruko Nakamura (Yale University Library)
2:30-3:10        Overview of Documents and Japanese Disasters and Case of Kobe Disaster by Prof. Hiroshi Okumura (University of Kobe)
                        
*Presentation will be in Japanese followed by translated summary in English
3:10-3:30        Coffee break
3:30-3:50        History and Overview, Digital Archive of Japan's 2011 Disasters by Helen Hardacre (Harvard University)
3:50-4:30        Digital Archive of Japan's 2011 Disasters project Konrad Lawson (Harvard University)
4:30-5:00        General discussion led by Prof. Daniel Botsman  (Yale University)  

 

 
今回のシンポジウムと並行して、東アジア図書館閲覧室(スターリング記念図書館 Room222)では震災や津波などの大規模災害にまつわる資料を展示しています。講演者による著書も含め、シンポジウムのテーマに沿いながら当館に所蔵されている関係資料を一部陳列しています。展示の準備に際し、当大学院映画学・東アジア言語/文学学科博士課程の角田拓也氏に協力していただきました。イェール大学東アジア図書館は今後も東日本大震災とその被害に関するあらゆる資料の収集に積極的に取り組んでいきます。