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本サイトの目的と運営方針
- 公的機関や東京電力で計測されている放射線データや付随する情報(緯度・経度など)をデータベースに蓄積し、プロットを作成する方々へのプラットホームを運営する。(自動収集とweb APIなどを整備予定(参照PDF))
- 正しい知識や解説を提供しているサイトを紹介する。
- 生産的な議論や提案を紹介する。
- 各情報の掲載は、情報元へのリンクを貼るか、本サイト内にページを作成することにより行う。
0.機械可読データ(CSV, TSV, API, 表計算シート etc.)
各種データのグラフ化に取り組まれている方には
下記データベースとの連携をお勧めします。
当サイトの運営MLへの参加は ichimiyar (at) gmail.com まで。
本サイトの有志で運営している環境放射線量のデータベース
- [Please check!] 今後に向けたデータベース運営方針についての議論
- 自動データ取得によるRDBMS化と、web APIの計画案 (乞ご協力)
それ以外のデータベース
(このセクションでは、次のような情報のデータベースを紹介しています。)
- 放射線量・放射性物質濃度
- 環境放射線
- 水道水
- 降下物
- 農作物
- 海水
- 原子炉周辺
- 原子炉パラメター
- アメダス関連
- SPEEDI関連
- 地震頻度
- 観測地点の緯度、経度データ
- まとめサイト
- オリジナルサイトから定期的に参照し自動的にデータ化したもの
- 各種機械可読データ by 綿村さん NPOハイブリッドシティフォーラム(放射線量取得API運営)
- 環境防災Nネット(文科省原子力安全課)で公開されている地点データ
- 各種機械可読データ(南東北・関東) by ymdmstkさん
- 福島第一・第二原発敷地内の環境放射線量(東電)by 奥村 晴彦先生(三重大)
東京都内(新宿区百人町)の環境放射線測定結果(東京都健康安全研究センター)
- 農作物中の放射性物質データ by 河尻耕太郎さん(産総研, MIT)
1.1 放射線量観測データ
研究機関によって測定されたデータのグラフ
- 【宮城】 東北大学サイクロトロン・ラジオアイソトープセンター (CYRIC)での測定
- 【福島】 福島県立医科大学
- 大学敷地内の外気放射線量リアルタイム計測値
- 福島県立医科大学は福島第一原子力発電所から北西方向に約57km離れています。
- 放射線量はGeiger-Mueller管で測定し、μSv/hr (マイクロシーベルト/時)に換算して表示してあります。東日本大震災以前の平均値はおよそ0.15μSv/hr でした。
- 【茨城・つくば市】 高エネルギー加速器研究機構(KEK)
- 【東京】 東京大学本郷キャンパス(化学館)
- ガイガーカウンターによる連続自動測定 (10分おきに自動更新)
- 東大理学系地殻化学実験施設 角森さん
- グラフを表示させるには、表示ボタンをクリックしてください。
- 米国LND社のガイガーミュラー管(LND712)を使用。
- 現在の観測値は、平均0.046±0.01μGy/hで推移しております。この値は、当の計測器の生データCPSをμGy/hに変換する際のオフセット補正として+0.02μGy/hを施した値であることを申し添えます。
- 【東京】 成蹊気象観測所
- 多摩地区空間放射線量率推移 (5月末日まで)
- 成蹊気象観測所は,成蹊学園に所属する私立の気象観測所です.
- 東経 139度34.5分 北緯 35度 42.7分 標高 56.0m(〒180-8633 東京都武蔵野市吉祥寺北町3-10-13)
公的機関によって測定・発表されたデータのグラフ
- [11/17up]【全国】文科省による放射線量等分布マップ拡大サイト
- 東京電力(株)福島第一原子力発電所から放出された放射性物質の影響を詳細に確認できるようにすることを目的として、同研究で作成した放射線量等分布マップ及び、走行サーベイマップ並びに、文部科学省が実施している様々なモニタリングの結果をもとに、作成
- 【全国】文科省が従来から運用する環境放射線モニタリングサイト
有志によって公的機関のデータをグラフ化したもの
- 【全国】都道府県別・放射線レベルグラフ by 東大・原子核理論チーム(佐々木、初田、永田、早田)
- 【全国】SPEEDI関連情報のGoogle Maps上での可視化 by 国立情報学研究所の北本朝展さん
- 【全国】Geo Grid 災害対応タスクフォース(全国) by 産総研地球観測グリッド(Geo Grid)
-
産業技術総合研究所の地球観測グリッド(GEO Grid)では,この未曾有の地震津波災害の応急対応や調査研究,および,市民生活と経済活動の復旧・復興の活動をする方々を支援する目的で,被災地全域 を観測した衛星画像による被害把握や地震動マップ等のハザード情報を提供しています.
各種情報は地理空間情報共有の国際標準であるWMSによる配信と共に,Google Earthにて可視化可能なkmzファイルを公開していますので,地名や道路などの各種情報と重ね合わせてご利用下さい.
- 【全国】safecast
- 各地の観測点での最新の測定値をGoogle Map上にマップして表示したサイト。英語版。
- 【福島】
[@1m, 4/5-7] 手動更新 by 石原さん@国立天文台(水沢)
- 膨大な測定点データから福島県内の放射線量率分布を詳細に描き出した地域分布図。抑制的ながら、空間補間をしていることに注意。
- 【福島】
by 富田さん(技術士/原子力・放射線部門)
-
福島県と茨城県北部の計測値・累計値のグラフが地図と対応付けて表示している。米国DOEによる計測(3/30-4/3)で>1.19mR/hの地域も示している。
- 【福島】
[13/2/25まで] 手動更新 by 谷田さん@ソウル大
- [NEW,10/10upload]【福島】会津大学(福島県会津若松市)での環境放射線測定 by 佐川さん@会津大
有志によって計測されたデータとそれをグラフ化したもの
まとめサイト
1.3 関連する情報(原子炉パラメータ、シミュレーションなど)
原子炉関連の専門用語
- 原子炉の各部名称
- Wikipediaより引用した沸騰水型原子炉の模式図、用語を合わせるため一部修正
- RPV (Reactor Pressure Vessel; 原子炉圧力容器)
- D/W (drywell; 格納容器本体)
- S/C (Suppression Chamber; 圧力抑制室)
- SFP (Spent Fuel Pool; 使用済み燃料プール)
原子炉パラメターのグラフ by 有志
- 福島第一原子力発電所の原子炉パラメータのグラフ [手動更新] 4/1現在 by 藤井真人さん(@toofuya)
- 福島第一原子力発電所の原子炉パラメータのグラフ [上のデータにより自動生成] by satoru.net さん
- 福島第一原子力発電所の原子炉パラメータのグラフ [原子力安全保安院公表データより自動生成] by 奥村晴彦先生
講演資料
- カルフォルニア州立大学ノースリッジ校 関亮一先生による
- わたし、安全? 風説はまづ無知から起こる (2011/4/14, 京都ノートルダム女子大学での一般学生向けの講義)
- とても分かりやすい京都ノートルダム女子大学での授業スライド。ユーモアを交えた楽しい講義録。
- "確かな基礎の知識をもって'恐れないで'理性をもって判断、行動する事が必要。"
- ”'あたし、理性なんてないの'というひとは、あなたの'勘(感)'を使って下さい。確かな基礎の知識をもった上で。”
- J-PARCセンター 柴田徳思先生(放射線防護の専門家)による
- 放射線量の読み方と的確な対処方法
- 工学院大学「緊急シンポジウム」 福島原発事故を理解する -放射能と原子炉の正しい知識-
- 放射線によるガン・遺伝的影響のリスクが最新のICRP2007年勧告に基づいて詳細に分かり易く説明されています。他のリスクとの比較も分かりやすい。
- 東京大学 鳥居寛之先生による
- 東大教養学部 自主講義「放射線学」: 2011年5月-6月開講(全講義スライドが閲覧出来ます)
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原子力発電所の事故が連日トップニュースで報じられ、世界中が放射能汚染に対しヒステリックなまでに反応している現在、我々には放射線に対する正しい科学的リテラシーが求められています。放射線に対する知識不足が、必要以上の不安と混乱を引き起こしている現状があります。
そこで粒子線物理学を専門とする鳥居助教が講師となって、自主講義を企画することにしました。
(奇数回目は誰でも聞きやすい話、偶数回目は物理寄りの講義となります。)
- 講演・討論会 「放射線の物質および生体への作用」:2011年4月26日
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東大教養部で教員・学生を対象に行われた講演・討論会。
- 以下の内容が豊富な図表を用いて説明されています。「放射線を正しく怖がる」ために必要な、一定の基礎知識を理解・説明するのにとても良い教材だと思います。
- 放射線の種類・ 性質や物質との相互作用
- 生体への作用、放射線防護の考え方
- 資料「放射線の物理および生体への影響」(PDFファイル)
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東大教養部物理部会の教員有志(鳥居寛之、澁谷憲悟)で放射線に関する基礎知識をまとめました。
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数式を使わない、ブルーバックスのような放射線の人体への影響をまとめた文章です。
- 東京工業大学 中村隆司先生による
- 京都女子大学 水野義之先生による
- 京都大学・京都精華大学 磯部洋明先生による
- 「今自然科学論~宇宙科学と人文社会科学・芸術表現」
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福島第一原発の事故と放射線について
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京都精華大学基礎講義 2011年4月19日
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大学生向けの基礎知識無しで分かる、分かり易い説明。
- 『どうやって「正しいらしい」情報を選べばいいのか、私なりの考えを説明します。一緒に考えてみてください。』
- 高エネルギー加速器研究機構(KEK)野尻美保子先生による
- カリフォルニア大学サンタバーバラ校(UCSB)Ben Monreal教授による
- 食品総合研究所 小林康彦先生・滝澤行雄先生による
- 高エネルギー加速器研究機構(KEK)一宮亮氏(本サイト運営責任者)による
- 「福島第一原子力発電所被災による放射能を理解する」セミナースライド
- 東大病院 放射線治療チーム(中川恵一先生)によるTwitterによる解説
- 放射線医科学研究所による
- ホームページ(豊富なリンクあり)
- 放射線被ばく電話相談窓口(9時~21時)
- 放射線被ばくに関する基礎知識
- 福島原発の事故による放射線の影響の程度と身の回りの放射線の量とを比較した「放射線被ばく早見図」など
- 医科大学の先生による
- 福島原発事故関連情報
- 正確な一次情報と実用的なリンクが良くまとまっているポータルサイト。「医療・健康情報」「放射線と被ばくに関する基礎知識」「公的機関の発表・勧告」など。
- 日本保健物理学会による
- 医療放射線リスク専門員会報告書
- 専門家向け。医療被曝のリスクについて、原著論文やICRPやUNSCEARなどの各勧告についてのレビュー。たどるべき一次資料を探す方に。
各分野の専門機関・専門家による放射線の基礎知識や有用な情報
- 北海道大学工学部 量子理工学専攻の先生方(原子力の専門家)による
- 日本原子力学会による
- ホームページ
- 東北地方太平洋沖地震における原子力災害に関する情報
- 文科省による
- 放射能を正しく理解するために 教育現場の皆様へ
- "放射能は伝染しませんが、不安な気持ちは伝わります。"
- "もし保護者が過剰に心配すると、子どもにも不安が伝わって、子どもの心身が不安定になります。不確かな情報や、人の噂などの風評に惑わされず、学校から正しい知識と情報をもらって、毎日、明るく、楽しく、仲良く、安心した生活を送ることが心身の病気を防ぐ一番よい方法です。 "
- "もし、ストレス症状のために日常生活に支障が出たら早めに病院など専門の窓口に相談をしましょう。"
- 文科省(文科省の委託で財団法人日本原子力文化振興財団が運営)による
- 産業技術総合研究所 地質調査総合センターによる
- 日本地質学会による
- 日本の自然放射線量(今井 登さん (産業技術総合研究所 地質情報研究部門))
- 地球化学図のデータ(大地のウランとトリウムとカリウムの濃度)を用いて日本の自然放射線量マップを計算によって求めたもの。Google Mapで詳細を観察できる。
- 産業技術総合研究所による
- 放射線計測の信頼性について
- 正確で信頼できる放射線計測を行うための仕組みとルール、そして、その中で産総研など各種機関が果たしている役割(国家標準)を解説。
- 現場で使用されている放射線計測器が示す表示値は適切に換算しなければ汚染量として意味のあるものになりません。換算の仕方は用いる計測器やその使い方によって異なることに注意が必要です。例を示しながら換算の仕方を説明します。
- 計量標準総合センター(NMIJ)
- @clear_wtさんによる
- 「簡易放射線測定器で出来るだけ良い測定を行うコツ」
- この文章は安価に入手できるポケットタイプの簡易放射線量測定器を少しでもうまく使うために,一般的な測定機器の扱い方を放射線量測定器(ガイガーカウンター等)にあてはめて記述したものです.
- ここでは,この“ちょっと気難しい”測定器を少しでもうまく使うために気をつけたいことをまとめています.
3.上記1.のデータを元にした解析データ、議論、提案など
【ご注意ください】
このセクションの情報は、仮定や推定、各著者による個人的見解を含んでいます。
その点を留意の上、ご利用ください。
原子炉の冷却問題
農作物の安全性
放射性物質の拡散について
- 筑波大学 吉田恭先生による
- 「汚染物質の乱流拡散について」
- 放射性物質は風の主流(平均流)で運ばれて、風の乱れ(乱流)が主な理由で拡散される。概念的理解のため、乱流拡散の効果を見積もった。
放射線測定器の普及と活用について
- [NEW,10/10upload]一宮亮氏(本サイト運営責任者)による(個人的提案として)
- 「ネットワーク技術と放射線計測を組み合わせる事で何が出来るか?」
- 2011.4.22 作成, 2011.9.30 改訂(V6.1)
- [PDF], [MS PowerPoint]
- 本提案にある機器・サイトは技術的検討の素材であり、著者として推薦・保証をしているものではありません。一般に全ての機器・技術には長所・短所があり、その適用限界を理解して使用することが重要です。
4. その他の情報・ツール類
(当サイト運営責任者によるコメント)
末尾に日常的に放射線を扱い、半導体放射線検出器を開発している一人の実験系物理学者として、本ページの運営責任者(一宮)の個人的意見を書かせて下さい。
福島原発の事故については、今後も推移を注意深く監視しなければなりませんし、状況は決して楽観出来ません。しかし「現時点では」原発の極近郊を除いては十分安全であり、もっと大切で優先順位の高い事は地震の被災者の生命・身体の安全であり、サポートではないでしょうか?
根拠の無い不安から、被災地の復興を妨げる風評被害を広げてはなりません。正しい知識を学び、危険を正しく理解する(怖がる)事が必要です。
デマによって心配する労力を援助・復興に振り向けた方が遥かに建設的ですし、健全な態度だと考えます。
連絡先: 一宮 亮@高エネルギー加速器研究機構(KEK) (ichimiyar@gmail.com, twitter:@ichimiyar)
Contact: Ryo Ichimiya, Ph.D. @High Energy Accelerator Research Organization (KEK)
*このwebページは有志個々人によるボランティアによるものであり、それぞれ所属する機関とは一切関係ありません。
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